第一條 郵便及電信局ハ遞信大臣ノ管理ニ屬シ郵便、電信ノ業務ヲ執行スルコトヲ掌ル
第二條 郵便及電信局ヲ分テ一等郵便電信局、二等郵便電信局、二等郵便局、二等電信局、三等郵便電信局及三等郵便局トス
第三條 一等郵便電信局ニ於テハ管轄內ノ各郵便電信局、郵便局、電信局ヲ監督ス
遞信大臣ノ指定シタル一等郵便電信局ニ於テハ電信建築ノ事務ヲ兼掌ス
遞信大臣ハ二等郵便電信局、二等郵便局ヲシテ其ノ指定シタル區域內ノ三等郵便電信局、三等郵便局監督事務ノ一部ヲ分掌セシムルコトアルヘシ
遞信大臣ハ必要ナリト認ムル地ニ郵便及電信ノ支局ヲ置キ郵便電信ノ業務ヲ分掌セシムルコトヲ得
電信建築ノ事務ヲ兼掌スル一等郵便電信局ニハ前項職員ノ外電信建築技師ヲ置ク
第五條 二等郵便電信局、二等郵便局、二等電信局ニ左ノ職員ヲ置ク
第六條 三等郵便電信局、三等郵便局ニ左ノ職員ヲ置ク
第七條 一等郵便電信局長ハ奏任トス遞信大臣ノ命ヲ承ケ局中一切ノ事務ヲ掌理ス
第八條 電信建築技師ハ局長ノ指揮ヲ承ケ技術ニ關スル事務ヲ掌理ス
第九條 二等郵便電信局長、二等郵便局長及二等電信局長ハ判任トシ郵便電信書記ヲシテ之ヲ兼ネシム所轄一等郵便電信局長ノ指揮監督ヲ承ケ局務ヲ掌理ス
第十條 三等郵便電信局長及三等郵便局長ハ判任トス上官ノ指揮監督ヲ承ケ局務ヲ掌理ス
第十一條 郵便電信書記ハ判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ局務ニ從事ス
第十二條 電信建築技手ハ上官ノ指揮ヲ承ケ技術ニ關スル事務ニ從事ス
第十三條 郵便電信書記補ハ判任トス上官ノ指揮ヲ承ケ書記ノ事務ヲ助ク
第十四條 一等郵便電信局長ハ各局ヲ通シテ十八人電信建築技師ハ七人ヲ以テ定員トス
第十五條 郵便電信書記ハ各局ヲ通シテ千八百一人ヲ以テ定員トス
第十六條 電信建築技手ハ各局ヲ通シテ專任八十五人ヲ以テ定員トス
第十七條 郵便電信書記補ハ各局ヲ通シテ二千九百七十二人ヲ以テ定員トス
第十八條 一等郵便電信局ノ名稱、位置及其ノ管轄區域ハ別表ニ依ル
第十九條 二等郵便電信局、二等郵便局、二等電信局、三等郵便電信局、三等郵便局ノ名稱、位置及其ノ管轄區域ハ遞信大臣之ヲ定ム