(京都帝国大学官制外九勅令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第九號
公布年月日: 昭和19年1月7日
法令の形式: 勅令
朕京都帝國大學官制外九勅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年一月六日
內閣總理大臣 東條英機
文部大臣 子爵 岡部長景
勅令第九號
第一條 京都帝國大學官制中左ノ通改正ス
第二條ノ二中「專任二百十七人」ヲ「專任二百十九人」ニ改ム
第三條中「專任百七十七人」ヲ「專任百七十九人」ニ改ム
第四條ノ三中「專任三百八人」ヲ「專任三百十二人」ニ改ム
第二條 京都帝國大學講座令中左ノ通改正ス
工學部ノ部中「航空學 六講座」ノ次ニ「航空電氣學 一講座」ヲ加フ
理學部ノ部中「地質學 二講座」ヲ「地質學 三講座」ニ改ム
第三條 東北帝國大學官制中左ノ通改正ス
第二條ノ二中「專任百三十二人」ヲ「專任百三十三人」ニ改ム」
第二條ノ三中「專任百十三人」ヲ「專任百九人」ニ改ム
第四條ノ三中「專任百八十八人」ヲ「專任百八十一人」ニ改ム
第五條中「專任二十八人」ヲ「專任二十六人」ニ改ム
第十條ノ二ヲ削ル
第四條 東北帝國大學講座令中左ノ通改正ス
理學部ノ部中「鐵鋼學 三講座」ノ次ニ「油田機構學 一講座」ヲ加フ
第五條 彈性工學硏究所官制中左ノ通改正ス
第三條中「助手」ノ次ニ「書記」ヲ加フ
第六條中「專任二人」ヲ「專任六人」ニ改ム
第七條第二項中「二人」ヲ「六人」ニ改メ同條ヲ第八條トス
第七條 書記ハ專任一人判任トス上司ノ指揮ヲ承ケ事務ニ從事ス
第六條 超短波硏究所官制中左ノ通改正ス
第六條中「專任六人」ヲ「專任十人」ニ改ム
第八條第二項中「六人」ヲ「九人」ニ改ム
第七條 大阪帝國大學官制中左ノ通改正ス
第四條中「專任八十五人」ヲ「專任八十六人」ニ改ム
第七條中「專任百九十人」ヲ「專任百九十二人」ニ改ム
第八條 產業科學硏究所官制中左ノ通改正ス
第六條中「十八人」ヲ「二十二人」ニ改ム
第八條第二項中「十八人」ヲ「二十人」ニ改ム
第九條 官立工業大學官制中左ノ通改正ス
第二十三條 東京工業大學ニ電子工學硏究所ヲ附屬セシム
電子工學硏究所ハ電子工學ニ關スル學理及應用ノ硏究ヲ掌ル
電子工學硏究所ニ所長、所員、助手及書記ヲ置ク
所長ハ東京工業大學敎授ノ中ヨリ、所員ハ東京工業大學ノ敎授又ハ助敎授ノ中ヨリ文部大臣之ヲ補ス所長ハ東京工業大學長ノ監督ノ下ニ於テ電子工學硏究所ノ事務ヲ掌理シ所員ハ所長ノ監督ノ下ニ於テ電子工學硏究所ニ於ケル硏究ヲ掌ル
東京工業大學敎授ニシテ所長又ハ所員ニ補セラレタル者及東京工業大學助敎授ニシテ所員ニ補セラレタル者ニハ授業ヲ擔任セシメサルコトヲ得
助手ハ東京工業大學助手ノ中ヨリ、書記ハ東京工業大學書記ノ中ヨリ東京工業大學長之ヲ補ス助手ハ上司ノ指揮ヲ承ケ電子工學硏究所ニ於ケル硏究ニ從事シ書記ハ上司ノ指揮ヲ承ケ電子工學硏究所ノ事務ニ從事ス
別表敎授ノ欄中「五十七人」ヲ「六十人」ニ、同表助敎授ノ欄中「七十人」ヲ「七十三人」ニ、同表助手ノ欄中「百四十人」ヲ「百五十人」ニ、同表書記ノ欄中「二十七人」ヲ「二十九人」ニ改ム
第十條 帝國大學高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第三條中「又ハ高速力學硏究所長」ヲ「、高速力學硏究所長、非水溶液化學硏究所長又ハ音響科學硏究所長」ニ改ム
第四條ノ二及第六條ノ二中「又ハ高速力學硏究所員」ヲ「、高速力學硏究所員、電氣通信硏究所員、非水溶液化學硏究所員又ハ音響科學硏究所員」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕京都帝国大学官制外九勅令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年一月六日
内閣総理大臣 東条英機
文部大臣 子爵 岡部長景
勅令第九号
第一条 京都帝国大学官制中左ノ通改正ス
第二条ノ二中「専任二百十七人」ヲ「専任二百十九人」ニ改ム
第三条中「専任百七十七人」ヲ「専任百七十九人」ニ改ム
第四条ノ三中「専任三百八人」ヲ「専任三百十二人」ニ改ム
第二条 京都帝国大学講座令中左ノ通改正ス
工学部ノ部中「航空学 六講座」ノ次ニ「航空電気学 一講座」ヲ加フ
理学部ノ部中「地質学 二講座」ヲ「地質学 三講座」ニ改ム
第三条 東北帝国大学官制中左ノ通改正ス
第二条ノ二中「専任百三十二人」ヲ「専任百三十三人」ニ改ム」
第二条ノ三中「専任百十三人」ヲ「専任百九人」ニ改ム
第四条ノ三中「専任百八十八人」ヲ「専任百八十一人」ニ改ム
第五条中「専任二十八人」ヲ「専任二十六人」ニ改ム
第十条ノ二ヲ削ル
第四条 東北帝国大学講座令中左ノ通改正ス
理学部ノ部中「鉄鋼学 三講座」ノ次ニ「油田機構学 一講座」ヲ加フ
第五条 弾性工学研究所官制中左ノ通改正ス
第三条中「助手」ノ次ニ「書記」ヲ加フ
第六条中「専任二人」ヲ「専任六人」ニ改ム
第七条第二項中「二人」ヲ「六人」ニ改メ同条ヲ第八条トス
第七条 書記ハ専任一人判任トス上司ノ指揮ヲ承ケ事務ニ従事ス
第六条 超短波研究所官制中左ノ通改正ス
第六条中「専任六人」ヲ「専任十人」ニ改ム
第八条第二項中「六人」ヲ「九人」ニ改ム
第七条 大阪帝国大学官制中左ノ通改正ス
第四条中「専任八十五人」ヲ「専任八十六人」ニ改ム
第七条中「専任百九十人」ヲ「専任百九十二人」ニ改ム
第八条 産業科学研究所官制中左ノ通改正ス
第六条中「十八人」ヲ「二十二人」ニ改ム
第八条第二項中「十八人」ヲ「二十人」ニ改ム
第九条 官立工業大学官制中左ノ通改正ス
第二十三条 東京工業大学ニ電子工学研究所ヲ附属セシム
電子工学研究所ハ電子工学ニ関スル学理及応用ノ研究ヲ掌ル
電子工学研究所ニ所長、所員、助手及書記ヲ置ク
所長ハ東京工業大学教授ノ中ヨリ、所員ハ東京工業大学ノ教授又ハ助教授ノ中ヨリ文部大臣之ヲ補ス所長ハ東京工業大学長ノ監督ノ下ニ於テ電子工学研究所ノ事務ヲ掌理シ所員ハ所長ノ監督ノ下ニ於テ電子工学研究所ニ於ケル研究ヲ掌ル
東京工業大学教授ニシテ所長又ハ所員ニ補セラレタル者及東京工業大学助教授ニシテ所員ニ補セラレタル者ニハ授業ヲ担任セシメサルコトヲ得
助手ハ東京工業大学助手ノ中ヨリ、書記ハ東京工業大学書記ノ中ヨリ東京工業大学長之ヲ補ス助手ハ上司ノ指揮ヲ承ケ電子工学研究所ニ於ケル研究ニ従事シ書記ハ上司ノ指揮ヲ承ケ電子工学研究所ノ事務ニ従事ス
別表教授ノ欄中「五十七人」ヲ「六十人」ニ、同表助教授ノ欄中「七十人」ヲ「七十三人」ニ、同表助手ノ欄中「百四十人」ヲ「百五十人」ニ、同表書記ノ欄中「二十七人」ヲ「二十九人」ニ改ム
第十条 帝国大学高等官官等俸給令中左ノ通改正ス
第三条中「又ハ高速力学研究所長」ヲ「、高速力学研究所長、非水溶液化学研究所長又ハ音響科学研究所長」ニ改ム
第四条ノ二及第六条ノ二中「又ハ高速力学研究所員」ヲ「、高速力学研究所員、電気通信研究所員、非水溶液化学研究所員又ハ音響科学研究所員」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス