我が国の科学技術振興と国際競争力向上のため、先端的研究施設を多様な研究者に開放し、科学技術研究の基盤強化を図る必要がある。独立行政法人日本原子力研究開発機構が設置する特定中性子線施設は、世界最高性能の中性子線を発生させることができ、生命科学、物質科学等の分野で画期的な計測手段として利用可能である。産業界を含む多様な分野の研究者による施設共用の促進が求められているため、特定中性子線施設の共用を促進する措置を講じる必要がある。
参照した発言:
第171回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
特定中性子線施設 |
一 研究実施相談者(学校教育法に基づく大学において理学若しくは工学の課程若しくはこれらに相当する課程を修めて卒業した後五年以上中性子線を使用した研究等の経験を有する者又はこれと同等以上の知識経験を有する者であって、特定中性子線施設における施設利用研究の実施に関し、研究者等に対する相談の業務を行う者をいう。) |
二 安全管理者(放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に基づく第一種放射線取扱主任者免状を取得した後三年以上放射線に係る安全性の確保に関する業務に従事した経験を有する者又はこれと同等以上の知識経験を有する者であって、特定中性子線施設における研究者等の安全の確保に関する業務を行う者をいう。) |