アヘン特別会計は、政府によるアヘンの収納、輸入、売り渡し事業の円滑な運営と経理の明確化のため、昭和30年に設置された。しかし現在、38特別会計中で最小規模となり、一般会計に対する割合も設置当初と比べ大幅に低下している。このため、独立会計として存続させ区分経理を行う必要性が失われたと判断された。行財政改革の趣旨も踏まえ、昭和59年度末をもって廃止し、同特別会計の権利義務を一般会計に帰属させるとともに、所要の経過措置を定めることとするものである。
参照した発言:
第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号