特許法の一部を改正する法律
法令番号: 法律第9号
公布年月日: 昭和26年3月6日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

経済事情や他法令の料金引上率、予算収支のバランスを考慮し、特許法等における特許料・登録料を現行の約3倍に増額する。また、罰則中の過料や弁理士の登録料・懲戒時の過料額を引き上げる必要がある。戦後のインフレにより特許庁の支出が急増する一方、収入が追いつかず、審査事務や発明奨励に支障が生じている。他の法令における料金との均衡を保ち、権利者への影響も考慮しつつ、財政収支の均衡と物価変動への対応を図るため、本改正を行うものである。

参照した発言:
第10回国会 衆議院 通商産業委員会 第3号

審議経過

第10回国会

衆議院
(昭和26年1月30日)
参議院
(昭和26年2月1日)
衆議院
(昭和26年2月5日)
(昭和26年2月12日)
(昭和26年2月13日)
参議院
(昭和26年2月17日)
(昭和26年2月22日)
(昭和26年2月23日)
(昭和26年3月9日)
衆議院
(昭和26年6月5日)
特許法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十六年三月六日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第九号
特許法の一部を改正する法律
特許法(大正十年法律第九十六号)の一部を次のように改正する。
第六十五條第一項中「百五十円」を「五百円」に、「二百五十円」を「八百円」に、「五百円」を「千五百円」に、「千円」を「三千円」に、「二千円」を「六千円」に、同條第二項中「五千円」を「一万五千円」に、「七千五百円」を「二万五千円」に、「一万円」を「三万円」に、同條第三項中「五百円」を「五千円」に、同條第四項中「三千円」を「三万円」に改める。
第百三十三條ノ二から第百三十四條ノ二までの規定中「千円」を「五千円」に改める。
附 則
1 この法律は、公布の日から施行する。
2 この法律の施行前に既に納付し、又は納付しなければならない期限を経過した特許料については、なお従前の規定を適用する。
3 この法律の施行前にした行為に対する過料の処分については、なお従前の規定を適用する。
通商産業大臣 横尾龍
内閣総理大臣 吉田茂
特許法の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十六年三月六日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第九号
特許法の一部を改正する法律
特許法(大正十年法律第九十六号)の一部を次のように改正する。
第六十五条第一項中「百五十円」を「五百円」に、「二百五十円」を「八百円」に、「五百円」を「千五百円」に、「千円」を「三千円」に、「二千円」を「六千円」に、同条第二項中「五千円」を「一万五千円」に、「七千五百円」を「二万五千円」に、「一万円」を「三万円」に、同条第三項中「五百円」を「五千円」に、同条第四項中「三千円」を「三万円」に改める。
第百三十三条ノ二から第百三十四条ノ二までの規定中「千円」を「五千円」に改める。
附 則
1 この法律は、公布の日から施行する。
2 この法律の施行前に既に納付し、又は納付しなければならない期限を経過した特許料については、なお従前の規定を適用する。
3 この法律の施行前にした行為に対する過料の処分については、なお従前の規定を適用する。
通商産業大臣 横尾龍
内閣総理大臣 吉田茂