帝国石油株式会社法は、政府出資による特殊会社として石油資源開発を目的に昭和16年に制定された。戦後、同社は特別経理会社の指定を受け整理計画を提出、昭和25年2月に持株会社整理委員会から終結指令を受けるに至った。政府は財政収入確保のため同社への出資義務解除と株式処分を可能とする法改正を行ったが、過度経済力集中排除法に基づく措置が完了したことから、同社を特殊会社から商法による一般会社へ移行させる必要が生じた。そのため、商法に適合しない事項を変更できるようにし、帝国石油株式会社法を廃止する法律案を提案するものである。
参照した発言:
第7回国会 衆議院 通商産業委員会 第8号