商工組合法施行令
法令番号: 勅令第五百九十一號
公布年月日: 昭和18年7月17日
法令の形式: 勅令
朕商工組合法施行令ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年七月十六日
內閣總理大臣 東條英機
厚生大臣 小泉親彥
遞信大臣 寺島健
大藏大臣 賀屋興宣
商工大臣 岸信介
鐵道大臣 八田嘉明
內務大臣 安藤紀三郞
農林大臣 山崎達之輔
勅令第五百九十一號
商工組合法施行令
第一章 統制組合
第一條 統制組合ヲ設立セントスルトキハ發起人豫メ地區及組合員タル資格ヲ定メ其ノ地區內ニ於テ組合員タル資格ヲ有スル者ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ得テ創立總會ヲ招集スルコトヲ要ス但シ組合員タル資格ヲ有スル者ノ事業ノ種類二以上アルトキハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外各其ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ得ルコトヲ要ス
前項ノ同意ヲ得ルコト能ハザルトキト雖モ特別ノ事由アル場合ニ於テハ行政官廳ノ認可ヲ受ケ創立總會ヲ招集スルコトヲ得
第二條 行政官廳商工組合法第十二條第一項ノ規定ニ依リ統制組合ノ設立ヲ命ズル場合ニ於テハ左ニ揭グル事項ヲ指定シ之ヲ吿示ス
一 地區
二 組合員タル資格
三 設立ノ認可ヲ申請スベキ期限
前項ノ場合ニ於テ行政官廳ハ組合員タル資格ヲ有スル者及組合員タル資格ヲ有スル法人ノ業務ヲ執行スル役員ノ中ヨリ設立委員ヲ命ジ其ノ氏名及住所ヲ吿示ス
前項ノ吿示アリタルトキハ設立委員ハ遲滯ナク創立總會ヲ招集スルコトヲ要ス
第三條 創立總會ニ於ケル議決ハ出席シタル設立同意者又ハ設立ノ命令ヲ受ケタル者ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ以テ之ヲ爲ス
第四條 創立總會ニ於テハ代理人ヲ以テ議決權ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
前項ノ代理人ハ設立同意者又ハ設立ノ命令ヲ受ケタル者タルコトヲ要ス
第五條 理事長ハ定款、組合員名簿及總會ノ議事錄ヲ各事務所ニ備置クコトヲ要ス
組合員名簿ニハ左ニ揭グル事項ヲ記載スルコトヲ要ス
一 各組合員ノ氏名又ハ名稱及住所
二 商工組合法第三十五條第一項ノ規定ニ依リ出資ヲ爲サシムル統制組合(以下出資統制組合ト稱ス)ニ在リテハ各組合員ノ出資口數及拂込ミタル金額
組合員及統制組合ノ債權者ハ前項ニ揭グル書類ノ閱覽ヲ求ムルコトヲ得
第六條 統制組合ガ其ノ組合員ニ對シテ爲ス通知又ハ催吿ハ組合員名簿ニ記載シタル其ノ者ノ住所ニ、其ノ者ガ別ニ其ノ住所又ハ通知若ハ催吿ヲ受クベキ場所ヲ統制組合ニ通知シタルトキハ其ノ住所又ハ場所ニ宛ツルヲ以テ足ル
前項ノ通知又ハ催吿ハ通常其ノ到達スベカリシ時ニ到達シタルモノト看做ス
第七條 組合員ハ組合員タル資格ノ喪失又ハ死亡ニ因リテ脫退ス
組合員ノ死亡ニ因リ家督相續開始シタルトキハ其ノ家督相續人之ニ代リテ組合員ト爲ル但シ其ノ家督相續人ガ組合員タル資格ヲ取得セザル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第八條 出資統制組合ノ組合員脫退シタルトキハ定款ノ定ムル所ニ依リ其ノ持分ノ拂戾ヲ請求スルコトヲ得
前項ノ持分ハ脫退シタル事業年度ノ終ニ於ケル組合財產ニ依リテ之ヲ定ム
第九條 前條第二項ノ規定ニ依リ持分ノ計算ヲ爲スニ當リ組合財產ヲ以テ組合債務ヲ完濟スルニ足ラザルトキハ出資統制組合ハ定款ノ定ムル所ニ依リ脫退シタル組合員ニ對シ其ノ負擔ニ歸スベキ損失額ノ拂込ヲ請求スルコトヲ得
第十條 前二條ノ請求權ハ二年間之ヲ行ハザルトキハ時效ニ因リテ消滅ス
第十一條 脫退シタル組合員ガ出資統制組合ニ對スル債務ヲ完濟スル迄ハ出資統制組合ハ其ノ持分ノ拂戾ヲ停止スルコトヲ得
第十二條 理事長他ノ職業ニ從事セントスルトキハ行政官廳ノ認可(重要產業團體令ニ依ル統制會ノ會員タル統制組合ノ理事長ニ在リテハ當該統制會二以上アル場合ヲ除クノ外當該統制會ノ會長ノ承認)ヲ受クベシ
第十三條 理事長及理事ハ監事ノ承認ヲ得タルトキニ限リ自己又ハ第三者ノ爲ニ統制組合ト取引ヲ爲スコトヲ得此ノ場合ニ於テハ民法第百八條ノ規定ヲ適用セズ
第十四條 統制組合ガ理事長若ハ理事ニ對シ又ハ理事長若ハ理事ガ統制組合ニ對シ訴ヲ提起スル場合ニ於テハ其ノ訴ニ付テハ監事統制組合ヲ代表ス
第十五條 監事ハ理事長、理事其ノ他統制組合ノ使用人ト相兼ヌルコトヲ得ズ
第十六條 理事長及理事ノ全員缺ケタルトキハ總會ノ招集ハ監事之ヲ行フ
第十七條 總會ニ於テハ代理人ヲ以テ議決權ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
前項ノ代理人ハ組合員タルコトヲ要ス
第十八條 理事長ハ通常總會ノ會日ヨリ一週間前ニ財產目錄、貸借對照表、事業報吿書及剩餘金處分案ヲ監事ニ提出シ且之ヲ主タル事務所ニ備置クコトヲ要ス
商工組合法第二十七條第一項ノ承認ヲ求ムルニハ前項ニ揭グル書類ノ外監事ノ意見書ヲ通常總會ニ提出スルコトヲ要ス
第十九條 出資一口ノ金額ハ均一ナルコトヲ要ス
第二十條 出資ノ第一囘ノ拂込金額ハ出資金額ノ四分ノ一ヲ下ルコトヲ得ズ
第二十一條 出資統制組合ノ組合員ハ出資ノ拂込ニ付相殺ヲ以テ出資統制組合ニ對抗スルコトヲ得ズ
第二十二條 出資統制組合ノ組合員ハ持分ヲ共有スルコトヲ得ズ
第二十三條 出資統制組合ノ組合員ハ組合員ニ非ザル者ニ對シ其ノ持分ヲ讓渡スコトヲ得ズ
組合員ニ對スル持分ノ讓渡ハ出資統制組合ノ承諾アルニ非ザレバ之ヲ爲スコトヲ得ズ
第二十四條 出資統制組合ノ組合員ハ其ノ事業ノ一部ノ廢止其ノ他已ムヲ得ザル事由アルトキハ定款ノ定ムル所ニ依リ出資統制組合ノ承諾ヲ得テ其ノ出資口數ヲ減少シ又ハ出資ヲ爲サザル組合員ト爲ルコトヲ得
前項ノ承諾ハ行政官廳ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生ゼズ
第八條乃至第十條ノ規定ハ第一項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第二十五條 出資統制組合ハ出資總額ノ二分ノ一ニ相當スル金額ニ達スル迄ハ每事業年度ノ剩餘金ノ十分ノ一以上ヲ準備金トシテ積立ツルコトヲ要ス
前項ノ準備金ハ出資ノ缺損ノ補塡ニ充ツル場合ヲ除クノ外之ヲ使用スルコトヲ得ズ
第二十六條 出資統制組合ハ損失ヲ補塡シ前條第一項ノ準備金ヲ控除シタル後ニ非ザレバ剩餘金ノ配當ヲ爲スコトヲ得ズ
第二十七條 出資統制組合ハ組合員ノ持分ヲ取得シ又ハ質權ノ目的トシテ之ヲ受クルコトヲ得ズ
第二十八條 出資統制組合ガ出資一口ノ金額ノ減少ノ議決ヲ爲シタルトキハ其ノ議決ノ日ヨリ二週間以內ニ財產目錄及貸借對照表ヲ作ルコトヲ要ス
出資統制組合ハ前項ノ期間內ニ其ノ債權者ニ對シ異議アラバ一定ノ期間內ニ之ヲ述ブベキ旨ヲ定款ノ定ムル方法ニ從ヒテ公吿シ且知レタル債權者ニ各別ニ之ヲ催吿スルコトヲ要ス但シ其ノ期間ハ一月ヲ下ルコトヲ得ズ
第二十九條 債權者ガ前條第二項ノ期間內ニ異議ヲ述ベザリシトキハ出資一口ノ金額ノ減少ヲ承認シタルモノト看做ス
債權者ガ異議ヲ述ベタルトキハ出資統制組合ハ辨濟ヲ爲シ若ハ相當ノ擔保ヲ供シ又ハ債權者ニ辨濟ヲ受ケシムルコトヲ目的トシテ信託會社若ハ信託業務ヲ營ム銀行ニ相當ノ財產ヲ信託スルコトヲ要ス
第三十條 統制組合商工組合法第九條第一項第四號ニ揭グル事業トシテ組合員及組合員タル團體ヲ組織スル者ノ取扱品ノ檢査ヲ行フ場合ニ於テハ檢査ヲ爲サシムベキ檢査員ヲ置クベシ
檢査員ノ選任及解任ハ行政官廳ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生ゼズ
行政官廳必要アリト認ムルトキハ檢査員ノ選任又ハ解任ヲ爲スコトヲ得
第三十一條 統制組合前條第一項ノ規定ニ依リ檢査員ヲ置クトキハ檢査員ノ服務ニ關スル規程ヲ定メ行政官廳ノ認可ヲ受クベシ
第三十二條 統制組合ハ行政官廳ノ命令ニ因リテ解散ス
第三十三條 行政官廳統制組合ノ解散ヲ命ジタル場合ニ於テハ其ノ旨ヲ當該統制組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ區裁判所ニ通知スベシ
第三十四條 統制組合解散シタルトキハ合併ノ場合ヲ除クノ外理事長其ノ淸算人ト爲ル
裁判所必要アリト認ムルトキハ職權ヲ以テ淸算人ヲ選任又ハ解任スルコトヲ得
裁判所淸算人ヲ選任又ハ解任シタルトキハ其ノ旨ヲ行政官廳ニ通知スベシ
第三十五條 淸算人ハ就職後遲滯ナク組合財產ノ現況ヲ調査シ財產目錄及貸借對照表ヲ作リ之ヲ總會ニ提出シテ其ノ承認ヲ求ムルコトヲ要ス
第三十六條 淸算人ハ淸算及財產處分ノ方法ヲ定メ裁判所ノ認可ヲ受クベシ
裁判所必要アリト認ムルトキハ淸算人ニ對シ淸算及財產處分ノ方法ニ關シ監督上必要ナル命令ヲ爲スコトヲ得
第三十七條 淸算人ハ統制組合ノ債務ヲ辨濟スルニ非ザレバ組合財產ヲ處分スルコトヲ得ズ
第三十八條 淸算事務終リタルトキハ淸算人ハ遲滯ナク決算報吿書ヲ作リ之ヲ總會ニ提出シテ其ノ承認ヲ求ムルコトヲ要ス
第三十九條 行政官廳ハ裁判所ニ對シ淸算ニ關シ意見ヲ述ブルコトヲ得
第四十條 統制組合ノ淸算結了シタルトキハ裁判所ハ其ノ旨ヲ行政官廳ニ通知スベシ
第四十一條 行政官廳統制組合ノ合併ヲ命ズル場合ニ於テハ左ニ揭グル事項ヲ指定シ之ヲ吿示ス
一 當事者ノ名稱及住所
二 合併ノ方法
三 合併ノ認可ヲ申請スベキ期限
四 其ノ他必要ト認ムル事項
第四十二條 統制組合行政官廳ノ命令ニ因リテ合併ヲ爲サントスルトキハ總會ヲ開キ合併ノ議決ヲ爲スベシ
第二十八條及第二十九條ノ規定ハ合併ノ場合ニ之ヲ準用ス
第四十三條 合併ニ因リテ統制組合ヲ設立セントスル場合ニ於テハ定款ノ作成、理事長及監事ノ選任其ノ他必要ナル事項ハ各統制組合ノ總會ニ於テ選任シタル者共同シテ之ヲ爲スコトヲ要ス
商工組合法第十八條ノ規定ハ前項ノ理事長及監事ノ選任ニ之ヲ準用ス
第四十四條 統制組合ノ合併ハ行政官廳ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生ゼズ
第四十五條 統制組合ノ合併ハ合併後存續スル統制組合又ハ合併ニ因リテ設立シタル統制組合ガ其ノ主タル事務所ノ所在地ニ於テ第五十二條ノ規定ニ依ル登記ヲ爲スニ因リテ其ノ效力ヲ生ズ
第四十六條 合併後存續スル統制組合又ハ合併ニ因リテ設立シタル統制組合ハ合併ニ因リテ消滅シタル統制組合ノ權利義務ヲ承繼ス
第四十七條 統制組合ノ設立ノ登記ハ設立ノ認可アリタル日又ハ行政官廳ガ商工組合法第十二條第三項ノ處分ヲ完了シタル日ヨリ二週間以內ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ爲スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ揭グルコトヲ要ス
一 目的
二 名稱
三 地區
四 事務所
五 理事長、理事及監事ノ氏名及住所
六 出資統制組合ニ在リテハ出資ヲ爲スベキ組合員ノ範圍、出資一口ノ金額及其ノ拂込ノ方法竝ニ出資ノ總口數
統制組合ハ設立ノ登記ヲ爲シタル後二週間以內ニ從タル事務所ノ所在地ニ於テ前項ニ揭グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
第四十八條 統制組合ノ成立後從タル事務所ヲ設ケタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間以內ニ從タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記シ其ノ從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ前條第二項ニ揭グル事項ヲ登記シ他ノ從タル事務所ノ所在地ニ於テハ同期間內ニ其ノ從タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルコトヲ要ス
主タル事務所又ハ從タル事務所ノ所在地ヲ管轄スル登記所ノ管轄區域內ニ於テ新ニ從タル事務所ヲ設ケタルトキハ其ノ從タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルヲ以テ足ル
第四十九條 統制組合ガ主タル事務所ヲ移轉シタルトキハ舊所在地ニ於テハ二週間以內ニ移轉ノ登記ヲ爲シ新所在地ニ於テハ三週間以內ニ第四十七條第二項ニ揭グル事項ヲ登記シ從タル事務所ヲ移轉シタルトキハ舊所在地ニ於テハ三週間以內ニ移轉ノ登記ヲ爲シ新所在地ニ於テハ四週間以內ニ同項ニ揭グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
同一ノ登記所ノ管轄區域內ニ於テ主タル事務所又ハ從タル事務所ヲ移轉シタルトキハ其ノ移轉ノ登記ヲ爲スヲ以テ足ル
第五十條 第四十七條第二項ニ揭グル事項中ニ變更ヲ生ジタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ變更ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス但シ同項第六號中出資ノ總口數ノ變更ノ登記ハ每事業年度末日ノ現在ニ依リ事業年度終了後主タル事務所ノ所在地ニ於テハ四週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ五週間以內ニ之ヲ爲スコトヲ得
第五十一條 統制組合ガ解散シタルトキハ合併ノ場合ヲ除クノ外主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ解散ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第五十二條 統制組合ガ合併ヲ爲シタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ合併後存續スル統制組合ニ付テハ變更ノ登記、合併ニ因リテ消滅スル統制組合ニ付テハ解散ノ登記、合併ニ因リテ設立シタル統制組合ニ付テハ第四十七條第二項ニ揭グル事項ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第五十三條 統制組合ハ淸算人就職ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ淸算人ノ氏名及住所ヲ登記スルコトヲ要ス
第五十條ノ規定ハ前項ノ登記ニ之ヲ準用ス
第五十四條 統制組合ノ淸算ガ結了シタルトキハ淸算結了ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ淸算結了ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第五十五條 統制組合ノ登記ニ付テハ其ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル區裁判所又ハ其ノ出張所ヲ以テ管轄登記所トス
各登記所ニ統制組合登記簿ヲ備フ
第五十六條 統制組合ノ設立ノ登記ハ第三項ニ規定スル場合ヲ除クノ外理事長ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ定款、出資ノ總口數ヲ證スル書面及申請人ノ資格ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
行政官廳ガ商工組合法第十二條第三項ノ規定ニ依リ定款ヲ作成シタル場合ニ於ケル設立ノ登記ハ當該行政官廳ノ囑託ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ囑託書ニハ定款ヲ添附スルコトヲ要ス
第五十七條 第四十七條第三項ノ規定ニ依ル登記ハ理事長ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
第五十八條 統制組合ノ事務所ノ新設又ハ事務所ノ移轉其ノ他第四十七條第二項ニ揭グル事項ノ變更ノ登記ハ理事長又ハ淸算人ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ事務所ノ新設又ハ登記事項ノ變更ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第五十九條 第五十一條ノ規定ニ依ル登記ハ行政官廳ノ囑託ニ因リテ之ヲ爲ス
第六十條 第五十二條ノ規定ニ依ル解散ノ登記ハ合併ニ因リテ消滅スル統制組合ノ理事長ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第六十一條 第五十三條ノ規定ニ依ル登記ハ淸算人ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
第五十三條第一項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ理事長ガ淸算人タラザル場合ニ於テハ淸算人ノ資格ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第五十三條第二項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ登記事項ノ變更ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第六十二條 統制組合ノ淸算結了ノ登記ハ淸算人ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ淸算人ガ第三十八條ノ規定ニ依リ決算報吿書ノ承認ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第六十三條 登記スベキ事項ニシテ行政官廳ノ認可ヲ要スルモノハ其ノ認可書ノ到達シタル時ヨリ登記ノ期間ヲ起算ス
第六十四條 登記シタル事項ハ裁判所ニ於テ遲滯ナク之ヲ公吿スルコトヲ要ス
第六十五條 民法第四十四條第一項、第五十條、第六十二條、第六十四條及第六十六條ノ規定ハ統制組合ニ之ヲ準用ス
第六十六條 非訟事件手續法第百四十一條乃至第百五十一條ノ六及第百五十四條乃至第百五十七條ノ規定ハ統制組合ノ登記ニ之ヲ準用ス
第六十七條 民法第七十三條、第七十八條乃至第八十條及第八十二條第二項竝ニ非訟事件手續法第三十五條第二項、第三十六條、第三十七條ノ二、第百三十五條ノ二十五第二項、第百三十六條第一項、第百三十七條及第百三十八條ノ規定ハ統制組合ノ淸算ニ之ヲ準用ス
第二章 施設組合
第六十八條 組合員ハ左ノ事由ニ因リテ脫退ス
一 組合員タル資格ノ喪失
二 死亡又ハ解散
三 破產
四 禁治產
五 除名
第六十九條 除名ノ事由ハ定款ヲ以テ之ヲ定ム
除名ハ總會ノ議決ニ依ル但シ除名シタル組合員ニ其ノ旨ヲ通知スルニ非ザレバ之ヲ以テ其ノ組合員ニ對抗スルコトヲ得ズ
第七十條 組合員ハ總組合員ノ五分ノ一以上ノ同意ヲ得テ會議ノ目的タル事項及其ノ招集ノ理由ヲ記載シタル書面ヲ理事ニ提出シテ總會ノ招集ヲ請求スルコトヲ得
理事ガ正當ノ理由ナクシテ前項ノ規定ニ依ル請求アリタル後二週間以內ニ總會招集ノ手續ヲ爲サザルトキハ請求者ハ行政官廳ノ認可ヲ受ケ之ヲ招集スルコトヲ得
第七十一條 施設組合合併ヲ爲サントスルトキハ總組合員ノ四分ノ三以上ノ同意ヲ得ルコトヲ要ス
第二十八條及第二十九條ノ規定ハ合併ノ場合ニ之ヲ準用ス
第七十二條 施設組合ノ設立ノ登記ハ設立ノ認可アリタル日ヨリ二週間以內ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ爲スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ揭グルコトヲ要ス
一 目的
二 名稱
三 事務所
四 出資一口ノ金額及其ノ拂込ノ方法竝ニ出資ノ總口數
五 理事及監事ノ氏名及住所
六 存立ノ時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
第七十三條 施設組合解散シタルトキハ合併及破產ノ場合ヲ除クノ外主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ解散ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第七十四條 施設組合ノ解散ノ登記ハ第三項ニ規定スル場合ヲ除クノ外理事ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
施設組合ガ行政官廳ノ解散ノ命令ニ因リテ解散シタルトキハ解散ノ登記ハ當該行政官廳ノ囑託ニ因リテ之ヲ爲ス
第七十五條 第五條、第六條、第八條乃至第十一條、第十三條乃至第二十九條、第三十三條乃至第四十條、第四十三條乃至第四十六條、第四十七條第三項、第四十八條乃至第五十條、第五十二條乃至第五十五條、第五十六條第一項第二項、第五十七條、第五十八條及第六十條乃至第六十七條竝ニ民法第五十二條第二項、第五十三條乃至第五十五條、第五十九條、第七十條及第八十一條ノ規定ハ施設組合ニ之ヲ準用ス但シ第四十三條第二項中商工組合法第十八條トアルハ商工組合法第六十一條トシ第四十七條第三項中前項トアリ第四十八條第一項中前條第二項トアリ又ハ第四十九條第一項、第五十條、第五十二條及第五十八條第一項中第四十七條第二項トアルハ第七十二條第二項トシ第五十五條第二項中統制組合登記簿トアルハ施設組合登記簿トス
第三章 商工組合中央會
第七十六條 商工組合中央會ヲ設立セントスルトキハ會員タルベキ者發起人ト爲リ會員タル資格ヲ有スル者ノ同意ヲ得テ創立總會ヲ開キ定款其ノ他必要ナル事項ヲ定メ役員ヲ選任シ行政官廳ノ認可ヲ受クベシ
前項ノ同意ハ設立發起當時ニ於ケル商工組合ノ過半數ノ同意ヲ以テ足ル
第一條第二項ノ規定ハ前項ノ同意ヲ得ルコト能ハザル場合ニ之ヲ準用ス
第七十七條 商工組合中央會其ノ所屬ノ商工組合ノ財務ニ付監査ノ事業ヲ行フ場合ニ於テハ商工組合監査員ヲ置クベシ
商工組合監査員ハ商工組合中央會所屬ノ商工組合ノ事務所、營業所、工場、事業場其ノ他ノ場所ニ臨ミ金錢、物品、帳簿書類、設備其ノ他ノ物件ヲ檢査スルコトヲ得
商工組合監査員及其ノ行フ監査ニ關シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第七十八條 商工組合中央會ノ設立ノ登記ハ設立ノ認可アリタル日ヨリ二週間以內ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ爲スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ揭グルコトヲ要ス
一 目的
二 名稱
三 事務所
四 會長、副會長、理事及監事ノ氏名及住所
五 存立ノ時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
第七十九條 第三條乃至第六條、第十三條乃至第十八條、第三十三條乃至第四十條、第四十七條第三項、第四十八條乃至第五十條、第五十三條乃至第五十五條、第五十六條第一項第二項、第五十七條、第五十八條、第六十一條乃至第七十條(第六十六條ニ於テ準用スル非訟事件手續法第百四十一條ノ規定ヲ除ク)、第七十三條及第七十四條竝ニ民法第五十二條第二項、第五十三條乃至第五十五條、第五十九條、第七十條及第八十一條ノ規定ハ商工組合中央會ニ之ヲ準用ス但シ第四十七條第三項中前項トアリ第四十八條第一項中前條第二項トアリ又ハ第四十九條第一項、第五十條及第五十八條第一項中第四十七條第二項トアルハ第七十八條第二項トシ第五十五條第二項中統制組合登記簿トアルハ商工組合中央會登記簿トス
第四章 雜則
第八十條 商工組合法中主務大臣ノ行フ職務ニシテ同法第九條第二項ノ規定ニ依リ統制組合ノ行フ事業資金ノ貸付若ハ事業資金ノ寄託ノ引受ノ事業又ハ同法第五十四條第二項ノ規定ニ依リ施設組合ノ行フ事業資金ノ貸付若ハ貯金ノ受入ノ事業ニ關スルモノハ主務大臣大藏大臣ニ協議シテ之ヲ行フ
商工組合法(第七十六條ニ於テ準用スル第二十八條ヲ除ク)及本令中行政官廳ノ行フ職務ニシテ商工組合中央會ニ關スルモノハ商工大臣之ヲ行フ
第八十一條 商工組合法(第百三條ヲ除ク)中所得稅、法人稅若ハ營業稅又ハ所得稅法、法人稅法、臨時利得稅法若ハ特別法人稅法トアルハ樺太ニ在リテハ各之ニ相當スル租稅又ハ法令トス
第八十二條 本令ニ規定スル登記ヲ爲スベキ期間ハ樺太ニ在リテハ之ヲ二倍トス
附 則
第八十三條 本令ハ商工組合法施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第八十四條 商工組合法第九十一條第二項ノ規定ニ依リ同項ニ揭グル組合、聯合會、小組合及中央會ガ同法施行後存續スル期間ハ一年トス
第八十五條 重要產業團體令ニ依ル統制組合ノ理事長、理事、監事又ハ評議員ニシテ商工組合法施行ノ際現ニ其ノ職ニ在ルモノハ各同法ニ依ル統制組合ノ理事長、理事、監事又ハ評議員ト爲リタルモノトス
重要產業團體令ニ依ル統制組合ノ副理事長ニシテ商工組合法施行ノ際現ニ其ノ職ニ在ルモノハ同法ニ依ル統制組合ノ理事ト爲リタルモノトス
前二項ノ規定ニ依リ商工組合法ニ依ル統制組合ノ理事長、理事、監事及評議員ト爲リタル者ノ任期ハ各其ノ者ガ重要產業團體令ニ依ル統制組合ノ當該役員ト爲リタル日ヨリ之ヲ起算ス
第八十六條 商工組合法第九十二條第一項ノ規定ニ依リ同法ニ依ル統制組合ト爲リタル統制組合ハ其ノ統制組合ト爲リタル後一月以內ニ必要ナル定款ノ變更ヲ爲シ行政官廳ノ認可ヲ受クベシ此ノ場合ニ於テハ同法第二十二條ノ規定ニ依ル總會ノ議決ヲ經ルコトヲ要セズ
第八十七條 商工組合法第九十二條第一項ノ規定ニ依リ同法ニ依ル統制組合ト爲リタル統制組合ニ付本令施行前重要產業團體令ニ依リ統制團體登記簿ニ登記セラレタル事項ハ本令施行ノ日ニ於テ本令ニ依リ統制組合登記簿ニ登記セラレタルモノト看做ス
第八十八條 前條ノ統制團體登記簿ニ登記セラレタル事項ニ關シ本令施行後最初ニ登記ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ職權ヲ以テ其ノ登記簿ノ登記ヲ統制組合登記簿ニ移スベシ
第八十九條 商工組合法第九十一條第二項ニ揭グル組合又ハ聯合會同法第九十三條第一項ノ規定ニ依リ統制組合ト爲ラントスルトキハ總會ヲ開キ左ニ揭グル事項ヲ定メ理事長及監事ヲ選任シ行政官廳ノ認可ヲ受クベシ
一 定款
二 初年度ニ於ケル商工組合法第三十條又ハ第三十一條ノ規定ニ依ル賦課金ノ收支豫算及賦課徵收方法
商工組合法第十八條ノ規定ハ前項ノ理事長及監事ノ選任ニ之ヲ準用ス
第九十條 商工組合法第九十一條第二項ニ揭グル組合又ハ聯合會ニシテ同法第九十三條第一項ノ規定ニ依リ統制組合ト爲ラントスルモノノ組長又ハ理事ハ財產目錄及貸借對照表ヲ前條第一項ノ總會ニ提出シテ其ノ承認ヲ求ムベシ
第十八條及商工組合法第二十七條第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第九十一條 商工組合法第九十一條第二項ニ揭グル組合又ハ聯合會同法第九十三條第一項ノ規定ニ依ル認可ヲ受ケタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テ二週間以內ニ第四十七條第二項ニ揭グル事項ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第四十七條第三項及第五十六條第一項第二項ノ規定ハ前項ノ登記ニ之ヲ準用ス
第九十二條 前條ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ當該組合又ハ聯合會ノ事務所ノ所在地ニ於テ登記ヲ爲ス場合ヲ除クノ外當該組合又ハ聯合會ノ登記簿ノ謄本ヲ添附スルコトヲ要ス
第九十三條 商工組合法第九十一條第二項ニ揭グル組合又ハ聯合會ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ於テ第九十一條ノ規定ニ依ル登記ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ職權ヲ以テ當該組合又ハ聯合會ノ登記用紙ニ其ノ事由ヲ記載シテ之ヲ閉鎖スベシ
前項ノ場合ヲ除クノ外第九十一條ノ規定ニ依ル登記ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ當該組合又ハ聯合會ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
第九十四條 前條第一項又ハ第三項ノ手續ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ當該組合又ハ聯合會ノ從タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
前條第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
第九十五條 商工組合法第九十一條第二項ニ揭グル組合又ハ小組合同法第九十三條第一項ノ規定ニ依リ施設組合ト爲ラントスルトキハ總會ヲ開キ左ニ揭グル事項ヲ定メ行政官廳ノ認可ヲ受クベシ
一 定款
二 初年度ニ於ケル商工組合法第六十八條ニ於テ準用スル同法第三十條ノ規定ニ依ル賦課金ノ收支豫算及賦課徵收方法
前項ニ揭グル組合又ハ小組合ノ理事又ハ監事ニシテ當該組合又ハ小組合ガ商工組合法第九十三條第一項ノ規定ニ依リ施設組合ト爲リタルトキ現ニ其ノ職ニ在ルモノハ同法ニ依ル施設組合ノ理事又ハ監事ト爲リタルモノトス但シ當該組合又ハ小組合ノ理事又ハ監事當該施設組合ノ組合員及組合員タル法人ノ業務ヲ執行スル役員タラザルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第八十五條第三項ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ施設組合ノ理事又ハ監事ト爲リタル者ニ之ヲ準用ス
第九十條乃至前條ノ規定ハ第一項ノ場合ニ之ヲ準用ス但シ第九十一條第一項中第四十七條第二項トアルハ第七十二條第二項トス
第九十六條 行政官廳商工組合法第九十四條第一項ノ規定ニ依リ統制組合ト爲ルベキコトヲ命ズル場合ニ於テハ左ニ揭グル事項ヲ指定シ之ヲ吿示ス
一 當該組合又ハ聯合會ノ名稱及住所
二 商工組合法第九十四條第二項ノ認可ヲ申請スベキ期限
三 其ノ他必要ト認ムル事項
第八十九條乃至第九十四條ノ規定ハ商工組合法第九十四條第一項ノ規定ニ依ル命令ヲ受ケタル組合又ハ聯合會ニ之ヲ準用ス
第九十七條 行政官廳商工組合法第九十四條第三項ノ規定ニ依リ定款ヲ作成シタルトキハ統制組合ノ理事長及監事ヲ命ズ
第五十六條第三項第四項及第九十一條乃至第九十四條(第九十一條第二項ニ於テ準用スル第五十六條第一項及第二項ヲ除ク)ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス但シ第五十六條第三項中商工組合法第十二條第三項トアルハ商工組合法第九十四條第三項トス
第九十八條 重要產業團體令中左ノ通改正ス
第三條第一項中「及統制組合」ヲ、同條第二項中「又ハ統制組合」ヲ削ル
第三章ヲ削ル
「第四章」ヲ「第三章」ニ改ム
第五十一條第一項中「第十七條第二項、第三十一條第一項及第三十二條(各前條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)竝ニ第三十三條(前條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム以下本條及第五十二條ニ於テ同ジ)」ヲ「第十七條第二項、第三十一條第一項、第三十二條及第三十三條」ニ改メ同條第二項中「又ハ當該統制組合」ヲ削リ同條ヲ第三十七條トス
第五十二條中「又ハ當該統制組合」ヲ削リ同條ヲ第三十八條トス
第五十二條ノ二中「第五十一條第一項、前條、第五十三條第一項第二項、第五十四條及第五十五條」ヲ「第三十七條第一項、前條、第四十條第一項第二項、第四十一條及第四十二條」ニ、「第五十一條第二項」ヲ「第三十七條第二項」ニ改メ同條ヲ第三十九條トス
第五十三條中「第五十一條第一項」ヲ「第三十七條第一項」ニ改メ「又ハ當該統制組合」及第四項ヲ削リ同條ヲ第四十條トス
第五十四條ヲ第四十一條トス
第四十二條 朝鮮總督府、臺灣總督府、樺太廳長官又ハ南洋廳長官第四十條第二項ノ統制會ニ對シ第三十三條ノ規定ニ依ル命令ヲ爲サントスルトキハ主務大臣ニ協議スベシ
第五十五條ヲ削ル
第五十六條中「及統制組合」ヲ削リ同條ヲ第四十三條トス
第九十九條 本令施行前從前ノ重要產業團體令ニ依ル統制組合ニ關スル罰則ヲ適用スベカリシ行爲ニ付テハ仍從前ノ規定ニ依ル
第百條 樺太特別法人稅令中左ノ通改正ス
第二條ニ左ノ一號ヲ加フ
四 統制組合(所屬ノ組合員ヲシテ出資ヲ爲サシメザルモノヲ除ク)
朕商工組合法施行令ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年七月十六日
内閣総理大臣 東条英機
厚生大臣 小泉親彦
逓信大臣 寺島健
大蔵大臣 賀屋興宣
商工大臣 岸信介
鉄道大臣 八田嘉明
内務大臣 安藤紀三郎
農林大臣 山崎達之輔
勅令第五百九十一号
商工組合法施行令
第一章 統制組合
第一条 統制組合ヲ設立セントスルトキハ発起人予メ地区及組合員タル資格ヲ定メ其ノ地区内ニ於テ組合員タル資格ヲ有スル者ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ得テ創立総会ヲ招集スルコトヲ要ス但シ組合員タル資格ヲ有スル者ノ事業ノ種類二以上アルトキハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外各其ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ得ルコトヲ要ス
前項ノ同意ヲ得ルコト能ハザルトキト雖モ特別ノ事由アル場合ニ於テハ行政官庁ノ認可ヲ受ケ創立総会ヲ招集スルコトヲ得
第二条 行政官庁商工組合法第十二条第一項ノ規定ニ依リ統制組合ノ設立ヲ命ズル場合ニ於テハ左ニ掲グル事項ヲ指定シ之ヲ告示ス
一 地区
二 組合員タル資格
三 設立ノ認可ヲ申請スベキ期限
前項ノ場合ニ於テ行政官庁ハ組合員タル資格ヲ有スル者及組合員タル資格ヲ有スル法人ノ業務ヲ執行スル役員ノ中ヨリ設立委員ヲ命ジ其ノ氏名及住所ヲ告示ス
前項ノ告示アリタルトキハ設立委員ハ遅滞ナク創立総会ヲ招集スルコトヲ要ス
第三条 創立総会ニ於ケル議決ハ出席シタル設立同意者又ハ設立ノ命令ヲ受ケタル者ノ三分ノ二以上ノ同意ヲ以テ之ヲ為ス
第四条 創立総会ニ於テハ代理人ヲ以テ議決権ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
前項ノ代理人ハ設立同意者又ハ設立ノ命令ヲ受ケタル者タルコトヲ要ス
第五条 理事長ハ定款、組合員名簿及総会ノ議事録ヲ各事務所ニ備置クコトヲ要ス
組合員名簿ニハ左ニ掲グル事項ヲ記載スルコトヲ要ス
一 各組合員ノ氏名又ハ名称及住所
二 商工組合法第三十五条第一項ノ規定ニ依リ出資ヲ為サシムル統制組合(以下出資統制組合ト称ス)ニ在リテハ各組合員ノ出資口数及払込ミタル金額
組合員及統制組合ノ債権者ハ前項ニ掲グル書類ノ閲覧ヲ求ムルコトヲ得
第六条 統制組合ガ其ノ組合員ニ対シテ為ス通知又ハ催告ハ組合員名簿ニ記載シタル其ノ者ノ住所ニ、其ノ者ガ別ニ其ノ住所又ハ通知若ハ催告ヲ受クベキ場所ヲ統制組合ニ通知シタルトキハ其ノ住所又ハ場所ニ宛ツルヲ以テ足ル
前項ノ通知又ハ催告ハ通常其ノ到達スベカリシ時ニ到達シタルモノト看做ス
第七条 組合員ハ組合員タル資格ノ喪失又ハ死亡ニ因リテ脱退ス
組合員ノ死亡ニ因リ家督相続開始シタルトキハ其ノ家督相続人之ニ代リテ組合員ト為ル但シ其ノ家督相続人ガ組合員タル資格ヲ取得セザル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第八条 出資統制組合ノ組合員脱退シタルトキハ定款ノ定ムル所ニ依リ其ノ持分ノ払戻ヲ請求スルコトヲ得
前項ノ持分ハ脱退シタル事業年度ノ終ニ於ケル組合財産ニ依リテ之ヲ定ム
第九条 前条第二項ノ規定ニ依リ持分ノ計算ヲ為スニ当リ組合財産ヲ以テ組合債務ヲ完済スルニ足ラザルトキハ出資統制組合ハ定款ノ定ムル所ニ依リ脱退シタル組合員ニ対シ其ノ負担ニ帰スベキ損失額ノ払込ヲ請求スルコトヲ得
第十条 前二条ノ請求権ハ二年間之ヲ行ハザルトキハ時効ニ因リテ消滅ス
第十一条 脱退シタル組合員ガ出資統制組合ニ対スル債務ヲ完済スル迄ハ出資統制組合ハ其ノ持分ノ払戻ヲ停止スルコトヲ得
第十二条 理事長他ノ職業ニ従事セントスルトキハ行政官庁ノ認可(重要産業団体令ニ依ル統制会ノ会員タル統制組合ノ理事長ニ在リテハ当該統制会二以上アル場合ヲ除クノ外当該統制会ノ会長ノ承認)ヲ受クベシ
第十三条 理事長及理事ハ監事ノ承認ヲ得タルトキニ限リ自己又ハ第三者ノ為ニ統制組合ト取引ヲ為スコトヲ得此ノ場合ニ於テハ民法第百八条ノ規定ヲ適用セズ
第十四条 統制組合ガ理事長若ハ理事ニ対シ又ハ理事長若ハ理事ガ統制組合ニ対シ訴ヲ提起スル場合ニ於テハ其ノ訴ニ付テハ監事統制組合ヲ代表ス
第十五条 監事ハ理事長、理事其ノ他統制組合ノ使用人ト相兼ヌルコトヲ得ズ
第十六条 理事長及理事ノ全員欠ケタルトキハ総会ノ招集ハ監事之ヲ行フ
第十七条 総会ニ於テハ代理人ヲ以テ議決権ヲ行フコトヲ得此ノ場合ニ於テハ之ヲ出席ト看做ス
前項ノ代理人ハ組合員タルコトヲ要ス
第十八条 理事長ハ通常総会ノ会日ヨリ一週間前ニ財産目録、貸借対照表、事業報告書及剰余金処分案ヲ監事ニ提出シ且之ヲ主タル事務所ニ備置クコトヲ要ス
商工組合法第二十七条第一項ノ承認ヲ求ムルニハ前項ニ掲グル書類ノ外監事ノ意見書ヲ通常総会ニ提出スルコトヲ要ス
第十九条 出資一口ノ金額ハ均一ナルコトヲ要ス
第二十条 出資ノ第一回ノ払込金額ハ出資金額ノ四分ノ一ヲ下ルコトヲ得ズ
第二十一条 出資統制組合ノ組合員ハ出資ノ払込ニ付相殺ヲ以テ出資統制組合ニ対抗スルコトヲ得ズ
第二十二条 出資統制組合ノ組合員ハ持分ヲ共有スルコトヲ得ズ
第二十三条 出資統制組合ノ組合員ハ組合員ニ非ザル者ニ対シ其ノ持分ヲ譲渡スコトヲ得ズ
組合員ニ対スル持分ノ譲渡ハ出資統制組合ノ承諾アルニ非ザレバ之ヲ為スコトヲ得ズ
第二十四条 出資統制組合ノ組合員ハ其ノ事業ノ一部ノ廃止其ノ他已ムヲ得ザル事由アルトキハ定款ノ定ムル所ニ依リ出資統制組合ノ承諾ヲ得テ其ノ出資口数ヲ減少シ又ハ出資ヲ為サザル組合員ト為ルコトヲ得
前項ノ承諾ハ行政官庁ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ効力ヲ生ゼズ
第八条乃至第十条ノ規定ハ第一項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第二十五条 出資統制組合ハ出資総額ノ二分ノ一ニ相当スル金額ニ達スル迄ハ毎事業年度ノ剰余金ノ十分ノ一以上ヲ準備金トシテ積立ツルコトヲ要ス
前項ノ準備金ハ出資ノ欠損ノ補填ニ充ツル場合ヲ除クノ外之ヲ使用スルコトヲ得ズ
第二十六条 出資統制組合ハ損失ヲ補填シ前条第一項ノ準備金ヲ控除シタル後ニ非ザレバ剰余金ノ配当ヲ為スコトヲ得ズ
第二十七条 出資統制組合ハ組合員ノ持分ヲ取得シ又ハ質権ノ目的トシテ之ヲ受クルコトヲ得ズ
第二十八条 出資統制組合ガ出資一口ノ金額ノ減少ノ議決ヲ為シタルトキハ其ノ議決ノ日ヨリ二週間以内ニ財産目録及貸借対照表ヲ作ルコトヲ要ス
出資統制組合ハ前項ノ期間内ニ其ノ債権者ニ対シ異議アラバ一定ノ期間内ニ之ヲ述ブベキ旨ヲ定款ノ定ムル方法ニ従ヒテ公告シ且知レタル債権者ニ各別ニ之ヲ催告スルコトヲ要ス但シ其ノ期間ハ一月ヲ下ルコトヲ得ズ
第二十九条 債権者ガ前条第二項ノ期間内ニ異議ヲ述ベザリシトキハ出資一口ノ金額ノ減少ヲ承認シタルモノト看做ス
債権者ガ異議ヲ述ベタルトキハ出資統制組合ハ弁済ヲ為シ若ハ相当ノ担保ヲ供シ又ハ債権者ニ弁済ヲ受ケシムルコトヲ目的トシテ信託会社若ハ信託業務ヲ営ム銀行ニ相当ノ財産ヲ信託スルコトヲ要ス
第三十条 統制組合商工組合法第九条第一項第四号ニ掲グル事業トシテ組合員及組合員タル団体ヲ組織スル者ノ取扱品ノ検査ヲ行フ場合ニ於テハ検査ヲ為サシムベキ検査員ヲ置クベシ
検査員ノ選任及解任ハ行政官庁ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ効力ヲ生ゼズ
行政官庁必要アリト認ムルトキハ検査員ノ選任又ハ解任ヲ為スコトヲ得
第三十一条 統制組合前条第一項ノ規定ニ依リ検査員ヲ置クトキハ検査員ノ服務ニ関スル規程ヲ定メ行政官庁ノ認可ヲ受クベシ
第三十二条 統制組合ハ行政官庁ノ命令ニ因リテ解散ス
第三十三条 行政官庁統制組合ノ解散ヲ命ジタル場合ニ於テハ其ノ旨ヲ当該統制組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ区裁判所ニ通知スベシ
第三十四条 統制組合解散シタルトキハ合併ノ場合ヲ除クノ外理事長其ノ清算人ト為ル
裁判所必要アリト認ムルトキハ職権ヲ以テ清算人ヲ選任又ハ解任スルコトヲ得
裁判所清算人ヲ選任又ハ解任シタルトキハ其ノ旨ヲ行政官庁ニ通知スベシ
第三十五条 清算人ハ就職後遅滞ナク組合財産ノ現況ヲ調査シ財産目録及貸借対照表ヲ作リ之ヲ総会ニ提出シテ其ノ承認ヲ求ムルコトヲ要ス
第三十六条 清算人ハ清算及財産処分ノ方法ヲ定メ裁判所ノ認可ヲ受クベシ
裁判所必要アリト認ムルトキハ清算人ニ対シ清算及財産処分ノ方法ニ関シ監督上必要ナル命令ヲ為スコトヲ得
第三十七条 清算人ハ統制組合ノ債務ヲ弁済スルニ非ザレバ組合財産ヲ処分スルコトヲ得ズ
第三十八条 清算事務終リタルトキハ清算人ハ遅滞ナク決算報告書ヲ作リ之ヲ総会ニ提出シテ其ノ承認ヲ求ムルコトヲ要ス
第三十九条 行政官庁ハ裁判所ニ対シ清算ニ関シ意見ヲ述ブルコトヲ得
第四十条 統制組合ノ清算結了シタルトキハ裁判所ハ其ノ旨ヲ行政官庁ニ通知スベシ
第四十一条 行政官庁統制組合ノ合併ヲ命ズル場合ニ於テハ左ニ掲グル事項ヲ指定シ之ヲ告示ス
一 当事者ノ名称及住所
二 合併ノ方法
三 合併ノ認可ヲ申請スベキ期限
四 其ノ他必要ト認ムル事項
第四十二条 統制組合行政官庁ノ命令ニ因リテ合併ヲ為サントスルトキハ総会ヲ開キ合併ノ議決ヲ為スベシ
第二十八条及第二十九条ノ規定ハ合併ノ場合ニ之ヲ準用ス
第四十三条 合併ニ因リテ統制組合ヲ設立セントスル場合ニ於テハ定款ノ作成、理事長及監事ノ選任其ノ他必要ナル事項ハ各統制組合ノ総会ニ於テ選任シタル者共同シテ之ヲ為スコトヲ要ス
商工組合法第十八条ノ規定ハ前項ノ理事長及監事ノ選任ニ之ヲ準用ス
第四十四条 統制組合ノ合併ハ行政官庁ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ効力ヲ生ゼズ
第四十五条 統制組合ノ合併ハ合併後存続スル統制組合又ハ合併ニ因リテ設立シタル統制組合ガ其ノ主タル事務所ノ所在地ニ於テ第五十二条ノ規定ニ依ル登記ヲ為スニ因リテ其ノ効力ヲ生ズ
第四十六条 合併後存続スル統制組合又ハ合併ニ因リテ設立シタル統制組合ハ合併ニ因リテ消滅シタル統制組合ノ権利義務ヲ承継ス
第四十七条 統制組合ノ設立ノ登記ハ設立ノ認可アリタル日又ハ行政官庁ガ商工組合法第十二条第三項ノ処分ヲ完了シタル日ヨリ二週間以内ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ為スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ掲グルコトヲ要ス
一 目的
二 名称
三 地区
四 事務所
五 理事長、理事及監事ノ氏名及住所
六 出資統制組合ニ在リテハ出資ヲ為スベキ組合員ノ範囲、出資一口ノ金額及其ノ払込ノ方法並ニ出資ノ総口数
統制組合ハ設立ノ登記ヲ為シタル後二週間以内ニ従タル事務所ノ所在地ニ於テ前項ニ掲グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
第四十八条 統制組合ノ成立後従タル事務所ヲ設ケタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間以内ニ従タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記シ其ノ従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ前条第二項ニ掲グル事項ヲ登記シ他ノ従タル事務所ノ所在地ニ於テハ同期間内ニ其ノ従タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルコトヲ要ス
主タル事務所又ハ従タル事務所ノ所在地ヲ管轄スル登記所ノ管轄区域内ニ於テ新ニ従タル事務所ヲ設ケタルトキハ其ノ従タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルヲ以テ足ル
第四十九条 統制組合ガ主タル事務所ヲ移転シタルトキハ旧所在地ニ於テハ二週間以内ニ移転ノ登記ヲ為シ新所在地ニ於テハ三週間以内ニ第四十七条第二項ニ掲グル事項ヲ登記シ従タル事務所ヲ移転シタルトキハ旧所在地ニ於テハ三週間以内ニ移転ノ登記ヲ為シ新所在地ニ於テハ四週間以内ニ同項ニ掲グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
同一ノ登記所ノ管轄区域内ニ於テ主タル事務所又ハ従タル事務所ヲ移転シタルトキハ其ノ移転ノ登記ヲ為スヲ以テ足ル
第五十条 第四十七条第二項ニ掲グル事項中ニ変更ヲ生ジタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ変更ノ登記ヲ為スコトヲ要ス但シ同項第六号中出資ノ総口数ノ変更ノ登記ハ毎事業年度末日ノ現在ニ依リ事業年度終了後主タル事務所ノ所在地ニ於テハ四週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ五週間以内ニ之ヲ為スコトヲ得
第五十一条 統制組合ガ解散シタルトキハ合併ノ場合ヲ除クノ外主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ解散ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第五十二条 統制組合ガ合併ヲ為シタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ合併後存続スル統制組合ニ付テハ変更ノ登記、合併ニ因リテ消滅スル統制組合ニ付テハ解散ノ登記、合併ニ因リテ設立シタル統制組合ニ付テハ第四十七条第二項ニ掲グル事項ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第五十三条 統制組合ハ清算人就職ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ清算人ノ氏名及住所ヲ登記スルコトヲ要ス
第五十条ノ規定ハ前項ノ登記ニ之ヲ準用ス
第五十四条 統制組合ノ清算ガ結了シタルトキハ清算結了ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ清算結了ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第五十五条 統制組合ノ登記ニ付テハ其ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル区裁判所又ハ其ノ出張所ヲ以テ管轄登記所トス
各登記所ニ統制組合登記簿ヲ備フ
第五十六条 統制組合ノ設立ノ登記ハ第三項ニ規定スル場合ヲ除クノ外理事長ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ定款、出資ノ総口数ヲ証スル書面及申請人ノ資格ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
行政官庁ガ商工組合法第十二条第三項ノ規定ニ依リ定款ヲ作成シタル場合ニ於ケル設立ノ登記ハ当該行政官庁ノ嘱託ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ嘱託書ニハ定款ヲ添附スルコトヲ要ス
第五十七条 第四十七条第三項ノ規定ニ依ル登記ハ理事長ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
第五十八条 統制組合ノ事務所ノ新設又ハ事務所ノ移転其ノ他第四十七条第二項ニ掲グル事項ノ変更ノ登記ハ理事長又ハ清算人ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ事務所ノ新設又ハ登記事項ノ変更ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第五十九条 第五十一条ノ規定ニ依ル登記ハ行政官庁ノ嘱託ニ因リテ之ヲ為ス
第六十条 第五十二条ノ規定ニ依ル解散ノ登記ハ合併ニ因リテ消滅スル統制組合ノ理事長ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第六十一条 第五十三条ノ規定ニ依ル登記ハ清算人ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
第五十三条第一項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ理事長ガ清算人タラザル場合ニ於テハ清算人ノ資格ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第五十三条第二項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ登記事項ノ変更ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第六十二条 統制組合ノ清算結了ノ登記ハ清算人ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ清算人ガ第三十八条ノ規定ニ依リ決算報告書ノ承認ヲ得タルコトヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第六十三条 登記スベキ事項ニシテ行政官庁ノ認可ヲ要スルモノハ其ノ認可書ノ到達シタル時ヨリ登記ノ期間ヲ起算ス
第六十四条 登記シタル事項ハ裁判所ニ於テ遅滞ナク之ヲ公告スルコトヲ要ス
第六十五条 民法第四十四条第一項、第五十条、第六十二条、第六十四条及第六十六条ノ規定ハ統制組合ニ之ヲ準用ス
第六十六条 非訟事件手続法第百四十一条乃至第百五十一条ノ六及第百五十四条乃至第百五十七条ノ規定ハ統制組合ノ登記ニ之ヲ準用ス
第六十七条 民法第七十三条、第七十八条乃至第八十条及第八十二条第二項並ニ非訟事件手続法第三十五条第二項、第三十六条、第三十七条ノ二、第百三十五条ノ二十五第二項、第百三十六条第一項、第百三十七条及第百三十八条ノ規定ハ統制組合ノ清算ニ之ヲ準用ス
第二章 施設組合
第六十八条 組合員ハ左ノ事由ニ因リテ脱退ス
一 組合員タル資格ノ喪失
二 死亡又ハ解散
三 破産
四 禁治産
五 除名
第六十九条 除名ノ事由ハ定款ヲ以テ之ヲ定ム
除名ハ総会ノ議決ニ依ル但シ除名シタル組合員ニ其ノ旨ヲ通知スルニ非ザレバ之ヲ以テ其ノ組合員ニ対抗スルコトヲ得ズ
第七十条 組合員ハ総組合員ノ五分ノ一以上ノ同意ヲ得テ会議ノ目的タル事項及其ノ招集ノ理由ヲ記載シタル書面ヲ理事ニ提出シテ総会ノ招集ヲ請求スルコトヲ得
理事ガ正当ノ理由ナクシテ前項ノ規定ニ依ル請求アリタル後二週間以内ニ総会招集ノ手続ヲ為サザルトキハ請求者ハ行政官庁ノ認可ヲ受ケ之ヲ招集スルコトヲ得
第七十一条 施設組合合併ヲ為サントスルトキハ総組合員ノ四分ノ三以上ノ同意ヲ得ルコトヲ要ス
第二十八条及第二十九条ノ規定ハ合併ノ場合ニ之ヲ準用ス
第七十二条 施設組合ノ設立ノ登記ハ設立ノ認可アリタル日ヨリ二週間以内ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ為スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ掲グルコトヲ要ス
一 目的
二 名称
三 事務所
四 出資一口ノ金額及其ノ払込ノ方法並ニ出資ノ総口数
五 理事及監事ノ氏名及住所
六 存立ノ時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
第七十三条 施設組合解散シタルトキハ合併及破産ノ場合ヲ除クノ外主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ解散ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第七十四条 施設組合ノ解散ノ登記ハ第三項ニ規定スル場合ヲ除クノ外理事ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
施設組合ガ行政官庁ノ解散ノ命令ニ因リテ解散シタルトキハ解散ノ登記ハ当該行政官庁ノ嘱託ニ因リテ之ヲ為ス
第七十五条 第五条、第六条、第八条乃至第十一条、第十三条乃至第二十九条、第三十三条乃至第四十条、第四十三条乃至第四十六条、第四十七条第三項、第四十八条乃至第五十条、第五十二条乃至第五十五条、第五十六条第一項第二項、第五十七条、第五十八条及第六十条乃至第六十七条並ニ民法第五十二条第二項、第五十三条乃至第五十五条、第五十九条、第七十条及第八十一条ノ規定ハ施設組合ニ之ヲ準用ス但シ第四十三条第二項中商工組合法第十八条トアルハ商工組合法第六十一条トシ第四十七条第三項中前項トアリ第四十八条第一項中前条第二項トアリ又ハ第四十九条第一項、第五十条、第五十二条及第五十八条第一項中第四十七条第二項トアルハ第七十二条第二項トシ第五十五条第二項中統制組合登記簿トアルハ施設組合登記簿トス
第三章 商工組合中央会
第七十六条 商工組合中央会ヲ設立セントスルトキハ会員タルベキ者発起人ト為リ会員タル資格ヲ有スル者ノ同意ヲ得テ創立総会ヲ開キ定款其ノ他必要ナル事項ヲ定メ役員ヲ選任シ行政官庁ノ認可ヲ受クベシ
前項ノ同意ハ設立発起当時ニ於ケル商工組合ノ過半数ノ同意ヲ以テ足ル
第一条第二項ノ規定ハ前項ノ同意ヲ得ルコト能ハザル場合ニ之ヲ準用ス
第七十七条 商工組合中央会其ノ所属ノ商工組合ノ財務ニ付監査ノ事業ヲ行フ場合ニ於テハ商工組合監査員ヲ置クベシ
商工組合監査員ハ商工組合中央会所属ノ商工組合ノ事務所、営業所、工場、事業場其ノ他ノ場所ニ臨ミ金銭、物品、帳簿書類、設備其ノ他ノ物件ヲ検査スルコトヲ得
商工組合監査員及其ノ行フ監査ニ関シ必要ナル事項ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第七十八条 商工組合中央会ノ設立ノ登記ハ設立ノ認可アリタル日ヨリ二週間以内ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ為スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ掲グルコトヲ要ス
一 目的
二 名称
三 事務所
四 会長、副会長、理事及監事ノ氏名及住所
五 存立ノ時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
第七十九条 第三条乃至第六条、第十三条乃至第十八条、第三十三条乃至第四十条、第四十七条第三項、第四十八条乃至第五十条、第五十三条乃至第五十五条、第五十六条第一項第二項、第五十七条、第五十八条、第六十一条乃至第七十条(第六十六条ニ於テ準用スル非訟事件手続法第百四十一条ノ規定ヲ除ク)、第七十三条及第七十四条並ニ民法第五十二条第二項、第五十三条乃至第五十五条、第五十九条、第七十条及第八十一条ノ規定ハ商工組合中央会ニ之ヲ準用ス但シ第四十七条第三項中前項トアリ第四十八条第一項中前条第二項トアリ又ハ第四十九条第一項、第五十条及第五十八条第一項中第四十七条第二項トアルハ第七十八条第二項トシ第五十五条第二項中統制組合登記簿トアルハ商工組合中央会登記簿トス
第四章 雑則
第八十条 商工組合法中主務大臣ノ行フ職務ニシテ同法第九条第二項ノ規定ニ依リ統制組合ノ行フ事業資金ノ貸付若ハ事業資金ノ寄託ノ引受ノ事業又ハ同法第五十四条第二項ノ規定ニ依リ施設組合ノ行フ事業資金ノ貸付若ハ貯金ノ受入ノ事業ニ関スルモノハ主務大臣大蔵大臣ニ協議シテ之ヲ行フ
商工組合法(第七十六条ニ於テ準用スル第二十八条ヲ除ク)及本令中行政官庁ノ行フ職務ニシテ商工組合中央会ニ関スルモノハ商工大臣之ヲ行フ
第八十一条 商工組合法(第百三条ヲ除ク)中所得税、法人税若ハ営業税又ハ所得税法、法人税法、臨時利得税法若ハ特別法人税法トアルハ樺太ニ在リテハ各之ニ相当スル租税又ハ法令トス
第八十二条 本令ニ規定スル登記ヲ為スベキ期間ハ樺太ニ在リテハ之ヲ二倍トス
附 則
第八十三条 本令ハ商工組合法施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第八十四条 商工組合法第九十一条第二項ノ規定ニ依リ同項ニ掲グル組合、連合会、小組合及中央会ガ同法施行後存続スル期間ハ一年トス
第八十五条 重要産業団体令ニ依ル統制組合ノ理事長、理事、監事又ハ評議員ニシテ商工組合法施行ノ際現ニ其ノ職ニ在ルモノハ各同法ニ依ル統制組合ノ理事長、理事、監事又ハ評議員ト為リタルモノトス
重要産業団体令ニ依ル統制組合ノ副理事長ニシテ商工組合法施行ノ際現ニ其ノ職ニ在ルモノハ同法ニ依ル統制組合ノ理事ト為リタルモノトス
前二項ノ規定ニ依リ商工組合法ニ依ル統制組合ノ理事長、理事、監事及評議員ト為リタル者ノ任期ハ各其ノ者ガ重要産業団体令ニ依ル統制組合ノ当該役員ト為リタル日ヨリ之ヲ起算ス
第八十六条 商工組合法第九十二条第一項ノ規定ニ依リ同法ニ依ル統制組合ト為リタル統制組合ハ其ノ統制組合ト為リタル後一月以内ニ必要ナル定款ノ変更ヲ為シ行政官庁ノ認可ヲ受クベシ此ノ場合ニ於テハ同法第二十二条ノ規定ニ依ル総会ノ議決ヲ経ルコトヲ要セズ
第八十七条 商工組合法第九十二条第一項ノ規定ニ依リ同法ニ依ル統制組合ト為リタル統制組合ニ付本令施行前重要産業団体令ニ依リ統制団体登記簿ニ登記セラレタル事項ハ本令施行ノ日ニ於テ本令ニ依リ統制組合登記簿ニ登記セラレタルモノト看做ス
第八十八条 前条ノ統制団体登記簿ニ登記セラレタル事項ニ関シ本令施行後最初ニ登記ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ職権ヲ以テ其ノ登記簿ノ登記ヲ統制組合登記簿ニ移スベシ
第八十九条 商工組合法第九十一条第二項ニ掲グル組合又ハ連合会同法第九十三条第一項ノ規定ニ依リ統制組合ト為ラントスルトキハ総会ヲ開キ左ニ掲グル事項ヲ定メ理事長及監事ヲ選任シ行政官庁ノ認可ヲ受クベシ
一 定款
二 初年度ニ於ケル商工組合法第三十条又ハ第三十一条ノ規定ニ依ル賦課金ノ収支予算及賦課徴収方法
商工組合法第十八条ノ規定ハ前項ノ理事長及監事ノ選任ニ之ヲ準用ス
第九十条 商工組合法第九十一条第二項ニ掲グル組合又ハ連合会ニシテ同法第九十三条第一項ノ規定ニ依リ統制組合ト為ラントスルモノノ組長又ハ理事ハ財産目録及貸借対照表ヲ前条第一項ノ総会ニ提出シテ其ノ承認ヲ求ムベシ
第十八条及商工組合法第二十七条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第九十一条 商工組合法第九十一条第二項ニ掲グル組合又ハ連合会同法第九十三条第一項ノ規定ニ依ル認可ヲ受ケタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テ二週間以内ニ第四十七条第二項ニ掲グル事項ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第四十七条第三項及第五十六条第一項第二項ノ規定ハ前項ノ登記ニ之ヲ準用ス
第九十二条 前条ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ当該組合又ハ連合会ノ事務所ノ所在地ニ於テ登記ヲ為ス場合ヲ除クノ外当該組合又ハ連合会ノ登記簿ノ謄本ヲ添附スルコトヲ要ス
第九十三条 商工組合法第九十一条第二項ニ掲グル組合又ハ連合会ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ於テ第九十一条ノ規定ニ依ル登記ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ職権ヲ以テ当該組合又ハ連合会ノ登記用紙ニ其ノ事由ヲ記載シテ之ヲ閉鎖スベシ
前項ノ場合ヲ除クノ外第九十一条ノ規定ニ依ル登記ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ当該組合又ハ連合会ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
第九十四条 前条第一項又ハ第三項ノ手続ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ当該組合又ハ連合会ノ従タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
前条第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
第九十五条 商工組合法第九十一条第二項ニ掲グル組合又ハ小組合同法第九十三条第一項ノ規定ニ依リ施設組合ト為ラントスルトキハ総会ヲ開キ左ニ掲グル事項ヲ定メ行政官庁ノ認可ヲ受クベシ
一 定款
二 初年度ニ於ケル商工組合法第六十八条ニ於テ準用スル同法第三十条ノ規定ニ依ル賦課金ノ収支予算及賦課徴収方法
前項ニ掲グル組合又ハ小組合ノ理事又ハ監事ニシテ当該組合又ハ小組合ガ商工組合法第九十三条第一項ノ規定ニ依リ施設組合ト為リタルトキ現ニ其ノ職ニ在ルモノハ同法ニ依ル施設組合ノ理事又ハ監事ト為リタルモノトス但シ当該組合又ハ小組合ノ理事又ハ監事当該施設組合ノ組合員及組合員タル法人ノ業務ヲ執行スル役員タラザルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第八十五条第三項ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ施設組合ノ理事又ハ監事ト為リタル者ニ之ヲ準用ス
第九十条乃至前条ノ規定ハ第一項ノ場合ニ之ヲ準用ス但シ第九十一条第一項中第四十七条第二項トアルハ第七十二条第二項トス
第九十六条 行政官庁商工組合法第九十四条第一項ノ規定ニ依リ統制組合ト為ルベキコトヲ命ズル場合ニ於テハ左ニ掲グル事項ヲ指定シ之ヲ告示ス
一 当該組合又ハ連合会ノ名称及住所
二 商工組合法第九十四条第二項ノ認可ヲ申請スベキ期限
三 其ノ他必要ト認ムル事項
第八十九条乃至第九十四条ノ規定ハ商工組合法第九十四条第一項ノ規定ニ依ル命令ヲ受ケタル組合又ハ連合会ニ之ヲ準用ス
第九十七条 行政官庁商工組合法第九十四条第三項ノ規定ニ依リ定款ヲ作成シタルトキハ統制組合ノ理事長及監事ヲ命ズ
第五十六条第三項第四項及第九十一条乃至第九十四条(第九十一条第二項ニ於テ準用スル第五十六条第一項及第二項ヲ除ク)ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス但シ第五十六条第三項中商工組合法第十二条第三項トアルハ商工組合法第九十四条第三項トス
第九十八条 重要産業団体令中左ノ通改正ス
第三条第一項中「及統制組合」ヲ、同条第二項中「又ハ統制組合」ヲ削ル
第三章ヲ削ル
「第四章」ヲ「第三章」ニ改ム
第五十一条第一項中「第十七条第二項、第三十一条第一項及第三十二条(各前条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)並ニ第三十三条(前条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム以下本条及第五十二条ニ於テ同ジ)」ヲ「第十七条第二項、第三十一条第一項、第三十二条及第三十三条」ニ改メ同条第二項中「又ハ当該統制組合」ヲ削リ同条ヲ第三十七条トス
第五十二条中「又ハ当該統制組合」ヲ削リ同条ヲ第三十八条トス
第五十二条ノ二中「第五十一条第一項、前条、第五十三条第一項第二項、第五十四条及第五十五条」ヲ「第三十七条第一項、前条、第四十条第一項第二項、第四十一条及第四十二条」ニ、「第五十一条第二項」ヲ「第三十七条第二項」ニ改メ同条ヲ第三十九条トス
第五十三条中「第五十一条第一項」ヲ「第三十七条第一項」ニ改メ「又ハ当該統制組合」及第四項ヲ削リ同条ヲ第四十条トス
第五十四条ヲ第四十一条トス
第四十二条 朝鮮総督府、台湾総督府、樺太庁長官又ハ南洋庁長官第四十条第二項ノ統制会ニ対シ第三十三条ノ規定ニ依ル命令ヲ為サントスルトキハ主務大臣ニ協議スベシ
第五十五条ヲ削ル
第五十六条中「及統制組合」ヲ削リ同条ヲ第四十三条トス
第九十九条 本令施行前従前ノ重要産業団体令ニ依ル統制組合ニ関スル罰則ヲ適用スベカリシ行為ニ付テハ仍従前ノ規定ニ依ル
第百条 樺太特別法人税令中左ノ通改正ス
第二条ニ左ノ一号ヲ加フ
四 統制組合(所属ノ組合員ヲシテ出資ヲ為サシメザルモノヲ除ク)