昭和25年度において、家畜共済の対象である牛馬に関して、乳牛の結核病、牛の流行性感冒、馬の伝染性貧血が異常発生し、支払財源に2億1340万2900円の不足が生じた。この不足は通常予想できない異常事故により発生したもので、保険料率の改訂で対応すべきものではない。農業災害補償制度の趣旨に鑑み、支払財源の不足を一般会計からの繰入金で補填することが適当と判断したため、本法案を提出した。
参照した発言: 第12回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号