復興金融金庫の機構改革について、融資決定の責任を明確化するため、従来の復興金融委員会による個別融資決定から理事長の一元的責任制に移行する。復興金融委員会は監督大綱や融資方針の策定に専念し、監事会は廃止して委員の補佐機関とする。地方機構については日本銀行中心の融資懇談会を復金理事長の諮問機関に改組し、復金の地方機構整備を検討する。産業行政等との調整のため理事長の諮問機関設置を検討し、復金本来の使命に徹するため融資対象範囲を再検討する。監査機構を強化し、一億円以上の融資先八十二社について大蔵省中心の監査班による監査を実施する。これらの改革により復金の自主性確立と責任の明確化を図る。
参照した発言:
第4回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号