米穀の政府買入価格の特例に関する法律
法令番号: 法律第136号
公布年月日: 昭和27年5月7日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

食糧管理法に基づく米穀の政府買入価格は、供出開始から決定まで相当の期間を要している。この間、政府は仮の額を支払い、正式価格決定後に差額を追加払いしているが、その差額に対する利息相当額は支払われていない。この行政上の欠陥を是正するため、買入価格と仮の価格との差額に一般利息相当額を加算して支払うことを法律で定め、農家経済の収支改善を図ることを目的として本法案を提出する。なお、本法律は昭和27年産米から適用される。

参照した発言:
第13回国会 衆議院 農林委員会 第25号

審議経過

第13回国会

参議院
(昭和27年4月14日)
衆議院
(昭和27年4月18日)
参議院
(昭和27年4月22日)
衆議院
(昭和27年4月23日)
(昭和27年4月25日)
参議院
(昭和27年4月25日)
(昭和27年4月28日)
衆議院
(昭和27年7月31日)
参議院
(昭和27年7月31日)
米穀の政府買入価格の特例に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十七年五月七日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第百三十六号
米穀の政府買入価格の特例に関する法律
第一條 政府は、食糧管理法(昭和十七年法律第四十号)第三條第二項の規定による米穀の買入の価格(以下「買入価格」という。)が定められるまでに同條第一項の規定により米穀を買い入れる場合には、買入価格の決定までの仮の価格(以下「仮価格」という。)でその支払を行うものとする。
第二條 政府は、前條の規定により仮価格で支払を行つた買入に係る米穀については、買入価格が当該仮価格をこえるときは、政令の定めるところにより、その差額につき仮価格による支払の時から当該差額支払の時までの期間に応じ、大蔵大臣が銀行の一般貸付利率を勘案して定める率を下らない率により算出した金額を、当該差額とともに支払うものとする。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
大蔵大臣 池田勇人
農林大臣 広川弘禅
内閣総理大臣 吉田茂
米穀の政府買入価格の特例に関する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十七年五月七日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第百三十六号
米穀の政府買入価格の特例に関する法律
第一条 政府は、食糧管理法(昭和十七年法律第四十号)第三条第二項の規定による米穀の買入の価格(以下「買入価格」という。)が定められるまでに同条第一項の規定により米穀を買い入れる場合には、買入価格の決定までの仮の価格(以下「仮価格」という。)でその支払を行うものとする。
第二条 政府は、前条の規定により仮価格で支払を行つた買入に係る米穀については、買入価格が当該仮価格をこえるときは、政令の定めるところにより、その差額につき仮価格による支払の時から当該差額支払の時までの期間に応じ、大蔵大臣が銀行の一般貸付利率を勘案して定める率を下らない率により算出した金額を、当該差額とともに支払うものとする。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
大蔵大臣 池田勇人
農林大臣 広川弘禅
内閣総理大臣 吉田茂