第一條 糧食ハ艦船營舍學校病院監獄ニ在ル軍人軍屬ニ給與ス
左ニ揭クル場合ニ於テハ前項ノ軍人軍屬ニ準シ糧食ヲ給與スルコトヲ得
一 公務ニ原因シ傷痍疾病ニ罹リタル職工人夫ヲ入院治療セシムルトキ
三 海軍官衙ニ於テ逮捕又ハ自首ニ由リ軍人軍屬ヲ拘禁若ハ護送スルトキ
五 演習ノ際職工人夫其ノ他ノ者ニ特ニ糧食給與ノ必要アリト海軍大臣ニ於テ認メタルトキ
第二條 每一週間一人ニ給與スル糧食ハ左ノ量額ヲ以テ最上限トス
前項ニ揭クル品種若ハ量額ヲ給與スルコト能ハサル場合ニ於テハ適宜品種若ハ量額ヲ定メ之ヲ給與スルコトヲ得
第三條 傷痍疾病ニ罹ル者ニハ其ノ症狀ニ應シ第二條ニ揭クル糧食ノ幾分ヲ滋養食品ニ換ヘ給與スルコトヲ得
第四條 非常ノ勞働ヲ爲シ若ハ衞生上必要トスルトキハ第二條ニ揭クル糧食品種ノ外ニ每一日一人ニ付火酒六勺以內ヲ給與スルコトヲ得
第五條 生徒下士卒及艦營傭人ニ糧食ヲ給與スルニ當リ其ノ食數十人以上ナルトキハ供食總數ノ十分ノ一ニ該當スル量額ヲ減シ減量食數ヲ現金ニ換ヘ給與シ適宜他ノ食品ヲ買辨セシムルコトヲ得
第六條 左ニ揭クル場合ニ於テハ食數ニ應シ現金ヲ給與シ糧食ヲ自辨セシムルコトヲ得
一 艦船營內ニ於テ准士官以上文官及候補生各別ニ炊爨スルトキ
三 生徒下士卒及艦營傭人ニ休暇ヲ與ヘ糧食ヲ自辨セシムルノ必要アルトキ
第七條 艦船便乘者若ハ願ニ依リ入院治療ヲ許可シタル者其ノ他糧食ヲ自辨スルコト能ハサル爲メ特ニ糧食給與ノ必要アリト海軍大臣ニ於テ認メタル者ハ食數ニ應シ食料ヲ辨償セシメ糧食ヲ給スルコトヲ得
第八條 第五條第六條ニ依リ換給シ及第七條ニ依リ辨償セシムヘキ金額ハ前三年度間給與セシ糧食平均價格ニ依リ海軍大臣之ヲ定ム