国営競馬場は12箇所あるが、実際に使用されているのは8箇所のみで、年3回以内の開催が原則である。一方、地方競馬は78競馬場で年間を通じて開催されており、国営競馬の馬主は出走機会が少なく、多くの競走馬が地方競馬へ流出している。地方競馬では競走馬が酷使され、優良馬の生産地への還元が困難となり、軽種馬資源の枯渇が懸念される。そこで、未使用の国営競馬場の開催回数を他の競馬場で実施することで、馬主経済の改善、国庫収入の増加、優良馬の確保と生産地への還元を図り、健全な競馬の存続を目指すため、本法改正案を提案する。
参照した発言:
第10回国会 衆議院 農林委員会 第24号