覚せい剤取締法制定後も、常用者は70万人以上に達し、青少年を中心に全国的な濫用が深刻化している。特に現在流通している覚せい剤の多くが密造品であることから、密造取締りの強化が急務となっている。そこで、覚せい剤の範囲拡張、罰則の強化、研究目的での使用許可制度の整備、保管営業所の設置、廃棄規定の厳格化など、取締法施行後の運用上の支障を改善し、最近の状況に即応するため、本法改正案を提出するものである。
参照した発言: 第19回国会 参議院 厚生委員会 第46号