主要食糧の国内自給度向上のため、稲及び麦類の優良種子確保を目的として制定された主要農作物種子法について、国会での審議過程での要望を踏まえ改正を行うものである。改正の主な内容は、対象農作物に大豆を追加すること、圃場審査に加え生産物審査を実施すること、都道府県による原々種及び原種の生産施設整備を明文化すること、新品種の適応地域決定のため都道府県による品種適応試験を実施すること、並びに都道府県への国の経費負担を規定することである。これらの措置により、本法の目的達成を一層確実なものとすることを意図している。
参照した発言:
第15回国会 参議院 農林委員会 第26号