外国為替管理法
法令番号: 法律第八十三號
公布年月日: 昭和16年4月12日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル外國爲替管理法改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年四月十一日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
拓務大臣 秋田淸
大藏大臣 河田烈
商工大臣 豊田貞次郞
法律第八十三號
外國爲替管理法
第一條 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ左ニ揭グル取引又ハ行爲ヲ禁止又ハ制限スルコトヲ得
一 外國通貨又ハ外國爲替ノ取得又ハ處分
二 通貨若ハ外國通貨ノ輸出若ハ輸入、金地金、金ノ合金若ハ金ヲ主タル材料トスル物ノ輸出又ハ金貨幣ノ鑄潰若ハ毀傷
三 外國ヘノ送金ニシテ前二號ニ包含スル方法ニ依ラザルモノ
四 外國ニ於テ爲シタル委託ニ基キ又ハ外國居住者(法人ノ外國ニ在ル支店其ノ他ノ營業所ヲ含ム以下同ジ)ノ爲ニスル本邦內ニ於テ爲ス支拂又ハ其ノ受領
五 外國ニ於テ爲ス支拂ノ本邦內ニ於ケル委託
六 本邦居住者(法人ノ本邦內ニ在ル支店其ノ他ノ營業所ヲ含ム)ノ爲ニスル外國ニ於テ爲ス支拂又ハ其ノ受領
七 外國居住者ニ對スル債權ノ取立又ハ取立ノ依賴若ハ引受
八 外國居住者ノ爲ニスル債權ノ取立又ハ取立ノ依賴若ハ引受
九 外國居住者、本邦內ニ居住スル外國人(外國法人ノ本邦內ニ在ル支店其ノ他ノ營業所ヲ含ム)又ハ命令ノ定ムル本邦法人ノ本邦內ニ於テ爲ス財產(事業若ハ營業又ハ之ニ對スル出資ヲ含ム以下同ジ)ノ取得若ハ處分、預ケ金ノ引出又ハ貸出金ノ囘收
十 前號ニ揭グル者ノ爲又ハ之ヲ相手方トスル本邦內ニ於テ爲ス前號ニ揭グル取引又ハ行爲
十一 外國爲替相場ノ取極
十二 外國通貨ヲ以テ表示スル證券(財產權ヲ證スル證書及帳簿ヲ含ム以下同ジ)、債權又ハ債務ノ取得又ハ處分
十三 本邦通貨ヲ以テ表示スル外國居住者ニ對スル債權又ハ債務ノ取得又ハ處分
十四 信用狀ノ發行又ハ取得
十五 外國居住者ニ信用ヲ與フル行爲
十六 證券ノ輸出又ハ輸入
十七 價額ノ全部又ハ一部ニ付外國爲替ヲ取組マザル貨物ノ輸出又ハ輸入
十八 外國ニ在ル財產ニシテ第一號、第十二號又ハ第十三號ニ揭ゲザルモノノ取得又ハ處分
第二條 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ外國爲替ニ關スル取引ヲ日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ヲ相手方トスル場合ニ限定スルコトヲ得
第三條 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ左ニ揭グル財產ニ關シ日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ニ對スル賣却其ノ他必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
一 外國通貨又ハ外國爲替
二 外國通貨ヲ以テ表示スル證券若ハ債權又ハ本邦通貨ヲ以テ表示スル外國居住者ニ對スル債權
三 外國ニ在ル財產ニシテ前二號ニ揭ゲザルモノ
前項ノ規定ニ依リ政府ノ指定スル者ニ賣却スベキコトヲ命ジタル場合ノ賣却價額ハ政府之ヲ定ム
第四條 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ外國ヘノ送金、外國ヨリノ送金ノ受領其ノ他外國トノ間ニ於ケル債權債務ノ決濟又ハ外國ヨリ外國ヘノ送金其ノ他外國間ニ於ケル債權債務ノ決濟ニ關シ其ノ方法、條件其ノ他必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第五條 政府ハ必要アルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ報吿ヲ徵シ、帳簿書類ノ備付ヲ命ジ、帳簿書類ノ記載方ヲ指定シ又ハ當該官吏ヲシテ必要ナル場所ニ臨檢シ業務狀況若ハ帳簿書類其ノ他ノ物件ヲ檢査セシムルコトヲ得
關稅法第八十四條乃至第九十三條ノ規定ハ本法ニ基キテ發スル命令ノ違反事件ニ付之ヲ準用ス但シ同法ニ定ムル職務ヲ行フ官吏ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第六條 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ本法ノ施行ニ關スル事務ノ一部ヲ日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ヲシテ取扱ハシムルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ事務ノ一部ヲ日本銀行ヲシテ取扱ハシメタル場合ニ於テ當該事務ノ取扱ニ要スル經費ハ日本銀行ノ負擔トス
第一項ノ場合ニ於テ當該事務ニ從事スル日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ノ職員ハ之ヲ法令ニ依リ公務ニ從事スル職員ト看做ス
第七條 第一條又ハ第二條ノ規定ニ基キテ發スル命令ヲ以テ規定スル取引又ハ行爲ノ禁止又ハ制限ニ違反シタル者ハ三年以下ノ懲役若ハ禁錮又ハ一萬圓以下ノ罰金ニ處ス但シ當該取引又ハ行爲ノ目的物ノ價額ノ三倍ガ一萬圓ヲ超ユルトキハ罰金ハ當該價額ノ三倍以下トス
第一條ノ規定ニ基キテ發スル命令ニ違反シ金貨幣、金地金、金ノ合金若ハ金ヲ主タル材料トスル物ヲ輸出スル目的ヲ以テ收得シ若ハ輸出セントシタル者又ハ通貨、外國通貨若ハ證券ヲ輸出若ハ輸入セントシタル者亦前項ニ同ジ
第八條 第三條ノ規定ニ基キテ發スル命令又ハ當該命令ニ依ル外國通貨其ノ他ニ關シ必要ナル事項ヲ爲スベキ旨ノ政府ノ命ニ從ハザル者ハ一年以下ノ禁錮又ハ當該外國通貨其ノ他ノ價額ノ二倍以下ノ罰金ニ處ス
第九條 第四條ノ規定ニ基キテ發スル命令又ハ當該命令ニ依ル政府ノ命ニ從ハザル者ハ一年以下ノ禁錮又ハ五千圓以下ノ罰金ニ處ス
第十條 第五條ノ規定ニ基キテ發スル命令又ハ當該命令ニ依ル政府ノ命ニ違反シ報吿ヲ爲サズ、虛僞ノ報吿ヲ爲シ、帳簿書類ノ備付ヲ爲サズ、之ニ記載スベキ事項ヲ記載セズ、之ニ虛僞ノ記載ヲ爲シ、之ノ記載方ノ指定ニ從ハズ、業務狀況若ハ帳簿書類其ノ他ノ物件ノ檢査ヲ拒ミ又ハ帳簿書類ノ隱蔽不實ノ申立其ノ他ノ方法ニ依リ檢査ヲ妨ゲタル者ハ六月以下ノ禁錮又ハ五千圓以下ノ罰金ニ處ス本法ニ基キテ發スル命令ニ依リ提出スル許可ノ申請書其ノ他ノ書類ニ虛僞ノ記載ヲ爲シタル者亦同ジ
第十一條 本法ニ基キテ發スル命令ニ依リテ爲ス處分ニ附シタル條件ニ違反シタル者ハ一年以下ノ禁錮又ハ五千圓以下ノ罰金ニ處ス
第十二條 法人ノ代表者又ハ法人若ハ人ノ代理人、使用人其ノ他ノ從業者ガ其ノ法人又ハ人ノ業務ニ關シテ第七條乃至前條ノ違反行爲ヲ爲シタルトキハ行爲者ヲ罰スルノ外其ノ法人又ハ人ニ對シ亦第七條乃至前條ノ罰金刑ヲ科ス
第十三條 本法ノ罰則ハ本法施行地ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有スル法人ノ代表者、代理人、使用人其ノ他ノ從業者ガ本法施行地外ニ於テ爲シタル行爲ニモ之ヲ適用ス本法施行地ニ住所ヲ有スル人又ハ其ノ代理人、使用人其ノ他ノ從業者ガ本法施行地外ニ於テ爲シタル行爲ニ付亦同ジ
第十四條 當該官吏、外國爲替管理委員會ノ會長委員幹事若ハ第六條ニ規定スル日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ノ職員又ハ其ノ職ニ在リタル者本法ニ依ル職務執行ニ關シ知得タル法人又ハ人ノ業務上ノ祕密ヲ漏洩シ又ハ竊用シタルトキハ千圓以下ノ罰金ニ處ス
第十五條 第三條ノ財產ノ賣却價額其ノ他本法ノ施行ニ關スル重要事項ニ付主務大臣ノ諮問ニ應ズル爲外國爲替管理委員會ヲ置ク
外國爲替管理委員會ノ組織及權限ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
附 則
本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル外国為替管理法改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年四月十一日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
拓務大臣 秋田清
大蔵大臣 河田烈
商工大臣 豊田貞次郎
法律第八十三号
外国為替管理法
第一条 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ左ニ掲グル取引又ハ行為ヲ禁止又ハ制限スルコトヲ得
一 外国通貨又ハ外国為替ノ取得又ハ処分
二 通貨若ハ外国通貨ノ輸出若ハ輸入、金地金、金ノ合金若ハ金ヲ主タル材料トスル物ノ輸出又ハ金貨幣ノ鋳潰若ハ毀傷
三 外国ヘノ送金ニシテ前二号ニ包含スル方法ニ依ラザルモノ
四 外国ニ於テ為シタル委託ニ基キ又ハ外国居住者(法人ノ外国ニ在ル支店其ノ他ノ営業所ヲ含ム以下同ジ)ノ為ニスル本邦内ニ於テ為ス支払又ハ其ノ受領
五 外国ニ於テ為ス支払ノ本邦内ニ於ケル委託
六 本邦居住者(法人ノ本邦内ニ在ル支店其ノ他ノ営業所ヲ含ム)ノ為ニスル外国ニ於テ為ス支払又ハ其ノ受領
七 外国居住者ニ対スル債権ノ取立又ハ取立ノ依頼若ハ引受
八 外国居住者ノ為ニスル債権ノ取立又ハ取立ノ依頼若ハ引受
九 外国居住者、本邦内ニ居住スル外国人(外国法人ノ本邦内ニ在ル支店其ノ他ノ営業所ヲ含ム)又ハ命令ノ定ムル本邦法人ノ本邦内ニ於テ為ス財産(事業若ハ営業又ハ之ニ対スル出資ヲ含ム以下同ジ)ノ取得若ハ処分、預ケ金ノ引出又ハ貸出金ノ回収
十 前号ニ掲グル者ノ為又ハ之ヲ相手方トスル本邦内ニ於テ為ス前号ニ掲グル取引又ハ行為
十一 外国為替相場ノ取極
十二 外国通貨ヲ以テ表示スル証券(財産権ヲ証スル証書及帳簿ヲ含ム以下同ジ)、債権又ハ債務ノ取得又ハ処分
十三 本邦通貨ヲ以テ表示スル外国居住者ニ対スル債権又ハ債務ノ取得又ハ処分
十四 信用状ノ発行又ハ取得
十五 外国居住者ニ信用ヲ与フル行為
十六 証券ノ輸出又ハ輸入
十七 価額ノ全部又ハ一部ニ付外国為替ヲ取組マザル貨物ノ輸出又ハ輸入
十八 外国ニ在ル財産ニシテ第一号、第十二号又ハ第十三号ニ掲ゲザルモノノ取得又ハ処分
第二条 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ外国為替ニ関スル取引ヲ日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ヲ相手方トスル場合ニ限定スルコトヲ得
第三条 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ左ニ掲グル財産ニ関シ日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ニ対スル売却其ノ他必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
一 外国通貨又ハ外国為替
二 外国通貨ヲ以テ表示スル証券若ハ債権又ハ本邦通貨ヲ以テ表示スル外国居住者ニ対スル債権
三 外国ニ在ル財産ニシテ前二号ニ掲ゲザルモノ
前項ノ規定ニ依リ政府ノ指定スル者ニ売却スベキコトヲ命ジタル場合ノ売却価額ハ政府之ヲ定ム
第四条 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ外国ヘノ送金、外国ヨリノ送金ノ受領其ノ他外国トノ間ニ於ケル債権債務ノ決済又ハ外国ヨリ外国ヘノ送金其ノ他外国間ニ於ケル債権債務ノ決済ニ関シ其ノ方法、条件其ノ他必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第五条 政府ハ必要アルトキハ命令ノ定ムル所ニ依リ報告ヲ徴シ、帳簿書類ノ備付ヲ命ジ、帳簿書類ノ記載方ヲ指定シ又ハ当該官吏ヲシテ必要ナル場所ニ臨検シ業務状況若ハ帳簿書類其ノ他ノ物件ヲ検査セシムルコトヲ得
関税法第八十四条乃至第九十三条ノ規定ハ本法ニ基キテ発スル命令ノ違反事件ニ付之ヲ準用ス但シ同法ニ定ムル職務ヲ行フ官吏ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第六条 政府ハ命令ノ定ムル所ニ依リ本法ノ施行ニ関スル事務ノ一部ヲ日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ヲシテ取扱ハシムルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ事務ノ一部ヲ日本銀行ヲシテ取扱ハシメタル場合ニ於テ当該事務ノ取扱ニ要スル経費ハ日本銀行ノ負担トス
第一項ノ場合ニ於テ当該事務ニ従事スル日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ノ職員ハ之ヲ法令ニ依リ公務ニ従事スル職員ト看做ス
第七条 第一条又ハ第二条ノ規定ニ基キテ発スル命令ヲ以テ規定スル取引又ハ行為ノ禁止又ハ制限ニ違反シタル者ハ三年以下ノ懲役若ハ禁錮又ハ一万円以下ノ罰金ニ処ス但シ当該取引又ハ行為ノ目的物ノ価額ノ三倍ガ一万円ヲ超ユルトキハ罰金ハ当該価額ノ三倍以下トス
第一条ノ規定ニ基キテ発スル命令ニ違反シ金貨幣、金地金、金ノ合金若ハ金ヲ主タル材料トスル物ヲ輸出スル目的ヲ以テ収得シ若ハ輸出セントシタル者又ハ通貨、外国通貨若ハ証券ヲ輸出若ハ輸入セントシタル者亦前項ニ同ジ
第八条 第三条ノ規定ニ基キテ発スル命令又ハ当該命令ニ依ル外国通貨其ノ他ニ関シ必要ナル事項ヲ為スベキ旨ノ政府ノ命ニ従ハザル者ハ一年以下ノ禁錮又ハ当該外国通貨其ノ他ノ価額ノ二倍以下ノ罰金ニ処ス
第九条 第四条ノ規定ニ基キテ発スル命令又ハ当該命令ニ依ル政府ノ命ニ従ハザル者ハ一年以下ノ禁錮又ハ五千円以下ノ罰金ニ処ス
第十条 第五条ノ規定ニ基キテ発スル命令又ハ当該命令ニ依ル政府ノ命ニ違反シ報告ヲ為サズ、虚偽ノ報告ヲ為シ、帳簿書類ノ備付ヲ為サズ、之ニ記載スベキ事項ヲ記載セズ、之ニ虚偽ノ記載ヲ為シ、之ノ記載方ノ指定ニ従ハズ、業務状況若ハ帳簿書類其ノ他ノ物件ノ検査ヲ拒ミ又ハ帳簿書類ノ隠蔽不実ノ申立其ノ他ノ方法ニ依リ検査ヲ妨ゲタル者ハ六月以下ノ禁錮又ハ五千円以下ノ罰金ニ処ス本法ニ基キテ発スル命令ニ依リ提出スル許可ノ申請書其ノ他ノ書類ニ虚偽ノ記載ヲ為シタル者亦同ジ
第十一条 本法ニ基キテ発スル命令ニ依リテ為ス処分ニ附シタル条件ニ違反シタル者ハ一年以下ノ禁錮又ハ五千円以下ノ罰金ニ処ス
第十二条 法人ノ代表者又ハ法人若ハ人ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ法人又ハ人ノ業務ニ関シテ第七条乃至前条ノ違反行為ヲ為シタルトキハ行為者ヲ罰スルノ外其ノ法人又ハ人ニ対シ亦第七条乃至前条ノ罰金刑ヲ科ス
第十三条 本法ノ罰則ハ本法施行地ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有スル法人ノ代表者、代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ本法施行地外ニ於テ為シタル行為ニモ之ヲ適用ス本法施行地ニ住所ヲ有スル人又ハ其ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ本法施行地外ニ於テ為シタル行為ニ付亦同ジ
第十四条 当該官吏、外国為替管理委員会ノ会長委員幹事若ハ第六条ニ規定スル日本銀行其ノ他政府ノ指定スル者ノ職員又ハ其ノ職ニ在リタル者本法ニ依ル職務執行ニ関シ知得タル法人又ハ人ノ業務上ノ秘密ヲ漏洩シ又ハ窃用シタルトキハ千円以下ノ罰金ニ処ス
第十五条 第三条ノ財産ノ売却価額其ノ他本法ノ施行ニ関スル重要事項ニ付主務大臣ノ諮問ニ応ズル為外国為替管理委員会ヲ置ク
外国為替管理委員会ノ組織及権限ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
附 則
本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス