揮発油税法施行規則
法令番号: 勅令第五十六號
公布年月日: 昭和12年3月31日
法令の形式: 勅令
朕揮發油稅法施行規則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十二年三月三十一日
內閣總理大臣 林銑十郞
大藏大臣 結城豊太郞
勅令第五十六號
揮發油稅法施行規則
第一條 揮發油ヲ製造セントスル者ハ製造場ヲ定メ一年間ノ製造見込數量、住所及氏名又ハ名稱ヲ記載シタル申吿書ニ當該製造場ノ敷地及建設物ノ圖面竝ニ揮發油製造方法書ヲ添付シ之ヲ製造場所轄稅務署ニ提出スベシ
揮發油稅法第一條但書ノ揮發油ヲ製造セントスル者ハ其ノ旨ヲ前項ノ申吿書ニ併セ記載スベシ
第二條 揮發油ノ製造者製造ニ著手セントスルトキ、一月以上製造ヲ休止セントスルトキ又ハ製造休止後更ニ製造ニ著手セントスルトキハ其ノ時期ヲ定メ所轄稅務署ニ申吿スベシ
第三條 揮發油ノ販賣業ヲ營マントスル者ハ販賣場ヲ定メ其ノ住所及氏名又ハ名稱ヲ記載シタル申吿書ヲ販賣場所轄稅務署ニ提出スベシ
第四條 前三條ノ規定ニ依リ申吿シタル事項又ハ第一條ノ規定ニ依リ提出シタル圖面若ハ揮發油製造方法書ニ記載シタル事項ニ異動ヲ生ジタルトキハ其ノ都度所轄稅務署ニ申吿スベシ
第五條 揮發油ノ製造業又ハ販賣業ヲ相續シタル者ハ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ
揮發油ノ製造業又ハ販賣業ヲ讓受ケタル者ハ讓渡人ト連署シテ所轄稅務署ニ申吿スベシ
合併後存續スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ガ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ揮發油ノ製造業又ハ販賣業ヲ承繼シタルトキハ合併後存續スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ハ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ
第六條 揮發油ノ製造者又ハ販賣業者其ノ製造又ハ販賣業ヲ廢止セントスルトキハ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ
第七條 揮發油ノ製造者又ハ販賣業者製造場又ハ販賣場ヲ移轉セントスルトキハ移轉ノ事實ヲ具シ第一條又ハ第三條及前條ノ規定ニ準ズル申吿ヲ爲スベシ
第八條 製造場又ハ保稅地域ヨリ揮發油ヲ引取ラントスル者ハ其ノ數量ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ但シ揮發油稅法第一條但書ノ揮發油ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第九條 揮發油稅法第七條第一項ノ規定ニ依リ製造場又ハ保稅地域ヨリ揮發油ヲ引取ラントスル者ハ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
揮發油稅法第七條第三項ノ期間ハ稅務署長之ヲ指定ス
第十條 揮發油稅法第七條第一項ノ規定ニ依リ製造場又ハ保稅地域ヨリ引取リタル揮發油ヲ引取先ニ移入シタルトキハ直ニ前條第一項ノ稅務署ニ其ノ旨ヲ申吿スベシ
第十一條 揮發油稅法第八條第一項ノ規定ニ依リ揮發油稅ノ免除ヲ受ケ製造場ヨリ揮發油ヲ引取ラントスル者ハ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
第十二條 前條ノ揮發油ニ付輸出ノ證明ヲ爲サントスルトキハ引取後六月內ニ左ノ書類ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ但シ已ムコトヲ得ザル事由ニ因リ第二號ノ書類ヲ提出スルコト能ハザルトキハ所轄稅務署ノ承認ヲ受ケタル場合ニ限リ第一號ノ書類ノミヲ以テ證明ヲ爲スコトヲ得
一 輸出免狀又ハ之ニ代ルベキ書類
二 外國輸入港稅關ノ輸入免狀又ハ外國ニ陸揚シタルコトヲ證スベキ書類
第十三條 揮發油稅法第七條第三項但書又ハ同法第八條第二項但書ノ規定ニ依リ承認ヲ受ケントスル者ハ事由ヲ具シ第九條第一項又ハ第十一條ノ稅務署ニ申請スベシ
前項ノ場合ニ於テ亡失シタル場所ガ前項ノ稅務署ノ管轄外ナルトキハ最寄稅務署ニ亡失ノ事實ヲ申吿シテ證明書ノ下付ヲ受ケ前項ノ申請ノ際之ヲ提出スベシ
第十四條 揮發油稅法第九條第一項但書ノ規定ニ依リ承認ヲ受ケントスル者ハ事由ヲ具シ第十一條ノ稅務署ニ申請スベシ
第十五條 擔保物ノ種類ハ左ニ揭グルモノニ限ル
一 金錢
二 國債
三 工場財團
四 鑛業財團
第十六條 擔保物ノ價格ハ特別ノ規定アルモノヲ除クノ外稅務署長ノ定ムル所ニ依ル
第十七條 擔保トシテ金錢又ハ無記名國債證券ヲ提供スルトキハ之ヲ供託シ其ノ供託受領證ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
擔保トシテ登錄國債ヲ提供スルトキハ擔保ノ登錄ヲ受ケ其ノ登錄濟通知書ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ乙種國債登錄簿ニ登錄シタルモノニ在リテハ尙記名國債證券ヲ供託シ其ノ供託受領證ヲ提出スベシ
擔保トシテ工場財團又ハ鑛業財團ヲ提供シタル者アルトキハ稅務署長ハ抵當權ノ登記ヲ囑託スベシ
第十八條 稅務署長ニ於テ擔保物ノ價格減少シタリト認ムルトキハ增擔保ヲ提供セシムルコトヲ得
擔保トシテ提供シタル國債ノ償還ヲ受クルニ至リタルトキハ稅務署長ハ擔保提供者ヲシテ之ニ代ルベキ擔保ヲ提供セシムベシ
前二項ノ規定ニ依リ擔保ノ提供ヲ命ゼラレタル者之ヲ提供セザルトキハ稅務署長ハ直ニ揮發油稅ヲ徵收スベシ
第十九條 揮發油稅法第十一條ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者製造場ニ揮發油ヲ戾入セントスルトキハ其ノ數量、品質、戾入ノ事由、製造場ヨリ引取リタル日竝ニ引取人ノ住所及氏名又ハ名稱ヲ記載シタル申請書ヲ所轄稅務署ニ提出シテ其ノ承認ヲ受クベシ
前項ノ揮發油ヲ引取ル場合ニ於テハ戾入數量ヨリ戾入後ノ減量ヲ控除シタル數量ニ對スル揮發油稅ヲ徵收セズ但シ揮發油以外ノ物(揮發油稅法第十四條第二項ノ規定ニ依リ政府ノ指定スル物ヲ除ク)ヲ混和シタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第二十條 揮發油稅法第十四條第二項ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者ハ混和ノ都度豫メ混和ニ供スル揮發油及政府ノ指定スル物ノ數量及品質竝ニ混和ノ場所及日時ヲ所轄稅務署ニ申吿スベシ
第二十一條 揮發油ノ製造者ハ製造場每ニ少クトモ左ニ揭グル事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一 受入レタル原料ノ種類、數量及受入ノ日竝ニ其ノ引渡人ノ住所及氏名又ハ名稱
二 使用シタル原料ノ種類、數量及使用ノ日
三 製造シタル揮發油ノ數量、攝氏十五度ニ於ケル比重及製造ノ日
四 引取ラレタル揮發油ノ數量、攝氏十五度ニ於ケル比重、價格及引取ノ日竝ニ其ノ引取人ノ住所及氏名又ハ名稱
揮發油稅法第一條但書ノ揮發油ト其ノ他ノ揮發油トヲ同一製造場ニ於テ製造スル場合ニ於テハ前項ノ事項ハ之ヲ區別シテ記載スベシ
第二十二條 揮發油ノ販賣業者ハ販賣場每ニ少クトモ左ニ揭グル事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一 受入レタル揮發油ノ數量、價格及受入ノ日竝ニ其ノ引渡人ノ住所及氏名又ハ名稱
二 販賣シタル揮發油ノ數量、價格及販賣ノ日竝ニ其ノ買受人ノ住所及氏名又ハ名稱
小賣ノ場合ニ於テハ前項第二號ノ買受人ノ住所及氏名又ハ名稱ノ記載ヲ要セズ
第二十三條 前二條ノ規定ハ揮發油以外ノ礦油ノ製造者又ハ販賣業者ニ付之ヲ準用ス
第二十四條 本令中稅務署ニ屬スル事務ハ保稅地域ヨリ引取ラルル揮發油ニ關シテハ稅關之ヲ行フ
附 則
本令ハ昭和十二年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
揮發油稅法附則第二項ノ規定ニ依リ政府ニ申吿セントスル者ハ第一條又ハ第三條ノ規定ニ準ジテ作成シタル申吿書ニ同法施行前ヨリ引續キ揮發油ヲ製造シ又ハ其ノ販賣業ヲ營ムコトノ事實ヲ併セ記載シ尙製造者ニ在リテハ第一條ノ規定ニ準ジテ作成シタル圖面及製造方法書ヲ添付シ之ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
朕揮発油税法施行規則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十二年三月三十一日
内閣総理大臣 林銑十郎
大蔵大臣 結城豊太郎
勅令第五十六号
揮発油税法施行規則
第一条 揮発油ヲ製造セントスル者ハ製造場ヲ定メ一年間ノ製造見込数量、住所及氏名又ハ名称ヲ記載シタル申告書ニ当該製造場ノ敷地及建設物ノ図面並ニ揮発油製造方法書ヲ添付シ之ヲ製造場所轄税務署ニ提出スベシ
揮発油税法第一条但書ノ揮発油ヲ製造セントスル者ハ其ノ旨ヲ前項ノ申告書ニ併セ記載スベシ
第二条 揮発油ノ製造者製造ニ著手セントスルトキ、一月以上製造ヲ休止セントスルトキ又ハ製造休止後更ニ製造ニ著手セントスルトキハ其ノ時期ヲ定メ所轄税務署ニ申告スベシ
第三条 揮発油ノ販売業ヲ営マントスル者ハ販売場ヲ定メ其ノ住所及氏名又ハ名称ヲ記載シタル申告書ヲ販売場所轄税務署ニ提出スベシ
第四条 前三条ノ規定ニ依リ申告シタル事項又ハ第一条ノ規定ニ依リ提出シタル図面若ハ揮発油製造方法書ニ記載シタル事項ニ異動ヲ生ジタルトキハ其ノ都度所轄税務署ニ申告スベシ
第五条 揮発油ノ製造業又ハ販売業ヲ相続シタル者ハ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申告スベシ
揮発油ノ製造業又ハ販売業ヲ譲受ケタル者ハ譲渡人ト連署シテ所轄税務署ニ申告スベシ
合併後存続スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ガ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ揮発油ノ製造業又ハ販売業ヲ承継シタルトキハ合併後存続スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ハ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申告スベシ
第六条 揮発油ノ製造者又ハ販売業者其ノ製造又ハ販売業ヲ廃止セントスルトキハ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申告スベシ
第七条 揮発油ノ製造者又ハ販売業者製造場又ハ販売場ヲ移転セントスルトキハ移転ノ事実ヲ具シ第一条又ハ第三条及前条ノ規定ニ準ズル申告ヲ為スベシ
第八条 製造場又ハ保税地域ヨリ揮発油ヲ引取ラントスル者ハ其ノ数量ヲ所轄税務署ニ申告スベシ但シ揮発油税法第一条但書ノ揮発油ニ付テハ此ノ限ニ在ラズ
第九条 揮発油税法第七条第一項ノ規定ニ依リ製造場又ハ保税地域ヨリ揮発油ヲ引取ラントスル者ハ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
揮発油税法第七条第三項ノ期間ハ税務署長之ヲ指定ス
第十条 揮発油税法第七条第一項ノ規定ニ依リ製造場又ハ保税地域ヨリ引取リタル揮発油ヲ引取先ニ移入シタルトキハ直ニ前条第一項ノ税務署ニ其ノ旨ヲ申告スベシ
第十一条 揮発油税法第八条第一項ノ規定ニ依リ揮発油税ノ免除ヲ受ケ製造場ヨリ揮発油ヲ引取ラントスル者ハ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
第十二条 前条ノ揮発油ニ付輸出ノ証明ヲ為サントスルトキハ引取後六月内ニ左ノ書類ヲ所轄税務署ニ提出スベシ但シ已ムコトヲ得ザル事由ニ因リ第二号ノ書類ヲ提出スルコト能ハザルトキハ所轄税務署ノ承認ヲ受ケタル場合ニ限リ第一号ノ書類ノミヲ以テ証明ヲ為スコトヲ得
一 輸出免状又ハ之ニ代ルベキ書類
二 外国輸入港税関ノ輸入免状又ハ外国ニ陸揚シタルコトヲ証スベキ書類
第十三条 揮発油税法第七条第三項但書又ハ同法第八条第二項但書ノ規定ニ依リ承認ヲ受ケントスル者ハ事由ヲ具シ第九条第一項又ハ第十一条ノ税務署ニ申請スベシ
前項ノ場合ニ於テ亡失シタル場所ガ前項ノ税務署ノ管轄外ナルトキハ最寄税務署ニ亡失ノ事実ヲ申告シテ証明書ノ下付ヲ受ケ前項ノ申請ノ際之ヲ提出スベシ
第十四条 揮発油税法第九条第一項但書ノ規定ニ依リ承認ヲ受ケントスル者ハ事由ヲ具シ第十一条ノ税務署ニ申請スベシ
第十五条 担保物ノ種類ハ左ニ掲グルモノニ限ル
一 金銭
二 国債
三 工場財団
四 鉱業財団
第十六条 担保物ノ価格ハ特別ノ規定アルモノヲ除クノ外税務署長ノ定ムル所ニ依ル
第十七条 担保トシテ金銭又ハ無記名国債証券ヲ提供スルトキハ之ヲ供託シ其ノ供託受領証ヲ所轄税務署ニ提出スベシ
担保トシテ登録国債ヲ提供スルトキハ担保ノ登録ヲ受ケ其ノ登録済通知書ヲ所轄税務署ニ提出スベシ乙種国債登録簿ニ登録シタルモノニ在リテハ尚記名国債証券ヲ供託シ其ノ供託受領証ヲ提出スベシ
担保トシテ工場財団又ハ鉱業財団ヲ提供シタル者アルトキハ税務署長ハ抵当権ノ登記ヲ嘱託スベシ
第十八条 税務署長ニ於テ担保物ノ価格減少シタリト認ムルトキハ増担保ヲ提供セシムルコトヲ得
担保トシテ提供シタル国債ノ償還ヲ受クルニ至リタルトキハ税務署長ハ担保提供者ヲシテ之ニ代ルベキ担保ヲ提供セシムベシ
前二項ノ規定ニ依リ担保ノ提供ヲ命ゼラレタル者之ヲ提供セザルトキハ税務署長ハ直ニ揮発油税ヲ徴収スベシ
第十九条 揮発油税法第十一条ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者製造場ニ揮発油ヲ戻入セントスルトキハ其ノ数量、品質、戻入ノ事由、製造場ヨリ引取リタル日並ニ引取人ノ住所及氏名又ハ名称ヲ記載シタル申請書ヲ所轄税務署ニ提出シテ其ノ承認ヲ受クベシ
前項ノ揮発油ヲ引取ル場合ニ於テハ戻入数量ヨリ戻入後ノ減量ヲ控除シタル数量ニ対スル揮発油税ヲ徴収セズ但シ揮発油以外ノ物(揮発油税法第十四条第二項ノ規定ニ依リ政府ノ指定スル物ヲ除ク)ヲ混和シタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第二十条 揮発油税法第十四条第二項ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者ハ混和ノ都度予メ混和ニ供スル揮発油及政府ノ指定スル物ノ数量及品質並ニ混和ノ場所及日時ヲ所轄税務署ニ申告スベシ
第二十一条 揮発油ノ製造者ハ製造場毎ニ少クトモ左ニ掲グル事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一 受入レタル原料ノ種類、数量及受入ノ日並ニ其ノ引渡人ノ住所及氏名又ハ名称
二 使用シタル原料ノ種類、数量及使用ノ日
三 製造シタル揮発油ノ数量、摂氏十五度ニ於ケル比重及製造ノ日
四 引取ラレタル揮発油ノ数量、摂氏十五度ニ於ケル比重、価格及引取ノ日並ニ其ノ引取人ノ住所及氏名又ハ名称
揮発油税法第一条但書ノ揮発油ト其ノ他ノ揮発油トヲ同一製造場ニ於テ製造スル場合ニ於テハ前項ノ事項ハ之ヲ区別シテ記載スベシ
第二十二条 揮発油ノ販売業者ハ販売場毎ニ少クトモ左ニ掲グル事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一 受入レタル揮発油ノ数量、価格及受入ノ日並ニ其ノ引渡人ノ住所及氏名又ハ名称
二 販売シタル揮発油ノ数量、価格及販売ノ日並ニ其ノ買受人ノ住所及氏名又ハ名称
小売ノ場合ニ於テハ前項第二号ノ買受人ノ住所及氏名又ハ名称ノ記載ヲ要セズ
第二十三条 前二条ノ規定ハ揮発油以外ノ礦油ノ製造者又ハ販売業者ニ付之ヲ準用ス
第二十四条 本令中税務署ニ属スル事務ハ保税地域ヨリ引取ラルル揮発油ニ関シテハ税関之ヲ行フ
附 則
本令ハ昭和十二年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
揮発油税法附則第二項ノ規定ニ依リ政府ニ申告セントスル者ハ第一条又ハ第三条ノ規定ニ準ジテ作成シタル申告書ニ同法施行前ヨリ引続キ揮発油ヲ製造シ又ハ其ノ販売業ヲ営ムコトノ事実ヲ併セ記載シ尚製造者ニ在リテハ第一条ノ規定ニ準ジテ作成シタル図面及製造方法書ヲ添付シ之ヲ所轄税務署ニ提出スベシ