戦後の経済再建と民主化のため、有価証券の発行・取引を公正かつ円滑にし、国民が安心して証券を保有できる環境整備が必要となった。従来の証券取引は一部の人々による独占や投機の対象となりがちで、一般大衆による健全な投資が少なかった。これは大衆の証券知識不足に加え、発行者情報の不透明さや取引機構の問題に起因する。現行法制では時代の要請に応えられないため、証券取引法を制定し、届出制度の確立や証券取引所・証券業者制度の整備を通じて、証券取引の民主化と投資家保護を図ることとした。
参照した発言:
第92回帝国議会 貴族院 本会議 第12号