食糧管理法改正の主な理由は2点ある。第一に、芋類の政府取扱方式の改正である。食糧事情が改善され、芋類は米麦と同様の厳格な統制が不要となったため、政府買入方式を変更する。新方式では、政府が買入予定量を事前に指示し、生産者の自主的な売渡申込に応じて買い入れる。第二に、食糧配給公団関係の改正である。食糧事情の好転を受け、統制機構の簡素化と効率化を図るため、公団の存続期間を1年延長し、その間に機能を民間事業に移譲しつつ段階的に整理解体を進める。また、新たな販売業者に対する規制や公団の基本金増額などの措置を講じる。
参照した発言:
第7回国会 参議院 農林委員会 第13号