不動産登記制度における権利保護と取引安全のため、登記簿の様式及び調製方法の改善が必要となっている。現行の登記簿は用紙の加除ができず、一つの不動産の登記が複数冊に及ぶなど手続が複雑で、閲覧や事務処理に不便がある。また、未使用の用紙が約3割を占めている。これらの問題を解決するため、登記簿をバインダー式とし用紙の加除を可能にすると共に、登記手続を簡略化する。併せて工場抵当法及び立木に関する法律の登記手続規定も改正する。
参照した発言: 第10回国会 参議院 法務委員会 第2号