第一條　實業敎育ヲ奬勵スル爲國庫ハ每年豫算ヲ以テ定ムル所ノ金額ヲ支出ス

第二條　主務大臣ハ前條金額ノ範圍內ニ於テ奬勵上必要アリト認ムル公立私立ノ實業學校ニ對シ補助金ヲ交付ス

第三條　補助金ノ交付ハ用途ヲ指定シテ臨時ニ補助スル場合ヲ除クノ外三年ヲ以テ一期トス

第四條　補助金ノ年額ハ補助ヲ受クル學校ノ設立者ノ負擔額ヲ超ユルコトヲ得ス但シ用途ヲ指定シテ臨時ニ交付スル補助金及實業補習學校ニ對シ交付スル補助金ニ付テハ此ノ限ニ在ラス

第五條　補助ヲ受クル學校ノ設立者ハ補助期間其ノ學校經費ヲ繼續支出スル義務アルモノトス

第六條　主務大臣補助ヲ受クル學校ノ管理不適當ナリト認メタルトキ又ハ其ノ學校主務大臣ノ定ムル規程ニ違背シ第五條ノ義務ヲ盡サス若ハ補助ノ條件ニ違反シタルトキハ補助ヲ廢止シ若ハ停止シ又ハ補助金額ヲ減少スルコトヲ得

第七條　主務大臣ハ第二條ノ補助金ノ外公立私立ノ實業學校敎員ノ養成費其ノ他實業敎育奬勵上必要ト認ムル費用ニ充ツル爲第一條ノ豫算定額ノ八分ノ一以內ヲ支出スルコトヲ得

第八條　補助金ノ交付ニ關シ必要ナル規程ハ主務大臣之ヲ定ム