第一條 政府ハ飼料ノ需給ノ圓滑及價格ノ公正ヲ圖ル爲特ニ必要アリト認ムルトキハ勅令ノ定ムル所ニ依リ政府ノ適當ト認ムル者ニ對シ飼料ノ配給統制上必要ナル事業ヲ行フベキコトヲ命ズルコトヲ得
前項ノ事業ヲ行フ者ノ監督其ノ他ニ關シ必要ナル事項ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第二條 政府ハ飼料ノ需給ノ圓滑及價格ノ公正ヲ圖ル爲前條第一項ノ規定ニ依ル配給統制ニ關シ特ニ必要アリト認ムルトキハ同條ニ定ムルモノノ外飼料若ハ命令ヲ以テ定ムル飼料ニ用ヒ得ル物ノ輸出入又ハ飼料ノ販賣若ハ使用ニ關シ必要ナル命令ヲ爲スコトヲ得
第三條 政府必要アリト認ムルトキハ飼料又ハ命令ヲ以テ定ムル飼料ニ用ヒ得ル物ノ製造、取引、保管又ハ運送ヲ業トスル者ニ對シ前二條ノ命令ニ關係アル事項ニ付報吿ヲ徵シ又ハ帳簿其ノ他ノ檢査ヲ爲スコトヲ得
第四條 左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ五千圓以下ノ罰金ニ處ス
第五條 第三條ノ規定ニ違反シ報吿ヲ爲サズ、虛僞ノ報吿ヲ爲シ又ハ檢査ヲ拒ミ、妨ゲ若ハ忌避シタル者ハ五百圓以下ノ罰金ニ處ス
第六條 飼料又ハ飼料ニ用ヒ得ル物ニ關スル業ヲ爲ス者ハ其ノ代理人、戶主、家族、雇人其ノ他ノ從業者ガ其ノ業務ニ關シ本法若ハ本法ニ基キテ發スル命令又ハ之ニ基キテ爲ス處分ニ違反シタルトキハ自己ノ指揮ニ出デザルノ故ヲ以テ其ノ處罰ヲ免ルルコトヲ得ズ
第七條 本法又ハ本法ニ基キテ發スル命令ニ依リ適用スベキ罰則ハ其ノ者ガ法人ナルトキハ理事、取締役其ノ他ノ法人ノ業務ヲ執行スル役員ニ、未成年者又ハ禁治產者ナルトキハ其ノ法定代理人ニ之ヲ適用ス但シ營業ニ關シ成年者ト同一ノ能力ヲ有スル未成年者ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ