復興金融金庫は設立以来、産業界への資金供給を通じて経済回復に貢献してきた。現在の融資残高は60億1,800万円に達し、政府払込金40億円と復興金融債券30億円で資金を調達している。経済再建と民需生産の再興のため、特に石炭・鉄鋼・肥料等の超重点産業の増産確保に向けた金融支援が必要である。また、各種配給公団、船舶公団、産業復興公団等への融資も予定されており、これらの円滑な資金供給のため、150億円の増資が必要となった。
参照した発言: 第92回帝国議会 衆議院 本会議 第29号