昨年来の金融情勢は資金需給の緩和や貸出金利の低下など正常化が進む一方で、新たな問題も発生している。政府は金融制度の改善について検討を続けてきたが、より広く各方面の権威者の意見を取り入れるため、大蔵省の附属機関として金融制度調査会を設置することとした。調査会は大蔵大臣の諮問に応じて金融制度改善に関する重要事項を調査審議し、必要事項を建議する。委員は金融・産業に関する深い知識と経験を有する者及び学識経験者20人以内で構成され、必要に応じて臨時委員の任命や関係行政機関職員の意見聴取も可能とする。
参照した発言:
第24回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
金融制度調査会 |
大蔵大臣の諮問に応じ、金融制度の改善に関する重要事項を調査審議し、及びこれに関し必要と認める事項を大蔵大臣に建議すること。 |