(朝鮮総督府交通局交通医交通薬剤師及交通看護長ニ関スル件)
法令番号: 勅令第二百二十三號
公布年月日: 大正15年6月25日
法令の形式: 勅令
朕朝鮮總督府鐵道局鐵道醫及鐵道藥劑師ニ關スル件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
攝政名
大正十五年六月二十四日
內閣總理大臣 若槻禮次郞
勅令第二百二十三號
第一條 朝鮮總督府鐵道局ニ鐵道醫及鐵道藥劑師ヲ置ク
第二條 鐵道醫及鐵道藥劑師ハ奏任官又ハ判任官ノ待遇トス
鐵道醫ハ上司ノ指揮ヲ承ケ療養ニ從事ス
鐵道藥劑師ハ上司ノ指揮ヲ承ケ調劑ニ從事ス
第三條 奏任官ノ待遇ヲ受クル鐵道醫及鐵道藥劑師ノ進退ハ奏任官ノ例ニ依リ之ヲ行ヒ判任官ノ待遇ヲ受クル鐵道醫及鐵道藥劑師ノ進退ハ朝鮮總督之ヲ專行ス
第四條 鐵道醫及鐵道藥劑師ノ定員ハ朝鮮總督之ヲ定ム
第五條 鐵道醫及鐵道藥劑師ノ官等等級ハ其ノ俸給額ニ應シ第一表ニ依リ文武高等官官等又ハ文武判任官等級ニ配當ス但シ同官等內又ハ同等級內ニ於テハ文武官吏ノ次席トス
第六條 鐵道醫及鐵道藥劑師ノ俸給ハ第二表ニ依ル但シ月俸七十五圓未滿ノ者ニ限リ各所定ノ最低額ヲ下ラサル範圍內ニ於テ適宜ノ金額ヲ定メ之ヲ給スルコトヲ得
第七條 奏任官ノ待遇ヲ受クル鐵道醫及鐵道藥劑師ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ特ニ功勞アル者ニハ年額七百圓以內ヲ加給スルコトヲ得
判任官ノ待遇ヲ受クル鐵道醫及鐵道藥劑師ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ事務鍊熟優等ナル者ニハ月額四十圓以內ヲ加給スルコトヲ得
第八條 奏任官ノ待遇ヲ受クル鐵道醫及鐵道藥劑師ニシテ鐵道醫ニ在リテハ七級俸以上、鐵道藥劑師ニ在リテハ四級俸以上ノ俸給ヲ受クル者竝判任官ノ待遇ヲ受クル鐵道醫及鐵道藥劑師ニシテ五級俸以上ノ俸給ヲ受クル者ハ一年ヲ經過スルニ非サレハ昇級スルコトヲ得ス
第九條 朝鮮臺灣滿洲樺太及南洋群島在勤文官加俸令ハ鐵道醫及鐵道藥劑師ニ之ヲ準用ス
第十條 俸給ノ支給ニ關シテハ高等官及判任官ノ俸給支給ノ例ニ依ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
(第一表)
【表】
(第二表)
【表】
朕朝鮮総督府鉄道局鉄道医及鉄道薬剤師ニ関スル件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
摂政名
大正十五年六月二十四日
内閣総理大臣 若槻礼次郎
勅令第二百二十三号
第一条 朝鮮総督府鉄道局ニ鉄道医及鉄道薬剤師ヲ置ク
第二条 鉄道医及鉄道薬剤師ハ奏任官又ハ判任官ノ待遇トス
鉄道医ハ上司ノ指揮ヲ承ケ療養ニ従事ス
鉄道薬剤師ハ上司ノ指揮ヲ承ケ調剤ニ従事ス
第三条 奏任官ノ待遇ヲ受クル鉄道医及鉄道薬剤師ノ進退ハ奏任官ノ例ニ依リ之ヲ行ヒ判任官ノ待遇ヲ受クル鉄道医及鉄道薬剤師ノ進退ハ朝鮮総督之ヲ専行ス
第四条 鉄道医及鉄道薬剤師ノ定員ハ朝鮮総督之ヲ定ム
第五条 鉄道医及鉄道薬剤師ノ官等等級ハ其ノ俸給額ニ応シ第一表ニ依リ文武高等官官等又ハ文武判任官等級ニ配当ス但シ同官等内又ハ同等級内ニ於テハ文武官吏ノ次席トス
第六条 鉄道医及鉄道薬剤師ノ俸給ハ第二表ニ依ル但シ月俸七十五円未満ノ者ニ限リ各所定ノ最低額ヲ下ラサル範囲内ニ於テ適宜ノ金額ヲ定メ之ヲ給スルコトヲ得
第七条 奏任官ノ待遇ヲ受クル鉄道医及鉄道薬剤師ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ特ニ功労アル者ニハ年額七百円以内ヲ加給スルコトヲ得
判任官ノ待遇ヲ受クル鉄道医及鉄道薬剤師ニシテ一級俸ヲ受ケ五年ヲ超エ事務錬熟優等ナル者ニハ月額四十円以内ヲ加給スルコトヲ得
第八条 奏任官ノ待遇ヲ受クル鉄道医及鉄道薬剤師ニシテ鉄道医ニ在リテハ七級俸以上、鉄道薬剤師ニ在リテハ四級俸以上ノ俸給ヲ受クル者並判任官ノ待遇ヲ受クル鉄道医及鉄道薬剤師ニシテ五級俸以上ノ俸給ヲ受クル者ハ一年ヲ経過スルニ非サレハ昇級スルコトヲ得ス
第九条 朝鮮台湾満洲樺太及南洋群島在勤文官加俸令ハ鉄道医及鉄道薬剤師ニ之ヲ準用ス
第十条 俸給ノ支給ニ関シテハ高等官及判任官ノ俸給支給ノ例ニ依ル
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
(第一表)
【表】
(第二表)
【表】