北海道地下資源開発株式会社は、昭和33年に北海道の地下資源開発を促進する国策会社として設立された。設立当時は北海道での探鉱活動や民間の試錐事業が不十分であったため、国策としてこれらの事業を行う必要があった。しかし、その後、全国的な探鉱促進策の実施により民間の探鉱活動が活発化する一方で、同社の事業は所期の効果を上げることができなかった。また、特殊法人の整理再編成の方針により、同会社を民間企業に改組することが決定された。これらの事情を勘案し、同社を現行のまま存続することは困難と判断されたため、北海道地下資源開発株式会社法を廃止することとした。
参照した発言:
第58回国会 衆議院 商工委員会 第19号