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本データベースについて
台湾陸軍補給廠条例
法令番号: 勅令第二百四十六號
公布年月日: 明治31年10月6日
法令の形式: 勅令
沿革
被改正法
リンク
改正:
明治32年4月14日 勅令第146号
改正:
明治35年1月31日 勅令第22号
廃止:
明治36年11月30日 勅令第200号
全改:
台湾陸軍補給廠条例
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕臺灣陸軍補給廠條例改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十一年十月五日
陸軍大臣 子爵 桂太郞
勅令第二百四十六號
臺灣陸軍補給廠條例
第一條
臺灣陸軍補給廠ハ陸軍大臣ノ監督ニ屬シ在臺灣陸軍ニ要スル軍需品(兵器、彈藥、馬匹、衞生材料ヲ除ク)ノ供給及內地臺灣間竝臺灣海陸ノ運輸及輕便鐵道ノ事ヲ掌ル所トス
第二條
臺灣陸軍補給廠ハ本廠及支廠ヨリ成ル
補給廠ノ本廠ハ之ヲ臺北ニ置キ支廠ヲ宇品、基隆、臺中及臺南ニ置ク
第三條
廠長ハ必要ノ地ニ出張所及停車場ヲ置クコトヲ得
第四條
患者輸送竝收容ノ爲メ基隆支廠ノ下ニ病院船ヲ宇品支廠ノ下ニ患者集合所ヲ置ク
第五條
支廠及出張所竝停車場ハ所在ノ地名ヲ附シ臺灣陸軍補給廠某地支廠若クハ某地出張所又ハ某地停車場ト稱ス
第六條
補給廠ニ左ノ職員ヲ置ク
本廠
廠長 大佐
廠員 少佐、大中尉、三等監督、監督補、軍吏
支廠
支廠長 中少佐
廠員 大中尉、軍醫、軍吏
前項ノ外下士竝判任文官ヲ置ク
第七條
廠長ハ陸軍大臣ニ隸シ廠務ヲ總理シ管掌ノ事務ニ於テハ其責ニ任ス
第八條
廠長ハ臺灣總督ト連絡ヲ保チ相互ノ計畫ニ就キ齟齬ナカラシムルヲ要ス但事變ニ際シ必要ノ場合ニ在リテハ同總督ノ命ヲ受クルモノトス
第九條
支廠長ハ廠長ノ命ヲ受ケ各其廠務ヲ掌理ス
第十條
廠員ハ各其長ノ命ヲ受ケ分擔ノ事務ニ服ス
第十一條
補給廠業務ノ區域ハ補給廠長臺灣總督ニ禀議シ之ヲ定ム
附 則
第十二條
當分ノ內在韓國諸部隊ニ於ケル人馬軍需品ノ海上輸送ハ臺灣陸軍補給廠ニ於テ之ヲ掌ル
第十三條
本條例ハ本年十一月一日ヨリ施行ス
朕台湾陸軍補給廠条例改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治三十一年十月五日
陸軍大臣 子爵 桂太郎
勅令第二百四十六号
台湾陸軍補給廠条例
第一条
台湾陸軍補給廠ハ陸軍大臣ノ監督ニ属シ在台湾陸軍ニ要スル軍需品(兵器、弾薬、馬匹、衛生材料ヲ除ク)ノ供給及内地台湾間並台湾海陸ノ運輸及軽便鉄道ノ事ヲ掌ル所トス
第二条
台湾陸軍補給廠ハ本廠及支廠ヨリ成ル
補給廠ノ本廠ハ之ヲ台北ニ置キ支廠ヲ宇品、基隆、台中及台南ニ置ク
第三条
廠長ハ必要ノ地ニ出張所及停車場ヲ置クコトヲ得
第四条
患者輸送並収容ノ為メ基隆支廠ノ下ニ病院船ヲ宇品支廠ノ下ニ患者集合所ヲ置ク
第五条
支廠及出張所並停車場ハ所在ノ地名ヲ附シ台湾陸軍補給廠某地支廠若クハ某地出張所又ハ某地停車場ト称ス
第六条
補給廠ニ左ノ職員ヲ置ク
本廠
廠長 大佐
廠員 少佐、大中尉、三等監督、監督補、軍吏
支廠
支廠長 中少佐
廠員 大中尉、軍医、軍吏
前項ノ外下士並判任文官ヲ置ク
第七条
廠長ハ陸軍大臣ニ隷シ廠務ヲ総理シ管掌ノ事務ニ於テハ其責ニ任ス
第八条
廠長ハ台湾総督ト連絡ヲ保チ相互ノ計画ニ就キ齟齬ナカラシムルヲ要ス但事変ニ際シ必要ノ場合ニ在リテハ同総督ノ命ヲ受クルモノトス
第九条
支廠長ハ廠長ノ命ヲ受ケ各其廠務ヲ掌理ス
第十条
廠員ハ各其長ノ命ヲ受ケ分担ノ事務ニ服ス
第十一条
補給廠業務ノ区域ハ補給廠長台湾総督ニ禀議シ之ヲ定ム
附 則
第十二条
当分ノ内在韓国諸部隊ニ於ケル人馬軍需品ノ海上輸送ハ台湾陸軍補給廠ニ於テ之ヲ掌ル
第十三条
本条例ハ本年十一月一日ヨリ施行ス
本文
詳細・沿革