(海軍ノ予備武官ノ官名及予備兵ノ職名改正等ノ為ニスル昭和十七年勅令第六百十号海軍武官官階ノ件外四勅令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第五百六十號
公布年月日: 昭和18年7月1日
法令の形式: 勅令
朕海軍ノ豫備武官ノ官名及豫備兵ノ職名改正等ノ爲ニスル昭和十七年勅令第六百十號海軍武官官階ノ件外四勅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年六月三十日
內閣總理大臣 東條英機
海軍大臣 嶋田繁太郞
勅令第五百六十號
第一條 昭和十七年勅令第六百十號中左ノ通改正ス
別表中豫備員ノ部及同備考ヲ左ノ如ク改ム
【表】
第二條 昭和十七年勅令第六百十一號中左ノ通改正ス
別表中豫備員ノ部ヲ左ノ如ク改ム
【表】
第三條 海軍豫備員令中左ノ通改正ス
第五條第一項中「豫備大、中佐」ヲ「大、中佐」ニ、「豫備少佐」ヲ「少佐」ニ、「豫備大尉」ヲ「大尉」ニ、「豫備中、少尉」ヲ「中、少尉」ニ改ム
第九條第一號中「豫備少尉」ヲ「少尉」ニ、同條第二號中「豫備上等兵曹及豫備上等機關兵曹」ヲ「上等兵曹及上等機關兵曹」ニ、同條第三號中「豫備一等水兵、豫備一等機關兵及豫備一等工作兵」ヲ「上等水兵、上等機關兵及上等工作兵」ニ改ム
第十條第一號中「豫備少尉」ヲ「少尉」ニ、同條第二號中「豫備一等飛行兵曹」ヲ「上等飛行兵曹」ニ、同條第三號中「豫備二等飛行兵曹」ヲ「一等飛行兵曹」ニ、同條第四號中「豫備二等整備兵曹」ヲ「一等整備兵曹」ニ改ム
第十三條中「三年」ヲ「一年六月」ニ改ム
第十四條中「豫備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第十五條第一項中
豫備少佐 四年
豫備大尉 五年
豫備中尉 三年
豫備少尉 二年
少佐 三年
大尉 四年
中尉 二年
少尉 一年六月
ニ、
豫備一等下士官 二年
豫備二等下士官 二年
豫備一等下士官 一年六月
豫備二等下士官 一年六月
ニ、同條第二項中「豫備少佐」ヲ「少佐」ニ改ム
第十六條第一項第四號中「商船學校」ノ下ニ「、海員養成所」ヲ加ヘ「航海練習所職員」ヲ「航海訓練所職員」ニ改メ同項第五號中「海務院海務官」ノ下ニ「、海務局海務官」ヲ加ヘ同項第七號中「高等商船學校別科生徒」ヲ「特別高等海員養成所生徒」ニ、「在學日數」ヲ「在所日數」ニ、同條第二項中「別科」ヲ「特別高等海員養成所ノ課程」ニ改ム
第十七條第一項ニ左ノ一號ヲ加フ
六 航空局航空官トシテノ勤務日數ノ三分ノ二ニ相當スル日數
第十九條中「第五號」ヲ「第六號」ニ改ム
第二十條中「半減」ヲ「短縮」ニ改ム
第二十一條中「豫備中佐」ヲ「中佐」ニ改ム
第四章ノ章名ヲ左ノ如ク改ム
第四章 特殊任用、特殊進級及特殊採用
第二十六條中「豫備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第二十六條ノ二中「豫備中尉」ヲ「中尉」ニ、「豫備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第二十七條第一項中「豫備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第三十條ノ三 第九條第一號若ハ第二號又ハ第十條各號ニ揭グル者演習其ノ他ノ公務ノ爲自己ノ重大ナル過失ニ因ルニ非ズシテ傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ危篤ニ陷リタルトキハ第二十三條ノ規定ニ拘ラズ第九條第一號及第二號竝ニ第十條各號ニ定ムル區分ニ從ヒ特ニ豫備武官ニ之ヲ任用スルコトヲ得
第九條各號又ハ第十條各號ニ揭グル者ニシテ演習其ノ他ノ公務ノ爲自己ノ重大ナル過失ニ因ルニ非ズシテ傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ危篤ニ陷リタルモノハ第九條各號及第十條各號ニ定ムル區分ニ從ヒ其ノ死歿ノ後ト雖モ特ニ危篤ニ陷リタル時ニ遡リテ之ヲ豫備武官ニ任用シ又ハ豫備兵ニ採用スルコトヲ得
第三十七條第一項中「又ハ水產講習所長」ヲ「、水產講習所長又ハ航海訓練所長」ニ、「航海練習所長」ヲ「航海訓練所長」ニ改ム
第四條 昭和九年勅令第百七十三號中左ノ通改正ス
第一項及第三項中「海軍豫備大尉、海軍豫備中尉又ハ海軍豫備少尉」ヲ「豫備員タル海軍大尉、海軍中尉又ハ海軍少尉」ニ改ム
第五條 海軍服制中左ノ通改正ス
第三條 削除
第三條ノ二中「左ノ各號ノモノノ外」ヲ「軍衣ノ袖章ヲ山形トスルノ外」ニ改メ第一號乃至第三號ヲ削ル
第三條ノ三中「左ノ各號ノモノノ外」ヲ「軍衣、軍袴、夏衣及夏袴ノ制式ハ各士官及特務士官ノ軍衣、軍袴、夏衣及夏袴ノ制式ト同一トスルノ外」ニ改メ第一號及第二號ヲ削ル
第三條ノ四中「海軍豫備兵長」ヲ「海軍兵長」ニ改ム
第三條ノ五中「右臂ニ豫備員徽章(黃織出)ヲ附スルノ外」ヲ削ル
別表海軍服制表豫備員服制圖ヲ削ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ海軍豫備員令第三十條ノ三ノ改正規定ハ本令施行前一年以內ニ危篤ニ陷リタル者ニモ亦之ヲ適用ス
本令施行ノ際現ニ左ノ上欄ニ揭グル官ニ在ル者ハ別ニ辭令ヲ用ヒズシテ豫備員タル各其ノ相當ノ下欄ニ揭グル官ニ任ゼラレタルモノトシ其ノ實役停年ハ各前後之ヲ通算シ從前ノ法令中左ノ上欄ニ揭グル官ニ關スル規定ハ豫備員タル各其ノ相當ノ下欄ニ揭グル官ニ之ヲ適用ス
海軍豫備大(中、少)佐
海軍大(中、少)佐
海軍豫備大(中、少)尉
海軍大(中、少)尉
海軍豫備兵曹長
海軍兵曹長
海軍豫備飛行兵曹長
海軍飛行兵曹長
海軍豫備整備兵曹長
海軍整備兵曹長
海軍豫備機關兵曹長
海軍機關兵曹長
海軍豫備工作兵曹長
海軍工作兵曹長
海軍豫備上等(一等、二等)兵曹
海軍上等(一等、二等)兵曹
海軍豫備上等(一等、二等)飛行兵曹
海軍上等(一等、二等)飛行兵曹
海軍豫備上等(一等、二等)整備兵曹
海軍上等(一等、二等)整備兵曹
海軍豫備上等(一等、二等)機關兵曹
海軍上等(一等、二等)機關兵曹
海軍豫備上等(一等、二等)工作兵曹
海軍上等(一等、二等)工作兵曹
前項ノ規定ニ依リ豫備員タル海軍二等飛行兵曹又ハ二等整備兵曹ト爲ル者ニ付テハ昭和十七年勅令第六百十號ノ改正規定ニ拘ラズ當分ノ內其ノ官ヲ置カレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ左ノ上欄ニ揭グル職階ニ在ル者ハ豫備兵タル各其ノ相當ノ下欄ニ揭グル職階ヲ命ゼラレタルモノトシ從前ノ法令中左ノ上欄ニ揭グル職階ニ關スル規定ハ豫備兵タル各其ノ相當ノ下欄ニ揭グル職階ニ之ヲ適用ス
海軍豫備兵長、海軍豫備上等(一等)水兵
海軍水兵長、海軍上等(一等)水兵
海軍豫備機關兵長、海軍豫備上等(一等)機關兵
海軍機關兵長、海軍上等(一等)機關兵
海軍豫備工作兵長、海軍豫備上等(一等)工作兵
海軍工作兵長、海軍上等(一等)工作兵
從前ノ規定ニ依リ實役停年ノ計算ニ算入セラルベキ航海練習所職員トシテノ勤務日數及高等商船學校別科生徒トシテノ在學日數ハ改正規定ニ依ル航空關係及工作科以外ノ豫備武官ノ任用又ハ進級ニ必要ナル實役停年ノ計算ニ之ヲ算入ス
從前ノ規定ニ依ル制服ハ當分ノ內仍之ヲ用ヒ又ハ改正規定ニ依ル制服ト之ヲ混用スルコトヲ得
朕海軍ノ予備武官ノ官名及予備兵ノ職名改正等ノ為ニスル昭和十七年勅令第六百十号海軍武官官階ノ件外四勅令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年六月三十日
内閣総理大臣 東条英機
海軍大臣 嶋田繁太郎
勅令第五百六十号
第一条 昭和十七年勅令第六百十号中左ノ通改正ス
別表中予備員ノ部及同備考ヲ左ノ如ク改ム
【表】
第二条 昭和十七年勅令第六百十一号中左ノ通改正ス
別表中予備員ノ部ヲ左ノ如ク改ム
【表】
第三条 海軍予備員令中左ノ通改正ス
第五条第一項中「予備大、中佐」ヲ「大、中佐」ニ、「予備少佐」ヲ「少佐」ニ、「予備大尉」ヲ「大尉」ニ、「予備中、少尉」ヲ「中、少尉」ニ改ム
第九条第一号中「予備少尉」ヲ「少尉」ニ、同条第二号中「予備上等兵曹及予備上等機関兵曹」ヲ「上等兵曹及上等機関兵曹」ニ、同条第三号中「予備一等水兵、予備一等機関兵及予備一等工作兵」ヲ「上等水兵、上等機関兵及上等工作兵」ニ改ム
第十条第一号中「予備少尉」ヲ「少尉」ニ、同条第二号中「予備一等飛行兵曹」ヲ「上等飛行兵曹」ニ、同条第三号中「予備二等飛行兵曹」ヲ「一等飛行兵曹」ニ、同条第四号中「予備二等整備兵曹」ヲ「一等整備兵曹」ニ改ム
第十三条中「三年」ヲ「一年六月」ニ改ム
第十四条中「予備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第十五条第一項中
予備少佐 四年
予備大尉 五年
予備中尉 三年
予備少尉 二年
少佐 三年
大尉 四年
中尉 二年
少尉 一年六月
ニ、
予備一等下士官 二年
予備二等下士官 二年
予備一等下士官 一年六月
予備二等下士官 一年六月
ニ、同条第二項中「予備少佐」ヲ「少佐」ニ改ム
第十六条第一項第四号中「商船学校」ノ下ニ「、海員養成所」ヲ加ヘ「航海練習所職員」ヲ「航海訓練所職員」ニ改メ同項第五号中「海務院海務官」ノ下ニ「、海務局海務官」ヲ加ヘ同項第七号中「高等商船学校別科生徒」ヲ「特別高等海員養成所生徒」ニ、「在学日数」ヲ「在所日数」ニ、同条第二項中「別科」ヲ「特別高等海員養成所ノ課程」ニ改ム
第十七条第一項ニ左ノ一号ヲ加フ
六 航空局航空官トシテノ勤務日数ノ三分ノ二ニ相当スル日数
第十九条中「第五号」ヲ「第六号」ニ改ム
第二十条中「半減」ヲ「短縮」ニ改ム
第二十一条中「予備中佐」ヲ「中佐」ニ改ム
第四章ノ章名ヲ左ノ如ク改ム
第四章 特殊任用、特殊進級及特殊採用
第二十六条中「予備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第二十六条ノ二中「予備中尉」ヲ「中尉」ニ、「予備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第二十七条第一項中「予備少尉」ヲ「少尉」ニ改ム
第三十条ノ三 第九条第一号若ハ第二号又ハ第十条各号ニ掲グル者演習其ノ他ノ公務ノ為自己ノ重大ナル過失ニ因ルニ非ズシテ傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ危篤ニ陥リタルトキハ第二十三条ノ規定ニ拘ラズ第九条第一号及第二号並ニ第十条各号ニ定ムル区分ニ従ヒ特ニ予備武官ニ之ヲ任用スルコトヲ得
第九条各号又ハ第十条各号ニ掲グル者ニシテ演習其ノ他ノ公務ノ為自己ノ重大ナル過失ニ因ルニ非ズシテ傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ危篤ニ陥リタルモノハ第九条各号及第十条各号ニ定ムル区分ニ従ヒ其ノ死歿ノ後ト雖モ特ニ危篤ニ陥リタル時ニ遡リテ之ヲ予備武官ニ任用シ又ハ予備兵ニ採用スルコトヲ得
第三十七条第一項中「又ハ水産講習所長」ヲ「、水産講習所長又ハ航海訓練所長」ニ、「航海練習所長」ヲ「航海訓練所長」ニ改ム
第四条 昭和九年勅令第百七十三号中左ノ通改正ス
第一項及第三項中「海軍予備大尉、海軍予備中尉又ハ海軍予備少尉」ヲ「予備員タル海軍大尉、海軍中尉又ハ海軍少尉」ニ改ム
第五条 海軍服制中左ノ通改正ス
第三条 削除
第三条ノ二中「左ノ各号ノモノノ外」ヲ「軍衣ノ袖章ヲ山形トスルノ外」ニ改メ第一号乃至第三号ヲ削ル
第三条ノ三中「左ノ各号ノモノノ外」ヲ「軍衣、軍袴、夏衣及夏袴ノ制式ハ各士官及特務士官ノ軍衣、軍袴、夏衣及夏袴ノ制式ト同一トスルノ外」ニ改メ第一号及第二号ヲ削ル
第三条ノ四中「海軍予備兵長」ヲ「海軍兵長」ニ改ム
第三条ノ五中「右臂ニ予備員徽章(黄織出)ヲ附スルノ外」ヲ削ル
別表海軍服制表予備員服制図ヲ削ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ海軍予備員令第三十条ノ三ノ改正規定ハ本令施行前一年以内ニ危篤ニ陥リタル者ニモ亦之ヲ適用ス
本令施行ノ際現ニ左ノ上欄ニ掲グル官ニ在ル者ハ別ニ辞令ヲ用ヒズシテ予備員タル各其ノ相当ノ下欄ニ掲グル官ニ任ゼラレタルモノトシ其ノ実役停年ハ各前後之ヲ通算シ従前ノ法令中左ノ上欄ニ掲グル官ニ関スル規定ハ予備員タル各其ノ相当ノ下欄ニ掲グル官ニ之ヲ適用ス
海軍予備大(中、少)佐
海軍大(中、少)佐
海軍予備大(中、少)尉
海軍大(中、少)尉
海軍予備兵曹長
海軍兵曹長
海軍予備飛行兵曹長
海軍飛行兵曹長
海軍予備整備兵曹長
海軍整備兵曹長
海軍予備機関兵曹長
海軍機関兵曹長
海軍予備工作兵曹長
海軍工作兵曹長
海軍予備上等(一等、二等)兵曹
海軍上等(一等、二等)兵曹
海軍予備上等(一等、二等)飛行兵曹
海軍上等(一等、二等)飛行兵曹
海軍予備上等(一等、二等)整備兵曹
海軍上等(一等、二等)整備兵曹
海軍予備上等(一等、二等)機関兵曹
海軍上等(一等、二等)機関兵曹
海軍予備上等(一等、二等)工作兵曹
海軍上等(一等、二等)工作兵曹
前項ノ規定ニ依リ予備員タル海軍二等飛行兵曹又ハ二等整備兵曹ト為ル者ニ付テハ昭和十七年勅令第六百十号ノ改正規定ニ拘ラズ当分ノ内其ノ官ヲ置カレタルモノトス
本令施行ノ際現ニ左ノ上欄ニ掲グル職階ニ在ル者ハ予備兵タル各其ノ相当ノ下欄ニ掲グル職階ヲ命ゼラレタルモノトシ従前ノ法令中左ノ上欄ニ掲グル職階ニ関スル規定ハ予備兵タル各其ノ相当ノ下欄ニ掲グル職階ニ之ヲ適用ス
海軍予備兵長、海軍予備上等(一等)水兵
海軍水兵長、海軍上等(一等)水兵
海軍予備機関兵長、海軍予備上等(一等)機関兵
海軍機関兵長、海軍上等(一等)機関兵
海軍予備工作兵長、海軍予備上等(一等)工作兵
海軍工作兵長、海軍上等(一等)工作兵
従前ノ規定ニ依リ実役停年ノ計算ニ算入セラルベキ航海練習所職員トシテノ勤務日数及高等商船学校別科生徒トシテノ在学日数ハ改正規定ニ依ル航空関係及工作科以外ノ予備武官ノ任用又ハ進級ニ必要ナル実役停年ノ計算ニ之ヲ算入ス
従前ノ規定ニ依ル制服ハ当分ノ内仍之ヲ用ヒ又ハ改正規定ニ依ル制服ト之ヲ混用スルコトヲ得