日雇労働者健康保険制度について、健康保険との均衡を図るため、給付内容を健康保険の水準に引き上げる必要が生じている。そのため、家族療養費の給付割合を5割から7割へ引き上げ、高額療養費の支給を実施し、療養給付期間を3年6ヶ月から5年に延長する。また、傷病手当金の支給期間を30日から6ヶ月に延長するなど現金給付も改善する。保険料は給付改善に対応し、賃金日額に応じた4段階から8段階に改定する。ただし、保険料負担の急激な増加を避けるため、1976年度までに段階的に実施し、低賃金者への軽減措置も講じる。施行は1975年1月1日とする。
参照した発言:
第74回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号
賃金日額の等級 |
賃金日額 |
|
第一級 |
一、五〇〇円未満 |
|
第二級 |
一、五〇〇円以上 |
二、五〇〇円未満 |
第三級 |
二、五〇〇円以上 |
三、五〇〇円未満 |
第四級 |
三、五〇〇円以上 |
五、〇〇〇円未満 |
第五級 |
五、〇〇〇円以上 |
六、五〇〇円未満 |
第六級 |
六、五〇〇円以上 |
八、〇〇〇円未満 |
第七級 |
八、〇〇〇円以上 |
九、五〇〇円未満 |
第八級 |
九、五〇〇円以上 |
賃金日額の等級 |
給付基礎日額 |
第一級 |
一、三三四円 |
第二級 |
二、〇〇〇円 |
第三級 |
三、〇〇〇円 |
第四級 |
四、四〇〇円 |
第五級 |
五、七五〇円 |
第六級 |
七、二五〇円 |
第七級 |
八、七五〇円 |
第八級 |
一〇、二五〇円 |
賃金日額の等級 |
保険料の額 |
第一級 |
六〇円 |
第二級 |
一二〇円 |
第三級 |
二〇〇円 |
第四級 |
二八〇円 |
第五級 |
三七〇円 |
第六級 |
四七〇円 |
第七級 |
五六〇円 |
第八級 |
六六〇円 |
第一級 |
一、五〇〇円未満 |
特例第一級 |
四八〇円未満 |
|
第一級 |
四八〇円以上 |
一、五〇〇円未満 |
第一級 |
一、三三四円 |
特例第一級 |
四〇〇円 |
第一級 |
一、三三四円 |
第一級 |
六〇円 |
特例第一級 |
二〇円 |
第一級 |
六〇円 |
第三級 |
二、五〇〇円以上 |
三、五〇〇円未満 |
第四級 |
三、五〇〇円以上 |
五、〇〇〇円未満 |
第五級 |
五、〇〇〇円以上 |
六、五〇〇円未満 |
第六級 |
六、五〇〇円以上 |
八、〇〇〇円未満 |
第七級 |
八、〇〇〇円以上 |
九、五〇〇円未満 |
第八級 |
九、五〇〇円以上 |
第三級 |
二、五〇〇円以上 |
第三級 |
三、〇〇〇円 |
第四級 |
四、四〇〇円 |
第五級 |
五、七五〇円 |
第六級 |
七、二五〇円 |
第七級 |
八、七五〇円 |
第八級 |
一〇、二五〇円 |
第三級 |
三、〇〇〇円 |
第三級 |
二〇〇円 |
第四級 |
二八〇円 |
第五級 |
三七〇円 |
第六級 |
四七〇円 |
第七級 |
五六〇円 |
第八級 |
六六〇円 |
第三級 |
二〇〇円 |
第五級 |
五、〇〇〇円以上 |
六、五〇〇円未満 |
第六級 |
六、五〇〇円以上 |
八、〇〇〇円未満 |
第七級 |
八、〇〇〇円以上 |
九、五〇〇円未満 |
第八級 |
九、五〇〇円以上 |
第五級 |
五、〇〇〇円以上 |
第五級 |
五、七五〇円 |
第六級 |
七、二五〇円 |
第七級 |
八、七五〇円 |
第八級 |
一〇、二五〇円 |
第五級 |
五、七五〇円 |
第五級 |
三七〇円 |
第六級 |
四七〇円 |
第七級 |
五六〇円 |
第八級 |
六六〇円 |
第五級 |
三七〇円 |