経済発展に伴う自動車台数の急増により、交通事故が著しく増加している。特に、自己防衛能力の乏しい児童幼児の通学路における事故や、南海電鉄踏切事故のような多数の死傷者を出す踏切事故が深刻な問題となっている。これらの事故防止は国民の切実な要望であり、国と地方公共団体が一体となって総合的な計画のもと、通学路の交通安全施設の整備及び踏切道の構造改良を緊急に実施する必要がある。このような観点から、本法案を提出するものである。
参照した発言:
第55回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第12号
総則(第一条―第三条) |
通学路に係る交通安全施設等の整備に関する緊急措置(第四条―第八条) |
踏切道の構造改良及び踏切道に係る保安設備の整備に関する緊急措置(第九条―第二十条) |
通学路に係る交通安全施設等整備事業及び踏切道整備事業の実施に関する費用(第二十一条―第二十六条) |
通学路及び踏切道に係る交通規制等(第二十七条・第二十八条) |
中央通学路及び踏切道交通安全対策協議会等(第二十九条―第三十一条) |
中央通学路及び踏切道交通安全対策協議会 |
通学路に係る交通安全施設等の整備及び踏切道の構造改良等に関する緊急措置法(昭和四十二年法律第百七号)の規定によりその権限に属せしめられた事項を行なうこと。 |