地方引揚援護局官制
法令番号: 勅令第六百五十一號
公布年月日: 昭和20年11月24日
法令の形式: 勅令
朕地方引揚援護局官制ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年十一月二十二日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
厚生大臣 芦田均
勅令第六百五十一號
地方引揚援護局官制
第一條 地方引揚援護局ハ厚生大臣ノ管理ニ屬シ大東亞戰爭ノ終結ニ依リ內地(樺太、沖繩及千島ヲ除ク以下同ジ)以外ノ地域ヨリ內地ニ引揚ゲタル者及內地ヨリ內地以外ノ地域ニ引揚グル者ノ應急援護及檢疫ニ關スル事務ヲ掌ル
地方引揚援護局ノ名稱及位置ハ厚生大臣之ヲ定ム
第二條 地方引揚援護局ニ左ノ職員ヲ置ク
局長
次長 七人 奏任內二人ヲ勅任ト爲スコトヲ得
援護官
援護官補
第三條 地方引揚援護局ハ第一條ノ事務ヲ行フニ付必要アルトキハ當該地方ニ於ケル關係各廳ニ對シ共助ヲ求ムルコトヲ得
第四條 地方引揚援護局長ハ當該地方引揚援護局ヲ置ク地ヲ管轄スル地方長官ヲ以テ之ニ充ツ厚生大臣ノ命ヲ承ケ局務ヲ掌理ス
地方引揚援護局次長ハ地方引揚援護局長ヲ佐ケ局務ヲ掌理ス
援護官ハ厚生部內高等官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ局務ヲ掌ル
前項ノ外援護官ハ必要ニ應ジ關係各廳高等官ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
援護官補ハ厚生部內判任官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ局務ニ從事ス
前項ノ外援護官補ハ必要ニ應ジ關係各廳判任官ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第八條中「厚生省研究所研究官」ノ次ニ「地方引揚援護局次長」ヲ、第十四條中「國立健康保險療養所調劑官」ノ次ニ「地方引揚援護局次長」ヲ加フ
別表第一表厚生省ノ部中國立少年敎護院敎諭院長タルモノノ項ノ次ニ左ノ如ク加フ
【表】
朕地方引揚援護局官制ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年十一月二十二日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
厚生大臣 芦田均
勅令第六百五十一号
地方引揚援護局官制
第一条 地方引揚援護局ハ厚生大臣ノ管理ニ属シ大東亜戦争ノ終結ニ依リ内地(樺太、沖縄及千島ヲ除ク以下同ジ)以外ノ地域ヨリ内地ニ引揚ゲタル者及内地ヨリ内地以外ノ地域ニ引揚グル者ノ応急援護及検疫ニ関スル事務ヲ掌ル
地方引揚援護局ノ名称及位置ハ厚生大臣之ヲ定ム
第二条 地方引揚援護局ニ左ノ職員ヲ置ク
局長
次長 七人 奏任内二人ヲ勅任ト為スコトヲ得
援護官
援護官補
第三条 地方引揚援護局ハ第一条ノ事務ヲ行フニ付必要アルトキハ当該地方ニ於ケル関係各庁ニ対シ共助ヲ求ムルコトヲ得
第四条 地方引揚援護局長ハ当該地方引揚援護局ヲ置ク地ヲ管轄スル地方長官ヲ以テ之ニ充ツ厚生大臣ノ命ヲ承ケ局務ヲ掌理ス
地方引揚援護局次長ハ地方引揚援護局長ヲ佐ケ局務ヲ掌理ス
援護官ハ厚生部内高等官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ命ヲ承ケ局務ヲ掌ル
前項ノ外援護官ハ必要ニ応ジ関係各庁高等官ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
援護官補ハ厚生部内判任官ヲ以テ之ニ充ツ上官ノ指揮ヲ承ケ局務ニ従事ス
前項ノ外援護官補ハ必要ニ応ジ関係各庁判任官ヲ以テ之ニ充ツルコトヲ得
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第八条中「厚生省研究所研究官」ノ次ニ「地方引揚援護局次長」ヲ、第十四条中「国立健康保険療養所調剤官」ノ次ニ「地方引揚援護局次長」ヲ加フ
別表第一表厚生省ノ部中国立少年教護院教諭院長タルモノノ項ノ次ニ左ノ如ク加フ
【表】