結核は年間約5万人の新規患者が発生する我が国最大の感染症の一つであるが、近年、罹患率の低下傾向の鈍化や地域格差の拡大等の新たな問題が生じている。また、公衆衛生水準の向上や医療保険制度の充実等、結核医療を取り巻く環境も大きく変化している。このような状況を踏まえ、国及び地方公共団体の義務に係る規定の整備等を行うとともに、結核に係る公費負担医療について、従来の公費優先の仕組みを保険優先の仕組みに改めるため、本法律案を提出するものである。
参照した発言:
第132回国会 衆議院 厚生委員会 第8号