第一條　集治監假留監竝廳府縣看守ノ定員ハ拘禁男子五百人ニ付キ七十五人トシ拘禁男子五百人以上ハ五十人ヲ加フル每ニ看守五人ヲ加ヘ拘禁男子五百人未滿ハ五十人ヲ減スル每ニ看守五人ヲ減シ每年前前年度ヨリ起算シ旣往三年間ノ拘禁男子平均數ニ依リ之ヲ定ム但集治監ニ於テ拘禁男子ノ定員アルトキハ之ニ依リ看守ノ定員ヲ定ム

第二條　監獄支署アル廳府縣ニ於テハ前條定員ノ外各支署ニ三人以下ノ看守ヲ增置スルコトヲ得

第三條　監獄ノ構造役業ノ種類其ノ他特別ノ事情ニ依リ必要アル場合ニ於テハ第一條定員ノ外更ニ五十人以下ノ看守ヲ增置スルコトヲ得

第四條　拘禁男子ノ現在數第一條ノ平均數ニ比シ百人以上ノ減少ヲ生シタルトキハ百人ニ付キ看守五人ノ割合ヲ以テ其ノ年度內ニ於テ臨時看守ヲ減員スルコトヲ得

第五條　敎習中ノ看守ハ定員以外トス

第六條　本令ハ明治三十年四月一日ヨリ施行ス

第七條　明治二十三年勅令第二百二十八號中第一號乃至第三號竝明治二十七年勅令第四號ハ本令施行ノ日ヨリ廢止ス