学校教育の成否は教員の資質能力に大きく依存しており、社会の進展や教育内容の変化に応じた教育を展開するため、教員の教育力向上が不可欠である。教員には使命感、教育的愛情、専門的知識、実践的指導力が求められ、これらは教職生活を通じて形成される。特に初任者時期は教職への自覚を高め、自立した教育活動の基礎を作る重要な時期である。そこで、臨時教育審議会及び教育職員養成審議会の答申を受け、初任者研修を制度化することを提案する。これにより、採用から1年間の実践的な研修を実施し、指導教員による具体的な指導・助言を行うことで、教員の資質向上を図る。
参照した発言:
第112回国会 衆議院 本会議 第17号