稲、麦、大豆は国民の基本的食糧かつ地域農業の基幹作物であり、その安定生産が求められている。このため、生産の基礎的資材である種子については、主要農作物種子法に基づき優良種子の生産・普及を図り、国は都道府県による種子審査等の円滑な運営を目的とした定率の国庫補助を行ってきた。同法に基づく施策は各都道府県で定着し、今後は地域の実情に応じた自主的な種子対策が期待されることから、地方分権推進の観点も踏まえ、補助金を一般財源化し国の補助を廃止するため、本改正案を提出するものである。
参照した発言:
第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号