新学習指導要領のもと、確かな学力の向上と心の教育の充実を図り、地域や保護者から信頼される学校づくりを推進するため、教員免許制度の改善が必要とされている。そこで、学校段階間の連携促進や小学校での専科指導充実のための免許制度の弾力化、社会人の学校教育への活用促進、教員免許状の失効・取り上げに関する措置の強化を行う。具体的には、中学・高校教諭による小学校教科担任の容認、隣接校種の免許取得時の必要単位数軽減、社会人への特別免許状授与要件の緩和と有効期限撤廃、懲戒免職処分を受けた教員の免許状失効などの規定整備を行うものである。
参照した発言:
第154回国会 衆議院 本会議 第24号
第一欄 |
第二欄 |
第三欄 |
第四欄 |
所要資格 受けようとする免許状の種類 |
有することを必要とする学校の免許状 |
第二欄に定める各免許状を取得した後、当該学校における教諭又は講師(これらに相当する中等教育学校の前期課程又は後期課程並びに盲学校、聾学校及び養護学校の各部の教諭又は講師を含む。)として良好な勤務成績で勤務した旨の実務証明責任者の証明を有することを必要とする最低在職年数 |
第二欄に定める免許状を取得した後、大学において修得することを要する単位数 |
小学校教諭二種免許状 |
幼稚園教諭普通免許状 |
三 |
一三 |
中学校教諭普通免許状 |
三 |
一二 |
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中学校教諭二種免許状 |
小学校教諭普通免許状 |
三 |
一四 |
高等学校教諭普通免許状 |
三 |
九 |
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高等学校教諭一種免許状 |
中学校教諭普通免許状(二種免許状を除く。) |
三 |
一二 |
幼稚園教諭二種免許状 |
小学校教諭普通免許状 |
三 |
六 |
備考 中学校教諭免許状を有する者が高等学校教諭一種免許状の授与を受けようとする場合又は高等学校教諭免許状を有する者が中学校教諭二種免許状の授与を受けようとする場合の免許状に係る教科については、文部科学省令で定める。 |