第一條 醫藥用、工業用酒精戾稅法ニ依リ金額下付ノ請求ヲ爲サムトスル者酒精使用ノ承認ヲ受ケムトスルトキハ使用スヘキ數量、使用ノ目的、場所及日時ヲ定メ所轄稅務署ニ申請スヘシ
第二條 前條ノ申請アリタルトキハ當該官吏ハ酒精ノ使用前其ノ數量及含有純酒精ノ容量ヲ檢定シ使用ノ承認ヲ與フヘシ但シ申請ノ場所及時日ニ於テ其ノ目的ニ從ヒ使用セスト認ムルトキハ其ノ承認ヲ取消スコトヲ得
第三條 酒精ヲ醫藥用又ハ工業用ニ使用スルニ際シ作業中酒精ノ分離シタルモノアルトキハ稅務署ニ申出テ其ノ數量及含有純酒精ノ容量ノ檢定ヲ受クヘシ
前項ノ場合ニ於テハ分離シタル酒精ノ數量ヲ控除シタルモノヲ以テ使用數量トス
第四條 醫藥用、工業用酒精戾稅法ニ依リ金額ノ下付ヲ請求スル申請書ハ所轄稅務署ニ提出スヘシ
第五條 醫藥用、工業用酒精戾稅法ニ依リ金額下付ノ請求ヲ爲サムトスル者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スヘシ
一 酒精ノ數量、他ヨリ引取リタルモノニ在リテハ引取ノ日及其ノ引取先
四 作業中酒精ノ分離シタルモノアルトキハ其ノ數量及含有純酒精ノ容量
第六條 當該官吏ハ酒精ヲ醫藥用又ハ工業用ニ使用スル者ノ營業ニ關シ職務上知得シタル事項ヲ他ニ漏洩スルコトヲ得ス