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本データベースについて
(工業組合法中改正法律)
法令番号: 法律第六十五號
公布年月日: 昭和14年4月4日
法令の形式: 法律
被改正法
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登録税法
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印紙税法
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重要輸出品工業組合法
改正:
商工組合中央金庫法
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル工業組合法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十四年四月一日
內閣總理大臣 男爵 平沼騏一郞
商工大臣 八田嘉明
大藏大臣 石渡莊太郞
法律第六十五號
工業組合法中左ノ通改正ス
第八條ノ四
第八條ノ規定ニ依リ組合ノ定ムル制限ニ從フベキコトノ命令アリタル場合ニ於テ特ニ必要アリト認ムルトキハ其ノ命令ノ效力ヲ有スル期間ヲ限リ當該工業組合ノ地區內ニ於テ新ニ當該工業ヲ營マントスル者及當該工業ニ屬スル設備ノ擴張ヲ爲サントスル者ヲシテ命令ノ定ムル所ニ依リ行政官廳ノ許可ヲ受ケシムルコトヲ得
第二十條ノ三
行政官廳監督上特ニ必要アリト認ムルトキハ第三條第一項第一號ノ事業經營ニ對スル制限ヲ行フ工業組合ノ理事又ハ監事ノ選任又ハ解任ヲ爲スコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ選任セラレタル理事又ハ監事ノ解任ハ行政官廳ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ效力ヲ生セズ
第二十八條ニ左ノ一項ヲ加フ
特別ノ事情アル場合ニ於テハ行政官廳ハ第三條第一項第一號ノ事業經營ニ對スル制限ヲ行フ工業組合ノ定款又ハ第六條ノ二ノ規程ノ變更ヲ爲スコトヲ得
第三十三條中「第三十八條ノ規定」ヲ「第八條ノ四ノ規定及第三十八條ノ規定」ニ改ム
第三十三條ノ二
工業小組合ハ小工業者ヲ以テ之ヲ組織シ組合員ノ共同ノ利益增進ヲ圖ルヲ以テ目的トシ組合員ノ工業ニ關スル共同設備ノ設置、組合員ノ工業ニ必要ナル物ノ供給、組合員ノ爲ノ註文ノ引受及組合員ノ製品ノ販賣ヲ爲スモノトス
前項ノ小工業者ノ範圍ニ關シ必要ナル事項ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
工業小組合ハ法人トス
工業小組合ハ第一項ノ事業ノ外組合員ノ營業ニ關スル指導、硏究、調査其ノ他組合ノ目的ヲ達スルニ必要ナル施設ヲ爲スコトヲ得
工業小組合ハ其ノ名稱中ニ工業小組合ナル文字ヲ用フベシ
第三十三條ノ三
工業小組合ノ組合員ノ總數ハ十人ヲ超エザルヲ以テ例トス
第三十三條ノ四
工業小組合ヲ設立セントスルトキハ組合員タラントスル者全員設立者ト爲リ定款其ノ他必要ナル事項ヲ定メ行政官廳ノ認可ヲ受クベシ
工業小組合ニハ理事及監事ヲ置クベシ
理事及監事ハ總會ニ於テ之ヲ選任ス但シ組合設立當時ノ理事及監事ハ定款ヲ以テ之ヲ定ムベシ
第三十三條ノ五
組合員タル資格ヲ有スル者ハ組合員ノ四分ノ三以上ノ同意ヲ得テ工業小組合ニ加入スルコトヲ得
第三十三條ノ六
工業小組合ハ當該工業ニ關スル工業組合ノ組合員タルコトヲ得
小工業者工業小組合ノ組合員ト爲リタルトキハ當該工業ニ關スル工業組合ノ組合員タルコトヲ得ズ但シ特別ノ事情アル場合ニ於テ行政官廳ノ認可ヲ受ケタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
行政官廳必要ト認ムルトキハ工業小組合ニ對シ當該工業ニ關スル工業組合ニ加入スベキコトヲ命ズルコトヲ得
前項ノ規定ニ依ル命令アリタルトキハ當該工業小組合ハ當該工業組合ノ組合員トス
第三十三條ノ七
工業小組合ノ定款ニハ左ノ事項ヲ記載スベシ
一
目的
二
名稱
三
事務所
四
組合員タル資格ニ關スル規定及組合員ノ總數
五
組合員ノ加入及脫退ニ關スル規定
六
出資一口ノ金額及其ノ拂込ノ方法
七
剩餘金ノ處分及損失分擔ニ關スル規定
八
準備金ノ額及其ノ積立ノ方法
九
組合員ノ權利義務ニ關スル規定
十
事業及其ノ執行ニ關スル規定
十一
役員ニ關スル規定
十二
會議ニ關スル規定
十三
會計ニ關スル規定
十四
存立ノ時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
第三十三條ノ八
工業小組合ハ出資ノ第一囘ノ拂込アリタル後二週間以內ニ各事務所ノ所在地ニ於テ設立ノ登記ヲ爲スベシ
登記スベキ事項左ノ如シ
一
前條第一號乃至第三號、第六號及第十四號ニ揭ゲタル事項
二
出資ノ總口數及拂込ミタル出資ノ總額
三
設立認可ノ年月日
四
理事及監事ノ氏名及住所
前項ニ揭ゲタル事項中ニ變更ヲ生ジタルトキハ其ノ登記ヲ爲スベシ但シ前項第二號ニ揭ゲタル事項ニ付テハ每事業年度末日ノ現在ニ依リ事業年度終了後一月以內ニ登記ヲ爲スコトヲ得
第三十三條ノ九
工業小組合ニハ營業收益稅ヲ課セズ
第三十三條ノ十
第四條第二項、第九條、第十五條ノ二、第十七條第一項、第十八條、第十九條、第二十一條(但書ヲ除ク)、第二十四條、第二十八條第一項、第二十八條ノ二、第三十四條乃至第三十七條及第三十九條乃至第四十一條、民法第四十五條第二項第三項、第四十八條、第五十條及第六十六條、非訟事件手續法第百三十八條、第百三十八條ノ三、第百四十一條乃至第百五十一條ノ六、第百五十四條乃至第百五十八條、第百六十五條、第百七十五條、第百七十六條及第百七十八條竝ニ產業組合法第五條、第十一條第一項、第十二條、第十八條乃至第二十一條、第二十四條、第二十六條乃至第三十四條、第三十四條ノ二第一項、第三十五條、第三十六條、第三十九條乃至第四十一條、第四十三條乃至第四十六條、第四十八條、第四十八條ノ二、第五十一條乃至第五十七條、第六十條、第六十條ノ二、第六十二條(第一項第三號及第四號ヲ除ク)、第六十三條第一項、第六十五條、第六十九條乃至第七十三條ノ三、第七十四條第一項、第七十四條ノ二第一項、第七十五條、第九十六條、第九十七條及第百四條ノ規定ハ工業小組合ニ付之ヲ準用ス但シ產業組合法中地方長官又ハ監督官廳トアルハ之ヲ行政官廳トス
第三十八條但書中「民法第四十五條第三項及第四十八條第一項中一週間トアルハ之ヲ二週間トシ」及「主務大臣、」ヲ削ル
第四十條中「第四條第二項(第三十三條ノ規定ニ依リ準用スル場合ヲ含ム)」ヲ「第四條第二項(第三十三條及第三十三條ノ十ノ規定ニ依リ準用スル場合ヲ含ム)」ニ改ム
第四十二條
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ千圓以下ノ罰金ニ處ス
一
第八條ノ規定(第三十三條ノ規定ニ依リ準用スル場合ヲ含ム)ニ依ル行政官廳ノ命令ニ違反シタル者
二
販賣ノ目的ヲ以テ前號ノ犯罪ニ係ル工產品ナルコトヲ知リテ其ノ交付ヲ受ケタル者
三
第八條ノ四ノ規定ニ依ル行政官廳ノ命令ニ違反シ許可ヲ受ケズシテ當該工業ヲ營ミ又ハ設備ノ擴張ヲ爲シタル者
前項第一號又ハ第二號ノ場合ニ於テハ犯人ノ所有シ又ハ所持スル工產品ヲ沒收スルコトヲ得若シ其ノ全部又ハ一部ヲ沒收スルコト能ハザルトキハ其ノ價額ヲ追徵スルコトヲ得
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
登錄稅法第十九條第七號、印紙稅法第四條第一項第十一號竝ニ商工組合中央金庫法第一條第一項、第七條第一項、第二十八條第一項第六號及第二十九條第一項第三號中「工業組合聯合會、」ノ下ニ「工業小組合、」ヲ加フ
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル工業組合法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十四年四月一日
内閣総理大臣 男爵 平沼騏一郎
商工大臣 八田嘉明
大蔵大臣 石渡荘太郎
法律第六十五号
工業組合法中左ノ通改正ス
第八条ノ四
第八条ノ規定ニ依リ組合ノ定ムル制限ニ従フベキコトノ命令アリタル場合ニ於テ特ニ必要アリト認ムルトキハ其ノ命令ノ効力ヲ有スル期間ヲ限リ当該工業組合ノ地区内ニ於テ新ニ当該工業ヲ営マントスル者及当該工業ニ属スル設備ノ拡張ヲ為サントスル者ヲシテ命令ノ定ムル所ニ依リ行政官庁ノ許可ヲ受ケシムルコトヲ得
第二十条ノ三
行政官庁監督上特ニ必要アリト認ムルトキハ第三条第一項第一号ノ事業経営ニ対スル制限ヲ行フ工業組合ノ理事又ハ監事ノ選任又ハ解任ヲ為スコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ選任セラレタル理事又ハ監事ノ解任ハ行政官庁ノ認可ヲ受クルニ非ザレバ其ノ効力ヲ生セズ
第二十八条ニ左ノ一項ヲ加フ
特別ノ事情アル場合ニ於テハ行政官庁ハ第三条第一項第一号ノ事業経営ニ対スル制限ヲ行フ工業組合ノ定款又ハ第六条ノ二ノ規程ノ変更ヲ為スコトヲ得
第三十三条中「第三十八条ノ規定」ヲ「第八条ノ四ノ規定及第三十八条ノ規定」ニ改ム
第三十三条ノ二
工業小組合ハ小工業者ヲ以テ之ヲ組織シ組合員ノ共同ノ利益増進ヲ図ルヲ以テ目的トシ組合員ノ工業ニ関スル共同設備ノ設置、組合員ノ工業ニ必要ナル物ノ供給、組合員ノ為ノ註文ノ引受及組合員ノ製品ノ販売ヲ為スモノトス
前項ノ小工業者ノ範囲ニ関シ必要ナル事項ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
工業小組合ハ法人トス
工業小組合ハ第一項ノ事業ノ外組合員ノ営業ニ関スル指導、研究、調査其ノ他組合ノ目的ヲ達スルニ必要ナル施設ヲ為スコトヲ得
工業小組合ハ其ノ名称中ニ工業小組合ナル文字ヲ用フベシ
第三十三条ノ三
工業小組合ノ組合員ノ総数ハ十人ヲ超エザルヲ以テ例トス
第三十三条ノ四
工業小組合ヲ設立セントスルトキハ組合員タラントスル者全員設立者ト為リ定款其ノ他必要ナル事項ヲ定メ行政官庁ノ認可ヲ受クベシ
工業小組合ニハ理事及監事ヲ置クベシ
理事及監事ハ総会ニ於テ之ヲ選任ス但シ組合設立当時ノ理事及監事ハ定款ヲ以テ之ヲ定ムベシ
第三十三条ノ五
組合員タル資格ヲ有スル者ハ組合員ノ四分ノ三以上ノ同意ヲ得テ工業小組合ニ加入スルコトヲ得
第三十三条ノ六
工業小組合ハ当該工業ニ関スル工業組合ノ組合員タルコトヲ得
小工業者工業小組合ノ組合員ト為リタルトキハ当該工業ニ関スル工業組合ノ組合員タルコトヲ得ズ但シ特別ノ事情アル場合ニ於テ行政官庁ノ認可ヲ受ケタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
行政官庁必要ト認ムルトキハ工業小組合ニ対シ当該工業ニ関スル工業組合ニ加入スベキコトヲ命ズルコトヲ得
前項ノ規定ニ依ル命令アリタルトキハ当該工業小組合ハ当該工業組合ノ組合員トス
第三十三条ノ七
工業小組合ノ定款ニハ左ノ事項ヲ記載スベシ
一
目的
二
名称
三
事務所
四
組合員タル資格ニ関スル規定及組合員ノ総数
五
組合員ノ加入及脱退ニ関スル規定
六
出資一口ノ金額及其ノ払込ノ方法
七
剰余金ノ処分及損失分担ニ関スル規定
八
準備金ノ額及其ノ積立ノ方法
九
組合員ノ権利義務ニ関スル規定
十
事業及其ノ執行ニ関スル規定
十一
役員ニ関スル規定
十二
会議ニ関スル規定
十三
会計ニ関スル規定
十四
存立ノ時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
第三十三条ノ八
工業小組合ハ出資ノ第一回ノ払込アリタル後二週間以内ニ各事務所ノ所在地ニ於テ設立ノ登記ヲ為スベシ
登記スベキ事項左ノ如シ
一
前条第一号乃至第三号、第六号及第十四号ニ掲ゲタル事項
二
出資ノ総口数及払込ミタル出資ノ総額
三
設立認可ノ年月日
四
理事及監事ノ氏名及住所
前項ニ掲ゲタル事項中ニ変更ヲ生ジタルトキハ其ノ登記ヲ為スベシ但シ前項第二号ニ掲ゲタル事項ニ付テハ毎事業年度末日ノ現在ニ依リ事業年度終了後一月以内ニ登記ヲ為スコトヲ得
第三十三条ノ九
工業小組合ニハ営業収益税ヲ課セズ
第三十三条ノ十
第四条第二項、第九条、第十五条ノ二、第十七条第一項、第十八条、第十九条、第二十一条(但書ヲ除ク)、第二十四条、第二十八条第一項、第二十八条ノ二、第三十四条乃至第三十七条及第三十九条乃至第四十一条、民法第四十五条第二項第三項、第四十八条、第五十条及第六十六条、非訟事件手続法第百三十八条、第百三十八条ノ三、第百四十一条乃至第百五十一条ノ六、第百五十四条乃至第百五十八条、第百六十五条、第百七十五条、第百七十六条及第百七十八条並ニ産業組合法第五条、第十一条第一項、第十二条、第十八条乃至第二十一条、第二十四条、第二十六条乃至第三十四条、第三十四条ノ二第一項、第三十五条、第三十六条、第三十九条乃至第四十一条、第四十三条乃至第四十六条、第四十八条、第四十八条ノ二、第五十一条乃至第五十七条、第六十条、第六十条ノ二、第六十二条(第一項第三号及第四号ヲ除ク)、第六十三条第一項、第六十五条、第六十九条乃至第七十三条ノ三、第七十四条第一項、第七十四条ノ二第一項、第七十五条、第九十六条、第九十七条及第百四条ノ規定ハ工業小組合ニ付之ヲ準用ス但シ産業組合法中地方長官又ハ監督官庁トアルハ之ヲ行政官庁トス
第三十八条但書中「民法第四十五条第三項及第四十八条第一項中一週間トアルハ之ヲ二週間トシ」及「主務大臣、」ヲ削ル
第四十条中「第四条第二項(第三十三条ノ規定ニ依リ準用スル場合ヲ含ム)」ヲ「第四条第二項(第三十三条及第三十三条ノ十ノ規定ニ依リ準用スル場合ヲ含ム)」ニ改ム
第四十二条
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ千円以下ノ罰金ニ処ス
一
第八条ノ規定(第三十三条ノ規定ニ依リ準用スル場合ヲ含ム)ニ依ル行政官庁ノ命令ニ違反シタル者
二
販売ノ目的ヲ以テ前号ノ犯罪ニ係ル工産品ナルコトヲ知リテ其ノ交付ヲ受ケタル者
三
第八条ノ四ノ規定ニ依ル行政官庁ノ命令ニ違反シ許可ヲ受ケズシテ当該工業ヲ営ミ又ハ設備ノ拡張ヲ為シタル者
前項第一号又ハ第二号ノ場合ニ於テハ犯人ノ所有シ又ハ所持スル工産品ヲ没収スルコトヲ得若シ其ノ全部又ハ一部ヲ没収スルコト能ハザルトキハ其ノ価額ヲ追徴スルコトヲ得
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
登録税法第十九条第七号、印紙税法第四条第一項第十一号並ニ商工組合中央金庫法第一条第一項、第七条第一項、第二十八条第一項第六号及第二十九条第一項第三号中「工業組合連合会、」ノ下ニ「工業小組合、」ヲ加フ
本文
詳細・沿革