国民金融公庫は、1949年6月に資本金13億円で発足して以来、国民大衆の旺盛な資金需要に応じて数次の増資と資金運用部資金の導入を行い、1952年度末には資本金130億円、資金運用部借入金60億円の規模となった。1953年度も資金需要が多額になると予想されるため、一般会計から45億円を出資することとし、公庫法の資本金規定を改正する。また、業務の円滑化のため、事務所設置の制限規定を削除し、役職員の退職手当を国家公務員の例によらないこととするとともに、国家公務員共済組合法の適用を除外し、所要の規定を設けることとする。
参照した発言:
第16回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号