日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(国民学校制度ノ実施ニ伴フ国民体力法施行令等ノ規定ノ整理ニ関スル件)
法令番号: 勅令第三百四十三號
公布年月日: 昭和16年3月31日
法令の形式: 勅令
被改正法
リンク
改正:
少年教護法施行令
改正:
道府県立少年教護院職員令
改正:
工場事業場技能者養成令
改正:
道府県立少年教護院職員年功加俸令
改正:
国民体力法施行令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕國民學校制度ノ實施ニ伴フ國民體力法施行令等ノ規定ノ整理ニ關スル件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十九日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
厚生大臣 金光庸夫
勅令第三百四十三號
第一條
國民體力法施行令中左ノ通改正ス
第五條第一項第五號中「及小學校」ヲ「竝ニ國民學校及之ニ準ズベキ學校」ニ改メ同條第二項中「文部大臣」ノ下ニ「、同項第五號ノ之ニ準ズベキ學校ハ地方長官」ヲ加フ
第二條
少年敎護法施行令中左ノ通改正ス
第一條
少年敎護院ハ在院者ニ對シ監護養育ヲ加ヘ皇國ノ道ニ則リ普通敎育ヲ施シ獨立自營ニ必要ナル知識技能ヲ授ケ其ノ資質ノ改善向上ヲ圖ルヲ以テ本旨トシ特ニ在院者ノ性能ニ應ジ其ノ日常生活ノ訓練指導ニ留意スベキモノトス
第二條
少年敎護院ノ敎科ハ國民科、理數科、體鍊科、藝能科及實業科トス
國民科ハ之ヲ分チテ修身、國語、國史及地理ノ科目トス
理數科ハ之ヲ分チテ算數及理科ノ科目トス
體鍊科ハ之ヲ分チテ體操及武道ノ科目トス但シ女子ニ付テハ武道ヲ缺クコトヲ得
藝能科ハ之ヲ分チテ音樂、習字、圖畫及工作ノ科目トシ女子ニ付テハ家事及裁縫ヲ加フ
實業科ハ之ヲ分チテ農業、工業、商業又ハ水產ノ科目トス
前五項ニ揭グル科目ノ外少年敎護院長ハ國立少年敎護院ニ在リテハ厚生大臣、其ノ他ノ少年敎護院ニ在リテハ地方長官ノ認可ヲ受ケ必要ナル科目ヲ設クルコトヲ得
第三條中「敎科目」ヲ「科目」ニ改ム
第四條第一項ヲ左ノ如ク改ム
少年敎護院ノ敎科用圖書ハ文部省ニ於テ著作權ヲ有シ又ハ文部大臣ノ檢定シタル敎科用圖書タルベシ
第五條第一項中「每週敎授時數」ヲ「科目ノ每週授業總時數」ニ、「三十時」ヲ「三十五時」ニ、同條第二項中「敎授時數」ヲ「授業時數」ニ、同條第三項中「敎授時數」ヲ「每週授業總時數」ニ改ム
第六條中「敎則、編成、休業日其ノ他敎科」ヲ「敎則及編制」ニ改ム
第六條ノ二
少年敎護院長少年敎護法第二十四條第一項ノ規定ニ依リ認定ヲ爲サントスル場合ニ於テハ國民學校初等科ノ課程ニ相當スル敎科ヲ履修シタル者、國民學校高等科第一學年ノ課程ニ相當スル敎科ヲ履修シタル者及國民學校高等科ノ課程ニ相當スル敎科ヲ履修シタル者ヲ夫々國民學校初等科ノ課程ヲ修了シタル者、國民學校高等科第一學年ノ課程ヲ修了シタル者及國民學校高等科ノ課程ヲ修了シタル者ト認定スベシ
前項ノ認定ヲ受ケタル者ハ少年敎護法第二十四條第二項ノ規定ニ依リ他ノ法令ノ適用ニ關シ夫々之ヲ國民學校初等科ヲ修了シタル者、國民學校高等科第一學年ヲ修了シタル者及國民學校高等科ヲ修了シタル者ト看做ス
第三條
道府縣立少年敎護院職員令中左ノ通改正ス
第八條中「小學校ノ正敎員」ヲ「國民學校ノ訓導若ハ養護訓導」ニ改ム
第四條
道府縣立少年敎護院職員年功加俸令中左ノ通改正ス
第五條中「市町村立小學校敎員」ヲ「國民學校職員」ニ、「市町村立小學校敎員加俸令」ヲ「國民學校職員加俸令」ニ改メ「小學校ノ正敎員又ハ准敎員ノ資格ヲ有シ市制町村制ヲ施行セサル地方ノ小學敎育規程ニ依ル公立小學校ニ在職スル者第一條第一項ニ揭グル職ニ轉ジタル場合ニ付亦同ジ」ヲ削ル
第五條
工場事業場技能者養成令中左ノ通改正ス
第四條第一項中「修業年限二年ノ高等小學校ヲ卒業シ」ヲ「國民學校高等科ヲ修了シ」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕国民学校制度ノ実施ニ伴フ国民体力法施行令等ノ規定ノ整理ニ関スル件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十九日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
厚生大臣 金光庸夫
勅令第三百四十三号
第一条
国民体力法施行令中左ノ通改正ス
第五条第一項第五号中「及小学校」ヲ「並ニ国民学校及之ニ準ズベキ学校」ニ改メ同条第二項中「文部大臣」ノ下ニ「、同項第五号ノ之ニ準ズベキ学校ハ地方長官」ヲ加フ
第二条
少年教護法施行令中左ノ通改正ス
第一条
少年教護院ハ在院者ニ対シ監護養育ヲ加ヘ皇国ノ道ニ則リ普通教育ヲ施シ独立自営ニ必要ナル知識技能ヲ授ケ其ノ資質ノ改善向上ヲ図ルヲ以テ本旨トシ特ニ在院者ノ性能ニ応ジ其ノ日常生活ノ訓練指導ニ留意スベキモノトス
第二条
少年教護院ノ教科ハ国民科、理数科、体錬科、芸能科及実業科トス
国民科ハ之ヲ分チテ修身、国語、国史及地理ノ科目トス
理数科ハ之ヲ分チテ算数及理科ノ科目トス
体錬科ハ之ヲ分チテ体操及武道ノ科目トス但シ女子ニ付テハ武道ヲ欠クコトヲ得
芸能科ハ之ヲ分チテ音楽、習字、図画及工作ノ科目トシ女子ニ付テハ家事及裁縫ヲ加フ
実業科ハ之ヲ分チテ農業、工業、商業又ハ水産ノ科目トス
前五項ニ掲グル科目ノ外少年教護院長ハ国立少年教護院ニ在リテハ厚生大臣、其ノ他ノ少年教護院ニ在リテハ地方長官ノ認可ヲ受ケ必要ナル科目ヲ設クルコトヲ得
第三条中「教科目」ヲ「科目」ニ改ム
第四条第一項ヲ左ノ如ク改ム
少年教護院ノ教科用図書ハ文部省ニ於テ著作権ヲ有シ又ハ文部大臣ノ検定シタル教科用図書タルベシ
第五条第一項中「毎週教授時数」ヲ「科目ノ毎週授業総時数」ニ、「三十時」ヲ「三十五時」ニ、同条第二項中「教授時数」ヲ「授業時数」ニ、同条第三項中「教授時数」ヲ「毎週授業総時数」ニ改ム
第六条中「教則、編成、休業日其ノ他教科」ヲ「教則及編制」ニ改ム
第六条ノ二
少年教護院長少年教護法第二十四条第一項ノ規定ニ依リ認定ヲ為サントスル場合ニ於テハ国民学校初等科ノ課程ニ相当スル教科ヲ履修シタル者、国民学校高等科第一学年ノ課程ニ相当スル教科ヲ履修シタル者及国民学校高等科ノ課程ニ相当スル教科ヲ履修シタル者ヲ夫々国民学校初等科ノ課程ヲ修了シタル者、国民学校高等科第一学年ノ課程ヲ修了シタル者及国民学校高等科ノ課程ヲ修了シタル者ト認定スベシ
前項ノ認定ヲ受ケタル者ハ少年教護法第二十四条第二項ノ規定ニ依リ他ノ法令ノ適用ニ関シ夫々之ヲ国民学校初等科ヲ修了シタル者、国民学校高等科第一学年ヲ修了シタル者及国民学校高等科ヲ修了シタル者ト看做ス
第三条
道府県立少年教護院職員令中左ノ通改正ス
第八条中「小学校ノ正教員」ヲ「国民学校ノ訓導若ハ養護訓導」ニ改ム
第四条
道府県立少年教護院職員年功加俸令中左ノ通改正ス
第五条中「市町村立小学校教員」ヲ「国民学校職員」ニ、「市町村立小学校教員加俸令」ヲ「国民学校職員加俸令」ニ改メ「小学校ノ正教員又ハ准教員ノ資格ヲ有シ市制町村制ヲ施行セサル地方ノ小学教育規程ニ依ル公立小学校ニ在職スル者第一条第一項ニ掲グル職ニ転ジタル場合ニ付亦同ジ」ヲ削ル
第五条
工場事業場技能者養成令中左ノ通改正ス
第四条第一項中「修業年限二年ノ高等小学校ヲ卒業シ」ヲ「国民学校高等科ヲ修了シ」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
本文
詳細・沿革