第一條 此ノ稅法ニ於テ混成酒ト稱スルハ左ニ揭クルモノヲ謂フ
一 酒精ト他ノ物品トヲ混和シテ一種ノ飮料酒類トナシタルモノ
二 二種以上ノ飮料酒類ヲ混和シテ一種ノ飮料酒類トナシタルモノ
三 一種又ハ二種以上ノ飮料酒類ト他ノ物品ヲ混和シテ一種ノ飮料酒類トナシタルモノ
第二條 混成酒ヲ製造スル者ニハ其ノ造石數一石ニ付金六圓ノ割合ヲ以テ造石稅ヲ課ス
混成酒元用トシテ酒造稅法ニ揭クル酒類ヲ製造スル者ニハ該稅法ノ造石稅ヲ課ス
第三條 第一條第四號ノ混成酒ヲ製造スルモ別種ノ飮料トナラス單ニ酒造稅法ノ酒類ノ造石數ヲ增加スルニ止ルモノハ其ノ增加石數ノミニ課稅ス
第四條 造石稅ノ納期ヲ左ノ二期トス但シ廢業シタル者ハ卽納トス
第五條 混成酒ヲ製造スル者ハ收稅官吏ノ認許ヲ受クルニ非サレハ其ノ製造シタル酒類ヲ販賣シ又ハ製造場外ニ移出スルコトヲ得ス
第六條 第五條ヲ犯シタル者ハ五圓以上百圓以下ノ罰金ニ處ス
第七條 酒造稅法第二條、第七條、第八條、第十一條、第十二條、第十八條、第十九條、第二十二條第一項、第二十四條、第二十五條、第二十八條、第二十九條、第三十條、第三十一條、第三十二條、第三十六條ハ混成酒ノ製造ニ適用ス