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本データベースについて
台湾官設鉄道用品資金会計規則
法令番号: 勅令第百四十號
公布年月日: 明治35年4月17日
法令の形式: 勅令
沿革
リンク
改正:
大正11年3月27日 勅令第46号
改正:
昭和6年1月7日 勅令第4号
廃止:
昭和19年6月17日 勅令第409号
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕臺灣官設鐵道用品資金會計規則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十五年四月十六日
內務大臣 男爵 內海忠勝
大藏大臣 男爵 曾禰荒助
勅令第百四十號
臺灣官設鐵道用品資金會計規則
第一條
臺灣官設鐵道用品資金ハ貯藏物品賣拂代金竝附屬雜收入ヲ以テ歲入トシ物品購入代製作費改製費修理費竝附屬諸費ヲ以テ歲出トス
第二條
臺灣官設鐵道用品資金ハ實際ノ歲入額及資金ニ屬スル現金ノ持越高ヲ以テ仕拂ノ元受高トシ歲出ヲ支出スルハ此ノ仕拂ノ元受高ヲ超過スルコトヲ得ス
第三條
貯藏物品ノ購入原價ニシテ自然ノ腐朽又ハ毀損變質減量等ニ因リ其ノ價格減少シタルトキハ每年度ノ終ニ於テ之ヲ改定スヘシ
第四條
貯藏物品ノ損減步合ハ自然ノ腐朽又ハ不用ニ歸シタルニ因リ生シタル旣往ノ損減高及亡失毀損變質減量等ヲ參酌シテ之ヲ定ムルモノトス
第五條
每年度內ニ於テ收入ヲ爲スヘキ權利ヲ得テ當該年度內ニ收入濟トナラサルモノハ收入未濟トシテ順次翌年度ヘ繰越シ現ニ收入ヲ爲シタル年度ノ歲入ニ組入ルヘシ
第六條
各年度ノ歲出ニ屬スル仕拂命令ヲ發スルハ每年度三月三十一日ヲ限トス
第七條
每年度內ニ仕拂ヲ爲スヘキ義務ヲ生シ當該年度內ニ仕拂命令ヲ發セサルモノハ支出未濟トシテ順次翌年度ヘ繰越シ當該年度經過後滿五箇年內ハ支出ノ請求アル每ニ仕拂命令ヲ發スヘシ但シ支出未濟ノ繰越額ハ支出濟額ト合シテ豫算定額ヲ超過スルヲ得ス
第八條
受拂勘定ノ受入ニ屬スルモノ左ノ如シ
第一
歲入ノ收入濟額
第二
收入未濟額
第三
資金ニ屬スル現金ノ持越高
第四
總貯藏物品ノ價格
第五
代價支出濟未收物品ノ價格
第九條
受拂勘定ノ拂出シニ屬スルモノ左ノ如シ
第一
歲出ノ支出濟額
第二
支出未濟額
第三
資金額
第四
前受金
第五
代價收入濟物品ノ價格
第六
代價收入未濟旣出物品ノ價格
第七
損失ニ歸シタル物品ノ價格
第八
損失金
第十條
帳簿ニ關スル規則ハ作業及鐵道會計規則第八章ノ例ニ依ル
第十一條
本令ニ揭クル諸書類帳簿ノ樣式ハ大藏大臣之ヲ定ム
第十二條
本令ニ規定セサルモノハ總テ臺灣總督府特別會計規則ノ例ニ依ル
附 則
本令ハ明治三十五年度ヨリ之ヲ施行ス
朕台湾官設鉄道用品資金会計規則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十五年四月十六日
内務大臣 男爵 内海忠勝
大蔵大臣 男爵 曽祢荒助
勅令第百四十号
台湾官設鉄道用品資金会計規則
第一条
台湾官設鉄道用品資金ハ貯蔵物品売払代金並附属雑収入ヲ以テ歳入トシ物品購入代製作費改製費修理費並附属諸費ヲ以テ歳出トス
第二条
台湾官設鉄道用品資金ハ実際ノ歳入額及資金ニ属スル現金ノ持越高ヲ以テ仕払ノ元受高トシ歳出ヲ支出スルハ此ノ仕払ノ元受高ヲ超過スルコトヲ得ス
第三条
貯蔵物品ノ購入原価ニシテ自然ノ腐朽又ハ毀損変質減量等ニ因リ其ノ価格減少シタルトキハ毎年度ノ終ニ於テ之ヲ改定スヘシ
第四条
貯蔵物品ノ損減歩合ハ自然ノ腐朽又ハ不用ニ帰シタルニ因リ生シタル既往ノ損減高及亡失毀損変質減量等ヲ参酌シテ之ヲ定ムルモノトス
第五条
毎年度内ニ於テ収入ヲ為スヘキ権利ヲ得テ当該年度内ニ収入済トナラサルモノハ収入未済トシテ順次翌年度ヘ繰越シ現ニ収入ヲ為シタル年度ノ歳入ニ組入ルヘシ
第六条
各年度ノ歳出ニ属スル仕払命令ヲ発スルハ毎年度三月三十一日ヲ限トス
第七条
毎年度内ニ仕払ヲ為スヘキ義務ヲ生シ当該年度内ニ仕払命令ヲ発セサルモノハ支出未済トシテ順次翌年度ヘ繰越シ当該年度経過後満五箇年内ハ支出ノ請求アル毎ニ仕払命令ヲ発スヘシ但シ支出未済ノ繰越額ハ支出済額ト合シテ予算定額ヲ超過スルヲ得ス
第八条
受払勘定ノ受入ニ属スルモノ左ノ如シ
第一
歳入ノ収入済額
第二
収入未済額
第三
資金ニ属スル現金ノ持越高
第四
総貯蔵物品ノ価格
第五
代価支出済未収物品ノ価格
第九条
受払勘定ノ払出シニ属スルモノ左ノ如シ
第一
歳出ノ支出済額
第二
支出未済額
第三
資金額
第四
前受金
第五
代価収入済物品ノ価格
第六
代価収入未済既出物品ノ価格
第七
損失ニ帰シタル物品ノ価格
第八
損失金
第十条
帳簿ニ関スル規則ハ作業及鉄道会計規則第八章ノ例ニ依ル
第十一条
本令ニ掲クル諸書類帳簿ノ様式ハ大蔵大臣之ヲ定ム
第十二条
本令ニ規定セサルモノハ総テ台湾総督府特別会計規則ノ例ニ依ル
附 則
本令ハ明治三十五年度ヨリ之ヲ施行ス
本文
詳細・沿革