アフリカ開発基金及び米州開発銀行は、それぞれアフリカ及びラテンアメリカの開発途上国の開発促進を目的とする地域開発金融機関である。日本は政府開発援助三年間倍増方針に沿った経済協力の拡充に努めており、両機関の円滑な事業活動継続のための増資に対応するため、アフリカ開発基金に約1億4800万ドル、米州開発銀行に約1億4200万ドルの追加出資を行う必要がある。このため、政府が予算で定める金額の範囲内で両機関に追加出資できるよう法改正を行うものである。これにより、国際開発金融機関への日本の積極的な協力姿勢を示すことができる。
参照した発言:
第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号