未復員者給与法における給付額の改定と適用範囲の拡大を目的とする改正案である。具体的な改正点として、従来の俸給額を100円から300円に引き上げ、遺骨引取りに関する経費を1,500円から1,700円に増額する。また、帰郷旅費を距離に応じて1,000円から3,000円の範囲で設定し、療養費の支給期間を2年から3年に延長する。さらに、適用範囲をソビエト地区のみならず、北朝鮮(38度以北)、樺太(北緯50度以南)、千島、中国共産地区にも拡大する。予算措置については、24年度が2億7,000万円、25年度が14億9,500万円を見込んでいる。
参照した発言:
第6回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号