たばこ専売法等の一部を改正する法律
法令番号: 法律第94号
公布年月日: 昭和30年7月29日
法令の形式: 法律

提案理由 (AIによる要約)

たばこ専売法及び製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部改正案の主な内容は以下の2点である。第一に、日本専売公社が売り渡す製造たばこの小売定価に道府県及び市町村たばこ消費税が含まれることを明確化する。第二に、たばこ小売人の災害補償について、酒税・物品税等との均衡を図るため、火災を災害に加えるなど補償範囲を拡大する。また、製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律について、日本専売公社製造たばこ価格表中の葉巻たばこアストリアの型式を改めることとする。

参照した発言:
第22回国会 参議院 大蔵委員会 第8号

審議経過

第22回国会

参議院
(昭和30年5月20日)
(昭和30年5月24日)
衆議院
(昭和30年5月26日)
参議院
(昭和30年6月9日)
衆議院
(昭和30年6月16日)
(昭和30年6月25日)
(昭和30年6月25日)
参議院
(昭和30年6月29日)
(昭和30年6月30日)
(昭和30年7月30日)
衆議院
(昭和30年7月25日)
たばこ専売法等の一部を改正する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和三十年七月二十九日
内閣総理大臣 鳩山一郎
法律第九十四号
たばこ専売法等の一部を改正する法律
(たばこ専売法の一部改正)
第一条 たばこ専売法(昭和二十四年法律第百十一号)の一部を次のように改正する。
第三十四条第一項に次の後段を加える。
この小売定価中には、当該小売定価の百分の八に相当する地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第七十四条の道府県たばこ消費税の額及び当該小売定価の百分の九に相当する同法第四百六十四条の市町村たばこ消費税の額を含むものとする。
第四十一条の二第一項を次のように改める。
震災、風水害、火災その他これらに類する災害により、小売人がその所有する製造たばこを滅失したときは、公社は、その小売人に対し、その滅失した製造たばこの品種に応じ、あらかじめ公社が大蔵大臣の認可を受けて定める数量(滅失した製造たばこについて当該小売人が保険金、損害賠償金等により損失を償われたときは、その償われた金額に応じあらかじめ公社が大蔵大臣の認可を受けて定める基準に従い計算した数量を控除した数量)の製造たばこを交付することができる。
第七十九条第三項第四号を次のように改める。
四 司法警察職員として職務を行う営林局及び営林署の職員
第七十九条第三項中第六号を第七号とし、第五号を第六号とし、第四号の次に次の一号を加える。
五 郵政監察官
(製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部改正)
第二条 製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律(昭和二十三年法律第八十四号)の一部を次のように改正する。
第一項の日本専売公社製造たばこ価格表中
アストリア
長さ一一八ミリメートル
太さ一七ミリメートル
アストリア
長さ一二五ミリメートル
太さ一五ミリメートル
に改める。
附 則
1 この法律は、公布の日から施行する。
2 改正後のたばこ専売法第三十四条第一項後段の規定は、公社が昭和三十一年三月一日以後に小売人又は国内消費用として直接消費者に売り渡す製造たばこ小売定価について適用する。
3 改正後のたばこ専売法第四十一条の二の規定は、この法律の施行後に災害により製造たばこが滅失した場合について適用し、この法律の施行前に災害により製造たばこが滅失した場合の製造たばこの交付については、なお従前の例による。
大蔵大臣 一万田尚登
内閣総理大臣 鳩山一郎