国民金融公庫は、国民大衆の資金需要に応えるため設立以来5回の増資を行い、約121億円の普通貸付を実施してきた。1952年度も資金需要が高水準で推移すると予想されることから、円滑な資金供給のため、次年度予算で30億円の出資金を計上した。これに伴い、公庫の資本金を70億円から100億円に増額するため本法案を提出するものである。なお、次年度は増資額30億円に加え、資金運用部からの借入金20億円と既存貸付金の回収金により、約116億円の新規貸付資金が確保される見込みである。
参照した発言:
第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号