失業保険事業運営の現況を踏まえ、二点の改正を行う。第一に、朝鮮動乱以後の雇用情勢好転により保険経済が改善し、積立金も増加傾向にあることから、現行保険料率を2割引き下げて千分の16とし、事業主及び労働者の負担軽減を図る。第二に、従来限定的であった延滞金の免除規定を国税徴収法に準じて拡大し、保険料の滞納処分の執行停止・猶予の場合や、納付遅延にやむを得ない事情がある場合にも免除を可能とし、保険料徴収事務の改善を図る。
参照した発言: 第13回国会 衆議院 労働委員会 第7号