厚生保険特別会計規則
法令番号: 勅令第四百七十號
公布年月日: 昭和19年7月19日
法令の形式: 勅令
  • 改正: 昭和23年1月15日 政令第13号
  • 改正: 昭和23年8月26日 政令第262号
  • 改正: 昭和24年3月10日 政令第50号
  • 改正: 昭和27年7月2日 政令第232号
  • 改正: 昭和28年8月1日 政令第159号
  • 改正: 昭和28年12月26日 政令第425号
  • 改正: 昭和29年3月31日 政令第47号
  • 改正: 昭和29年9月2日 政令第260号
  • 改正: 昭和29年11月30日 政令第301号
  • 改正: 昭和30年3月31日 政令第49号
  • 改正: 昭和30年8月5日 政令第168号
  • 改正: 昭和30年8月26日 政令第202号
  • 改正: 昭和31年9月6日 政令第284号
  • 改正: 昭和33年6月30日 政令第207号
  • 改正: 昭和33年7月24日 政令第228号
  • 改正: 昭和34年9月5日 政令第287号
  • 改正: 昭和36年6月15日 政令第193号
  • 改正: 昭和37年7月13日 政令第293号
  • 改正: 昭和37年7月31日 政令第314号
  • 改正: 昭和37年9月8日 政令第352号
  • 改正: 昭和38年9月17日 政令第328号
  • 改正: 昭和39年7月16日 政令第250号
  • 改正: 昭和39年10月12日 政令第334号
  • 改正: 昭和40年4月1日 政令第111号
  • 改正: 昭和41年9月29日 政令第332号
  • 改正: 昭和42年7月31日 政令第221号
  • 改正: 昭和43年12月27日 政令第344号
  • 改正: 昭和46年6月25日 政令第211号
  • 改正: 昭和46年9月27日 政令第310号
  • 改正: 昭和47年9月30日 政令第360号
  • 改正: 昭和50年3月14日 政令第34号
  • 改正: 昭和50年7月29日 政令第233号
  • 改正: 昭和50年11月20日 政令第334号
  • 改正: 昭和51年6月30日 政令第181号
  • 改正: 昭和51年6月30日 政令第184号
  • 改正: 昭和53年5月31日 政令第216号
  • 改正: 昭和53年6月20日 政令第244号
  • 改正: 昭和59年9月7日 政令第268号
  • 改正: 昭和61年3月31日 政令第66号
  • 改正: 平成2年3月27日 政令第52号
  • 改正: 平成2年3月30日 政令第75号
  • 改正: 平成4年3月31日 政令第79号
  • 改正: 平成4年5月29日 政令第186号
  • 改正: 平成5年5月19日 政令第174号
  • 改正: 平成6年3月31日 政令第106号
  • 改正: 平成6年9月2日 政令第282号
  • 改正: 平成9年3月28日 政令第84号
  • 改正: 平成9年12月10日 政令第355号
  • 改正: 平成11年9月3日 政令第262号
  • 改正: 平成12年6月7日 政令第307号
  • 改正: 平成12年6月7日 政令第308号
  • 改正: 平成14年1月17日 政令第4号
  • 改正: 平成14年3月13日 政令第43号
  • 改正: 平成14年8月30日 政令第282号
  • 改正: 平成14年12月18日 政令第385号
  • 改正: 平成15年3月28日 政令第108号
  • 改正: 平成15年5月30日 政令第239号
  • 改正: 平成16年11月25日 政令第366号
  • 改正: 平成17年1月4日 政令第1号
  • 改正: 平成17年4月22日 政令第164号
  • 改正: 平成18年3月31日 政令第154号
  • 改正: 平成19年3月31日 政令第124号
  • 廃止: 平成19年3月31日 政令第124号
朕厚生保險特別會計規則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年七月十八日
內閣總理大臣 東條英機
厚生大臣 小泉親彥
內務大臣 安藤紀三郞
大東亞大臣 靑木一男
大藏大臣 石渡莊太郞
運輸通信大臣 五島慶太
勅令第四百七十號
厚生保險特別會計規則
第一條 本會計ニ於ケル歲入歲出豫算ハ之ヲ健康、年金、船員及業務ノ四勘定ニ分チ各勘定中ニ於テ之ヲ款項ニ區分スベシ
第二條 歲入歲出ノ豫定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ前年度九月三十日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
第三條 本會計ニ於テハ各勘定ニ於ケル當該年度ノ收入濟歲入額及厚生保險特別會計法第十二條第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ヲ以テ當該勘定ノ支拂元受高トシ各勘定ニ於テ歲出ヲ支出スルハ此ノ支拂元受高ヲ超過スルコトヲ得ズ
第四條 本會計ノ各勘定ニ於テ支拂上現金ニ不足ヲ生ジタルトキハ所管大臣ハ大藏大臣ノ承認ヲ經テ健康勘定、年金勘定若ハ般員勘定ノ積立金ニ屬スル現金ヲ夫々健康勘定、年金勘定若ハ般員勘定ノ支拂元受高ニ繰替使用シ又ハ健康勘定、年金勘定若ハ船員勘定ノ積立金ニ屬スル現金ヲ業務勘定ノ支拂元受高ニ繰替使用スルコトヲ得
前項ノ場合ニ於テ健康勘定ノ支拂元受高ニ仍不足アルトキハ所管大臣ハ大藏大臣ニ對シ厚生保險特別會計法第十二條第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ニ代ヘ國庫餘裕金ノ繰替使用ヲ請求スルコトヲ得
前二項ノ規定ニ依リ繰替使用シタル金額ハ當該年度內ニ之ヲ返還スベシ
第五條 支出官ハ健康勘定、年金勘定及船員勘定ニ於ケル保險給付費ニ付所屬ノ出納官吏ニ資金ノ前渡ヲ爲スコトヲ得
第六條 每年度出納ノ完結迄ニ收入濟又ハ支出濟ト爲ラザルモノハ現ニ其ノ收支ヲ爲シタル年度ノ歳入又ハ歳出トス
第七條 每年度ニ於ケル健康勘定ノ歲入ノ收入濟額ヨリ歲出ノ支出濟額及翌年度繰越額ヲ控除シ殘餘アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第八條 每年度ニ於ケル年金勘定又ハ般員勘定ノ歲入ノ收入濟額ヨリ當該勘定ノ歲出ノ支出濟額ヲ控除シタル過剩額ハ之ヲ當該勘定ノ積立金ニ組入ルベシ
前項ノ歲入ノ收入濟額ガ歲出ノ支出濟額ニ對シ不足アルトキハ之ヲ當該勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第九條 每年度ニ於ケル業務勘定ノ歲入ノ收入濟額ヨリ歲出ノ支出濟額及翌年度繰越額ヲ控除シ殘餘アルトキハ之ヲ健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ健康勘定、年金勘定及舶員勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
前項ノ規定ニ依リ健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ積立金ニ組入ルベキ金額又ハ健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ積立金ヨリ補足スベキ金額ハ同項ノ殘餘金額又ハ不足金額ヲ所管大臣ノ定ムル割合ニ依リ按分シテ算定シタル額トス
第十條 歲入歲出ノ決定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
所管大臣ハ每年度健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ當該年度以前旣往五箇年度間積立金增減明細表ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
第十一條 厚生省ハ日記簿、原簿及補助簿ヲ備ヘ各勘定別ニ其ノ事業ニ關スル一切ノ計算ヲ登記スベシ
第十二條 歲入徵收官ハ徵收簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歲入ノ調定濟額、收入濟額、不納缺損額及收入未濟額ヲ登記スベシ
第十三條 厚生省ハ歲入簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歲入ノ豫算額、調定濟額、收入濟額、不納缺損額及收入未濟額ヲ登記スベシ
第十四條 支出官ハ支出簿及支拂元受高差引簿ヲ備ヘ支出簿ニハ各勘定別二歲出ノ支拂豫算額、支出濟額及支拂豫算殘額ヲ登記シ支拂元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支拂元受高、支出濟額及殘額ヲ登記スベシ
第十五條 厚生省ハ歲出簿及支拂元受高差引簿ヲ備ヘ歲出簿ニハ各勘定別ニ歲出ノ豫算額、豫算決定後增加額、支出濟額、翌年度繰越額及殘額ヲ登記シ支拂元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支拂元受高、支出濟額及殘額ヲ登記スベシ
第十六條 厚生保險特別會計法第一條第二項ノ規定ニ依リ朝鮮總督府、臺灣總督府及關東局ノ各特別會計ニ所屬セシムル歲入歲出ハ夫々當該地域ノ船員保險ノ事業ニ於ケル保險料及附屬雜收入ヲ以テ歲入トシ當該地域ノ船員保險ノ事業ニ於ケル保險給付費、福祉施設費、業務取扱費其ノ他ノ諸費(昭和十五年勅令第三百六十七號ニ依リ當該地域以外ノ他ノ地域ニ於テ支出スルモノヲ除ク)及當該地域以外ノ他ノ地域ノ船員保險ノ事業ニ於ケル保險給付費、業務取扱費其ノ他ノ諸費ニシテ同令ニ依リ當該地域ニ於テ支出スルモノヲ以テ歲出トス
第十七條 本令ニ規定セザルモノニ付テハ會計規則ヲ準用ス
附 則
本令ハ昭和十九年度ヨリ之ヲ適用ス但シ附則第二項但書ノ規定ニ依リ健康保險特別會計規則第五條ノ規定ノ適用セラルベキモノニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
健康保險特別會計規則、勞働者年金保險特別會計規則、船員保險特別會計規則及昭和十五年勅令第三百八十號ハ之ヲ廢止ス但シ昭和十八年度分ニ付テハ仍其ノ效力ヲ有ス
所管大臣ハ健康保險、勞働者年金保險及船員保險ノ各特別會計ノ昭和十八年度以前旣往五箇年度間積立金增減明細表ヲ調製シ昭和十九年七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
簡易生命保險及郵便年金特別會計ハ左ノ金額ニ相當スル金額ヲ本會計ニ繰入ルベシ
一 厚生年金保險法施行令第三十四條ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ平均標準報酬月額ヲ改定シタルトキハ同條ニ規定スル年金契約ニ關シ勞働者年金保險法中保險給付及費用ノ負擔ニ關スル規定施行ノ日(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ノ場合ニ在リテハ昭和十九年法律第二十一號中保險給付ニ關スル改正規定施行ノ日トス)前ニ拂込マレタル掛金ニ厚生年金保險法施行令第三十五條第一項ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ基ク命令ヲ以テ定ムル計算ニ依ル年三分三毛六糸ノ利子ヲ附シタル金額ト同日以後ニ拂込マレタル掛金トノ合計額但シ年金契約ニ基キテ爲シタル貸付ニ付政府ガ辨濟ヲ受クベキ金額又ハ厚生年金保險法施行令第三十五條第二項ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ返還金受取人ニ支拂フベキ金額アルトキハ其ノ金額ヲ控除シタル殘額
二 厚生年金保險法施行令第四十二條ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ平均標準報酬月額ヲ算定シタルトキハ厚生年金保險法施行令第三十九條第一項又ハ第四十條第一號ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ被保險者ト爲リタル日ニ於テ年金受取人ノ爲ニ積立テタル金額但シ年金契約ニ基キテ爲シタル貸付ニ付政府ガ辨濟ヲ受クベキ金額又ハ厚生年金保險法施行令第四十二條第二項ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三號附則第六條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ返還金受取人ニ支拂フベキ金額アルトキハ其ノ金額ヲ控除シタル殘額
昭和十五年勅令第三百七十八號中左ノ通改正ス
「船員保險特別會計」ヲ「厚生保險特別會計」ニ改ム
朕厚生保険特別会計規則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年七月十八日
内閣総理大臣 東条英機
厚生大臣 小泉親彦
内務大臣 安藤紀三郎
大東亜大臣 青木一男
大蔵大臣 石渡荘太郎
運輸通信大臣 五島慶太
勅令第四百七十号
厚生保険特別会計規則
第一条 本会計ニ於ケル歳入歳出予算ハ之ヲ健康、年金、船員及業務ノ四勘定ニ分チ各勘定中ニ於テ之ヲ款項ニ区分スベシ
第二条 歳入歳出ノ予定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ前年度九月三十日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
第三条 本会計ニ於テハ各勘定ニ於ケル当該年度ノ収入済歳入額及厚生保険特別会計法第十二条第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ヲ以テ当該勘定ノ支払元受高トシ各勘定ニ於テ歳出ヲ支出スルハ此ノ支払元受高ヲ超過スルコトヲ得ズ
第四条 本会計ノ各勘定ニ於テ支払上現金ニ不足ヲ生ジタルトキハ所管大臣ハ大蔵大臣ノ承認ヲ経テ健康勘定、年金勘定若ハ般員勘定ノ積立金ニ属スル現金ヲ夫々健康勘定、年金勘定若ハ般員勘定ノ支払元受高ニ繰替使用シ又ハ健康勘定、年金勘定若ハ船員勘定ノ積立金ニ属スル現金ヲ業務勘定ノ支払元受高ニ繰替使用スルコトヲ得
前項ノ場合ニ於テ健康勘定ノ支払元受高ニ仍不足アルトキハ所管大臣ハ大蔵大臣ニ対シ厚生保険特別会計法第十二条第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ニ代ヘ国庫余裕金ノ繰替使用ヲ請求スルコトヲ得
前二項ノ規定ニ依リ繰替使用シタル金額ハ当該年度内ニ之ヲ返還スベシ
第五条 支出官ハ健康勘定、年金勘定及船員勘定ニ於ケル保険給付費ニ付所属ノ出納官吏ニ資金ノ前渡ヲ為スコトヲ得
第六条 毎年度出納ノ完結迄ニ収入済又ハ支出済ト為ラザルモノハ現ニ其ノ収支ヲ為シタル年度ノ歳入又ハ歳出トス
第七条 毎年度ニ於ケル健康勘定ノ歳入ノ収入済額ヨリ歳出ノ支出済額及翌年度繰越額ヲ控除シ残余アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第八条 毎年度ニ於ケル年金勘定又ハ般員勘定ノ歳入ノ収入済額ヨリ当該勘定ノ歳出ノ支出済額ヲ控除シタル過剰額ハ之ヲ当該勘定ノ積立金ニ組入ルベシ
前項ノ歳入ノ収入済額ガ歳出ノ支出済額ニ対シ不足アルトキハ之ヲ当該勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第九条 毎年度ニ於ケル業務勘定ノ歳入ノ収入済額ヨリ歳出ノ支出済額及翌年度繰越額ヲ控除シ残余アルトキハ之ヲ健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ健康勘定、年金勘定及舶員勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
前項ノ規定ニ依リ健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ積立金ニ組入ルベキ金額又ハ健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ積立金ヨリ補足スベキ金額ハ同項ノ残余金額又ハ不足金額ヲ所管大臣ノ定ムル割合ニ依リ按分シテ算定シタル額トス
第十条 歳入歳出ノ決定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
所管大臣ハ毎年度健康勘定、年金勘定及船員勘定ノ当該年度以前既往五箇年度間積立金増減明細表ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
第十一条 厚生省ハ日記簿、原簿及補助簿ヲ備ヘ各勘定別ニ其ノ事業ニ関スル一切ノ計算ヲ登記スベシ
第十二条 歳入徴収官ハ徴収簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歳入ノ調定済額、収入済額、不納欠損額及収入未済額ヲ登記スベシ
第十三条 厚生省ハ歳入簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歳入ノ予算額、調定済額、収入済額、不納欠損額及収入未済額ヲ登記スベシ
第十四条 支出官ハ支出簿及支払元受高差引簿ヲ備ヘ支出簿ニハ各勘定別二歳出ノ支払予算額、支出済額及支払予算残額ヲ登記シ支払元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支払元受高、支出済額及残額ヲ登記スベシ
第十五条 厚生省ハ歳出簿及支払元受高差引簿ヲ備ヘ歳出簿ニハ各勘定別ニ歳出ノ予算額、予算決定後増加額、支出済額、翌年度繰越額及残額ヲ登記シ支払元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支払元受高、支出済額及残額ヲ登記スベシ
第十六条 厚生保険特別会計法第一条第二項ノ規定ニ依リ朝鮮総督府、台湾総督府及関東局ノ各特別会計ニ所属セシムル歳入歳出ハ夫々当該地域ノ船員保険ノ事業ニ於ケル保険料及附属雑収入ヲ以テ歳入トシ当該地域ノ船員保険ノ事業ニ於ケル保険給付費、福祉施設費、業務取扱費其ノ他ノ諸費(昭和十五年勅令第三百六十七号ニ依リ当該地域以外ノ他ノ地域ニ於テ支出スルモノヲ除ク)及当該地域以外ノ他ノ地域ノ船員保険ノ事業ニ於ケル保険給付費、業務取扱費其ノ他ノ諸費ニシテ同令ニ依リ当該地域ニ於テ支出スルモノヲ以テ歳出トス
第十七条 本令ニ規定セザルモノニ付テハ会計規則ヲ準用ス
附 則
本令ハ昭和十九年度ヨリ之ヲ適用ス但シ附則第二項但書ノ規定ニ依リ健康保険特別会計規則第五条ノ規定ノ適用セラルベキモノニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
健康保険特別会計規則、労働者年金保険特別会計規則、船員保険特別会計規則及昭和十五年勅令第三百八十号ハ之ヲ廃止ス但シ昭和十八年度分ニ付テハ仍其ノ効力ヲ有ス
所管大臣ハ健康保険、労働者年金保険及船員保険ノ各特別会計ノ昭和十八年度以前既往五箇年度間積立金増減明細表ヲ調製シ昭和十九年七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
簡易生命保険及郵便年金特別会計ハ左ノ金額ニ相当スル金額ヲ本会計ニ繰入ルベシ
一 厚生年金保険法施行令第三十四条ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ平均標準報酬月額ヲ改定シタルトキハ同条ニ規定スル年金契約ニ関シ労働者年金保険法中保険給付及費用ノ負担ニ関スル規定施行ノ日(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ノ場合ニ在リテハ昭和十九年法律第二十一号中保険給付ニ関スル改正規定施行ノ日トス)前ニ払込マレタル掛金ニ厚生年金保険法施行令第三十五条第一項ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ基ク命令ヲ以テ定ムル計算ニ依ル年三分三毛六糸ノ利子ヲ附シタル金額ト同日以後ニ払込マレタル掛金トノ合計額但シ年金契約ニ基キテ為シタル貸付ニ付政府ガ弁済ヲ受クベキ金額又ハ厚生年金保険法施行令第三十五条第二項ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ返還金受取人ニ支払フベキ金額アルトキハ其ノ金額ヲ控除シタル残額
二 厚生年金保険法施行令第四十二条ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ平均標準報酬月額ヲ算定シタルトキハ厚生年金保険法施行令第三十九条第一項又ハ第四十条第一号ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ被保険者ト為リタル日ニ於テ年金受取人ノ為ニ積立テタル金額但シ年金契約ニ基キテ為シタル貸付ニ付政府ガ弁済ヲ受クベキ金額又ハ厚生年金保険法施行令第四十二条第二項ノ規定(昭和十九年勅令第三百六十三号附則第六条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ニ依リ返還金受取人ニ支払フベキ金額アルトキハ其ノ金額ヲ控除シタル残額
昭和十五年勅令第三百七十八号中左ノ通改正ス
「船員保険特別会計」ヲ「厚生保険特別会計」ニ改ム