造幣医及専売医官等等級俸給令
法令番号: 勅令第二百三十六號
公布年月日: 昭和2年7月23日
法令の形式: 勅令
朕造幣醫及專賣醫官等等級俸給令ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二年七月二十二日
內閣總理大臣 男爵 田中義一
大藏大臣 三土忠造
勅令第二百三十六號
造幣醫及專賣醫官等等級俸給令
第一條 奏任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫及專賣醫ノ進退ハ奏任官ノ例ニ依リ之ヲ行ヒ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫及專賣醫ノ進退ハ大藏大臣之ヲ專行ス
第二條 造幣醫及專賣醫ノ官等等級ハ其ノ俸給額ニ應ジ第一表ニ依リ文武高等官官等又ハ文武判任官等級ニ配當ス但シ同官等內又ハ同等級內ニ於テハ文武官吏ノ次席トス
第三條 造幣醫及專賣醫ノ俸給ハ第二表ニ依ル但シ月俸七十五圓未滿ノ者ニ限リ所定ノ最低額ヲ下ラザル範圍內ニ於テ適宜ノ金額ヲ定メ之ヲ給スルコトヲ得
第四條 奏任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫又ハ專賣醫ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ特ニ功勞アル者ニハ年額七百圓以內ヲ加給スルコトヲ得
判任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫又ハ專賣醫ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ事務熟練優等ナル者ニハ月額四十圓以內ヲ加給スルコトヲ得
第五條 奏任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫若ハ專賣醫ニシテ七級俸以上ノ俸給ヲ受クル者又ハ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫若ハ專賣醫ニシテ五級俸以上ノ俸給ヲ受クル者ハ一年ヲ經過スルニ非ザレバ昇級スルコトヲ得ズ
第六條 俸給ノ支給ニ關シテハ高等官又ハ判任官ノ俸給支給ノ例ニ依ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ造幣局囑託醫又ハ專賣局囑託醫ノ職ニ在ル者ニシテ手當月額百六十圓以上ノ金額ヲ受クルモノヲ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫又ハ專賣醫ニ任用スル場合ニ於テハ本令施行ノ際ニ限リ其ノ現ニ受クル手當月額ニ相當スル金額ノ月俸ヲ給スルコトヲ得
第四條第二項ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リテ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫又ハ專賣醫ニ任用セラレタル者ニ付テハ造幣局囑託醫又ハ專賣局囑託醫トシテ初メテ手當月額百六十圓以上ノ金額ヲ受ケタルトキヲ以テ一級俸ヲ受ケタルトキト看做シ手當月額百六十圓以上ノ金額ヲ受ケタル期間ヲ通算シテ之ヲ適用ス但シ月俸二百圓ヲ超ユルコトヲ得ズ
第二項ノ規定ニ依リテ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣醫又ハ專賣醫ニ任用セラレタル者ハ第二條ノ規定ノ適用ニ付テハ之ヲ一級俸ヲ受クルモノト看做ス
第一表
【表】
第二表
【表】
朕造幣医及専売医官等等級俸給令ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二年七月二十二日
内閣総理大臣 男爵 田中義一
大蔵大臣 三土忠造
勅令第二百三十六号
造幣医及専売医官等等級俸給令
第一条 奏任官ノ待遇ヲ受クル造幣医及専売医ノ進退ハ奏任官ノ例ニ依リ之ヲ行ヒ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣医及専売医ノ進退ハ大蔵大臣之ヲ専行ス
第二条 造幣医及専売医ノ官等等級ハ其ノ俸給額ニ応ジ第一表ニ依リ文武高等官官等又ハ文武判任官等級ニ配当ス但シ同官等内又ハ同等級内ニ於テハ文武官吏ノ次席トス
第三条 造幣医及専売医ノ俸給ハ第二表ニ依ル但シ月俸七十五円未満ノ者ニ限リ所定ノ最低額ヲ下ラザル範囲内ニ於テ適宜ノ金額ヲ定メ之ヲ給スルコトヲ得
第四条 奏任官ノ待遇ヲ受クル造幣医又ハ専売医ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ特ニ功労アル者ニハ年額七百円以内ヲ加給スルコトヲ得
判任官ノ待遇ヲ受クル造幣医又ハ専売医ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ事務熟練優等ナル者ニハ月額四十円以内ヲ加給スルコトヲ得
第五条 奏任官ノ待遇ヲ受クル造幣医若ハ専売医ニシテ七級俸以上ノ俸給ヲ受クル者又ハ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣医若ハ専売医ニシテ五級俸以上ノ俸給ヲ受クル者ハ一年ヲ経過スルニ非ザレバ昇級スルコトヲ得ズ
第六条 俸給ノ支給ニ関シテハ高等官又ハ判任官ノ俸給支給ノ例ニ依ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ造幣局嘱託医又ハ専売局嘱託医ノ職ニ在ル者ニシテ手当月額百六十円以上ノ金額ヲ受クルモノヲ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣医又ハ専売医ニ任用スル場合ニ於テハ本令施行ノ際ニ限リ其ノ現ニ受クル手当月額ニ相当スル金額ノ月俸ヲ給スルコトヲ得
第四条第二項ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リテ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣医又ハ専売医ニ任用セラレタル者ニ付テハ造幣局嘱託医又ハ専売局嘱託医トシテ初メテ手当月額百六十円以上ノ金額ヲ受ケタルトキヲ以テ一級俸ヲ受ケタルトキト看做シ手当月額百六十円以上ノ金額ヲ受ケタル期間ヲ通算シテ之ヲ適用ス但シ月俸二百円ヲ超ユルコトヲ得ズ
第二項ノ規定ニ依リテ判任官ノ待遇ヲ受クル造幣医又ハ専売医ニ任用セラレタル者ハ第二条ノ規定ノ適用ニ付テハ之ヲ一級俸ヲ受クルモノト看做ス
第一表
【表】
第二表
【表】