農林漁業は食糧の安定供給や地域社会の維持、国土保全という重要な役割を担っており、その体質強化のため政府は農林漁業金融公庫等を通じて長期低利融資を行ってきた。現在、日本経済は転換期を迎え、景気対策として公定歩合引き下げ等が実施され、戦後最低水準の金利となっている。これに伴い、財政投融資資金の金利も引き下げられたため、農林漁業金融公庫の貸付金利率のうち、法律で固定されている政策性の強い資金についても、他の制度金融との均衡を考慮し、弾力的な引き下げを可能とする必要がある。
参照した発言:
第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号