終戦後の不安定な経済状況下で企業経理の健全化を目的として制定された会社利益配当等臨時措置法だが、その後の経済安定と企業経理の充実により、制定当時とは状況が大きく変化した。また、配当規制に関する本法の趣旨は改正商法に取り入れられており、本法を廃止しても配当の適正化に関する法的措置に不足は生じない。このような状況を踏まえ、本法を廃止するものである。
参照した発言: 第12回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号